第二十四のん♪~夏休みは夏休みでもただの夏休みではありません!今年の夏休みは、受験間近、強化合宿・・・と言うのは名目です。本当はちょっとだけ休息、癒しと安らぎのひと時♡(後編)

桜「はいは~い!のんくら♪第二十四のん♪がスタートしましたよ~!きょうは皆、絶対に見逃し厳禁だかんね!!」


ひより「桜ちゃん随分とご機嫌だね♪やっぱりきょうは詩音ちゃんが書いたシナリオだからかな?」


桜「ったりめ~だろ!?きょうは遂に!念願の!?姉御が書いたストーリー♪」


照子「とは言っても知ったの前回で偶然作者が体調が悪くて書けないからって投げ捨てた所をひよちゃんと詩音ちゃんがサポートしたって言う・・・」


作者「あ、あのぅ~・・・照子・・・さん?投げ捨てたって言うのは少々語弊が・・・?」


照子「あらあらこれはこれはお疲れの所「わざわざ」こんな場所までご足労をお掛けしました♪」


作者「その・・・とても笑顔なんですが、目が笑っていませんよ?ゲホッゲホッ!すみません、体調が不完全でして・・・」


照子「あらあらそれは大変ね!後は任せて下さい。今後のシナリオは私たちが書かせて頂きますから貴方はゆっくりと私たちを「見ているだけ」で構いませんよ?」


作者「ひよりちゃ~ん・・・うぅっ、ママが怒ってるよ?どうして?」


照子「ちょっと勝手にひよちゃんに近付かないで下さい!それでママって貴方に言われる筋合いはないですが?」


作者「怖いよ・・・目が怖いよ!!」


ひより「よしよし・・・あのね?照ちゃんは女の子の日だからだよ!」


照子「ちょっとひよちゃん!?余計な事言っちゃダメよ!作者は変態なんだから!」


作者「大丈夫です。その様な事で興奮なんてしませ・・・ごふっ!!!」


照子「ちょっと気を失っていてもらいましょうか!?」


ひより「結構今回は辛そうだね・・・照ちゃん?でもあまり人には・・・ね?」


照子「そうね・・・少しやり過ぎたかしら・・・作者には何の問題も無いのだけれど・・・」


桜「まぁ、作者マゾだから丁度良かったんじゃないのか?」


詩音「作者殿、心中お察し申し上げます」


ひより「と言う事で、夏休みもスタートして間もない所で前回のお話は終わっちゃいましたがきょうは遂に夏休み後半のお話です!合宿と言う名のお泊まり会の残りのお話だよ♪」


桜「そして今回はいよいよ姉御が書いたお話をお届け♪あたしも楽しみなんだよね♪」


詩音「それ程逸脱した展開は書いていないのだが・・・あまり期待を持たれる様な内容でも無いかと自身では思っているのだけれど・・・」


桜「それが一番良いんだって!姉御だからまともな内容だって思うし♪」


ひより「私もまともだったよね?」


桜「お前は論外だっつ~の!!」


ひより「あんなに感動的なシーンがあったのに?照ちゃんと私との愛の物語が♪」


照子「ひよちゃん・・・恥ずかしいわ?」


桜「まぁ、2人のシーンが悪いって事は無かったけどさ?何だよあのバトルみたいな展開は!?丹羽坂さんって何者なんだよ!?」


ひより「あっ!忘れてた!前回のお話はね?一応事実に基づいて書いているんだ♪」


桜「おい、ちょっと待とうか?今、すっごく重要な事を喋ったよな?」


ひより「え?何か私言ったかな?」


桜「事実に基づいてって言ったよな?って事は何だ?前回起こった展開のほとんどが事実って事だよな?」


ひより「シチュエーションは私が考えたけど丹羽坂さんが誰かだとか、凄い人だったとか小雪先生が丹羽坂さんに掛け合った所とか私が海外へ行くか行かないかの話で照ちゃんが悲しんでいたのは本当の事だよ?」


桜「ダメだ・・・のんくら♪もう既にのんびりボンクラと言うテーマからかけ離れてしまっているぞ!?」


詩音「大丈夫だ!私がその辺りは今回の話で修正している!いつもののんくら♪をお楽しみ下さい」


桜「さ、流石姉御だ!本当にのんくら♪には必要不可欠な存在!」


ひより「それで・・・作者は大丈夫かな?そろそろ起きるかな?」




♪ツンツン




作者「ん・・・ふぁぁぁぁぁぁぁ♪よく寝た!」




ガツンッ!!!!!




作者「ごふっ!!・・・」




♪バタンッ




桜「いや・・・いくらなんでも起きた途端また眠らせるのはどうかと・・・」


照子「何だか今のは許せなかったから・・・つい・・・」


桜「ママって意外とサディストなんだな?・・・流石のあたしでも今のは引いたよ・・・」


ひより「照ちゃん随分と苦しそうだね・・・本当に大丈夫?」


照子「えぇ!ひよちゃんの笑顔を見ていたら直ぐに落ち着くわ♪」


ひより「でへへへへ♪そう言ってもらえると私も嬉しいな♪」


桜(え・・・えぇっと・・・あたしらも高校生活ももう少しだし、夏休みのお話も後半だから・・・そろそろ始めようかな・・・あまり冒頭いつもみたいに長くするとママが更に荒れてしまいそうだし・・・流石に作者も可愛そうだろう)


桜「それじゃ・・・夏休み後半の話を始めようかな?・・・・」






夏休みがスタートした直後、あたしたちは姉御の別荘で今年もお泊まり会を開く事になった。

早速初日からてんやわんやの楽しい展開になっていたけど、果たしてこの後もとんでもない展開が続いてしまうのだろうか?お泊まり会もそうだけど、あたしたちは受験生でもあり、後輩ちゃんたちも宿題を出来る限り早く終わらせようと言う事で勉強タイムも作らなきゃいけないな。




桜「って事で2日目ですが、先に勉強してから残りを遊びに費やす方向で考えてみました・・・」


ひより「ぐへぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~・・・女の子の日になっちゃったから勉強は後回しにしない?」


桜「そっか、ならそれでも良いけどさ?お前は勿論遊べないよな?そんなにしんどそうにしていたら思い切り泳いだり遊んだり出来ないだろうし・・・(ニヤッ♪)」


ひより「って思ったんだけど勘違いだったみたい!ほら元気だよ!私元気だから!ホッホッ!スクワットも出来るよ♪」


桜「じゃぁ勉強タイムな?」


ひより「ぐへぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~・・・やっぱり私女の子の日みたいだよぅ~・・・」


桜「じゃぁ皆で遊ぶからお前は1人で待機な?」


ひより「やっぱり私元気・・・ぐへっ!」


桜「いい加減にしろ!殴るぞ?」


ひより「もう殴ってるよぅ~・・・」


凛子「ふふふ♪何だか大阪にいる時に観たテレビCMみたいなやり取りね?」


詩音「まぁ、桜の言っている通りだと思う。先にそう言う事を済ませておけば後でこうして勉強しなければと慌てなくても済むからな!ひよりもやれば出来る子なんだしスイッチが入るまでの辛抱だ!集中力がズバ抜けているし一度集中したら一気に進める事が可能だろう?」


桜「そうそう。ひよ子はやれば出来る子なんだし頑張ろうぜ?」


ひより「え!?そうかな?・・・えへへへへへへ~♪私頑張るよぅ~♪」




(本当にチョロイよな?少し褒められただけでここまでやる気出せるなら楽なもんだ。これで学年主席とか信じられないけどな?)




こうしてあたしたちは勉強を先に進める事にした。

丁度先生が2人も付き添ってくれているから安心でもある。




小雪「あら、ここはここに書いてある数式を当てはめるのよ?・・・そう、流石ね!」


雪之丞「あぁ!ここは体の組織の問題だぞ?筋力をだな・・・そうだ!中々理解が早いじゃないか!」


桜「ちょっと待って!?雪之丞先生何教えてんの?」


雪之丞「あぁ、俺は体育だな!保健だ!」


桜「ちょっと待て?何故今保健が絡んでいるの?おかしいじゃん?」


雪之丞「人間の体について知る事は大切な事だ!今後生きて行く上で一番重要になって来る!保健を外して勉強は成り立たないぞ!」


桜「おい、ひよ子?何で保健の教科書なんて持って来てる?」


ひより「え?・・・えぇっと・・・保健って大事だよね?」


桜「何あたしの方がおかしい事言ってるみたいな顔してんだよ!?」


雪之丞「女性の体は男性とは骨の作りから違っている。将来男に抱いてもらう時にはだな・・・」


小雪「輝?ちょっと廊下に出なさい!」


雪之丞「はいっ!・・・待乃はちょっと待ってて・・・くれないか?」


ひより「うん♪」




小雪「あんたの持ち教科の事を考えて黙って見ていたのだけれど?何教えようとしてたのかしら?」


雪之丞「えぇっと・・・女性が生殖行為をする際の注意点を教えて欲しいと頼まれていたからその・・・」




バンッ!!!




雪之丞「ひぃっ!!!!!!!!ごめんなさい。嘘でした。本当はただ教えたかっただけで・・・」


小雪「あんたには夜の保健の授業が必要な様ね?帰ったらじっくりねっとりみっちりと教えてあげるから覚悟していなさい?生徒を間違えた道に進ませようとした罪は生半可な仕置きじゃ済ませられないから・・・いい?分かった?」


雪之丞「はっ!はいっ!」




小雪「と言う事で、相楽さんが言った通り保健の勉強は学校で受けて?今は受験に必須科目を集中的にやりましょう?貴女は十分に学力では問題無いのだけれど、万が一と言う事も考えられるの。だからね?」


ひより「うん!分かった!じゃぁ、皆と同じ教科からやるね♪」


凛子「一体、今出て行った後何が起きていたの!?大体検討は付くけれど・・・」


詩音「まぁ、2人にも色々とあるのでしょう。私たちはあまり関与しない様にしようよ」




こうしてこの後は皆集中しながら勉強、宿題を済ませて行く。




沙希「えっと・・・ここってどうなるのかな?」


真希「私も別の所で止まっちゃった」


唯香「私もここ難しくて・・・どうしよう・・・先輩たちの邪魔出来ないよね?」


ひより「どうかしたの?」


沙希「えぇっと・・・ここなんですが?」


ひより「あぁ、ここはね・・・この文章を頭に付けると分かりやすくなるよ♪」


沙希「あっ!本当だ!凄いです。ありがとう御座います!ひより先輩♪」


小雪「真希ちゃんはどうしたの?」


真希「へっ!?あっ、ここなんですが・・・習っていない所みたいで・・・」


小雪「あぁ、それで言っていたのね。ここは飛ばしちゃっても良いんだけれど、終業式終わって解散した後に2年の宿題にまだ出していない部分を挙げてしまったって連絡があったの。2学期に教える部分だから教科書の少し先を見れば書いてあるわ。えぇっと・・・ここね!これを例にしてみてくれるかしら?・・・っと、うんうんそうよ!流石ね。これで2学期少し楽になるわね」


真希「あっ!本当だ。ありがとう御座います。おかげで助かりました♪」


雪之丞「君はどうした?」


唯香「えっと、ここなんですが・・・って先生は担当じゃないですよね?」


雪之丞「あぁ、ここか・・・俺も昔迷ったんだけどな、これは両方やってみて消去法を使えば良い。先ずこっちでやってみてくれないか?」


唯香「は、はい・・・えぇっと、ここをこうして・・・ダメですね」


雪之丞「だったらこっちはどうだろう?」


唯香「こっちは・・・はい、一応出来ましたが・・・」


雪之丞「早いな!それだけだと答えが導き出せないだろ?ここからがこの問題の本質なんだ。これをこっちにある部分へ置き換えてやれば・・・」


唯香「あっ!本当だ!ここは全く分かりませんでした。ありがとう御座います!!先生凄いです!!」


雪之丞「あはははは。さては俺の事脳筋野郎だとか思っていたか?」


唯香「じ・・・実は・・・はい・・・ごめんなさい」


小雪「雪之丞先生はね、某有名大学出身なのよ?見た目はアレだけれど・・・体育会系だけれど・・・不細工な格好しているけれど・・・バカみたいな顔しているけれど・・・空気読めないけれど・・・残念な頭だけれど・・・」


桜「あの・・・小雪先生?雪之丞先生が泣いてますよ?」


小雪「あら!?本当に弱いわね・・・色々と弱いけれど・・・強い所って何処なのかしら?」


雪之丞「ちょっと海の周り走って来る・・・行って来ま~す・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


凛子「ちょっと雪之丞さん?待って下さい!」


桜「あちゃ~・・・泣きながら出て行っちゃったよ・・・ちょっと小雪先生酷いんじゃない?可愛そうだよ・・・」


小雪「あら?相楽さん、いつから彼の気持ちが理解出来る様になったのかしら?」


桜「だって・・・流石にあんな言い方したら・・・」


小雪「「泣いている」・・・か「鳴いている」の間違いかも知れないわね?」


桜「どう言う事?」




(何と言うキレのある弄り方・・・流石小雪だ!俺の最高の女王様だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!)




雪之丞「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!最高だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!きょうは最高の日だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」




詩音「ふむ・・・中々手強い出題だな!」


桜「え?姉御の手が止まった!?一体どんな問題なの?・・・ってこれはあたしも分からないな・・・えぇっとひよ子は?」


ひより「う~ん・・・私も今同じ所で止まってるよ。本当にどうしたら良いんだろう?」


照子「これは・・・小雪先生?これはどうすれば解けますか?」


小雪「あら?こんな問題過去問でも見た事が無いわね・・・こんな高度な問題が出題されるのかしら?貴女たちが受ける大学だったら・・・でも最近の傾向問題だものね・・・これは・・・」


丹羽坂「少し失礼致します・・・あぁ、これはで御座いますね、こちらを一度戻して頂きまして・・・ここから更に代入して頂き、戻さなければいけないですね。少々厄介な問題の様で御座います」


詩音「そうか!それが抜けてしまっていたから解けなかったのか!ありがとう丹羽坂さん、流石丹羽坂さんだ!」


ひより「丹羽坂さん、本当に何者なの?」


丹羽坂「私(わたくし)はただの丹羽坂で御座います。丹羽坂龍一郎で御座います。ははははははは♪」


ひより「いや、ただの丹羽坂さんだったらこんな所まで分からないよね?」


丹羽坂「それでは私からも・・・ひより様は一体何者で御座いますか?」


ひより「えっ!?私?・・・私は・・・ただの待乃ひよりだよぅ~♪」


丹羽坂「ははははははは♪」


ひより「はははははははへくしっ♪」


桜「いやいやいやいや、何お互いに理解し合えたフリしてんだよ!?」


詩音「少し冷え込んで来たかな?ひより、大丈夫かい?」


ひより「う・・・うん、ありがとうもう夕方だもんね。ここって涼しいよね♪」


沙希「私たちも大分進みました!おかげで助かっちゃいました♪ありがとう御座います」


ひより「それはそれは良かったよぅ~♪だから宿題は早めにやっちゃおうねってお姉さんが言った通りでしょ?」




♪ガツンッ!!




ひより「いたっ!!」


桜「お前が一番抵抗していただろうがっ!?こうしてコツコツ頑張れば後が楽なんだよ!学年主席さんよ!?」


ひより「皆もやるべき事は先に済ませようね?お姉ちゃんからのお願いだよ♡てへぺろ(・ω<)」




♪ゴツンッ!!




桜「古いっ!それにその言葉作った某、声優さんに謝れっ!」


ひより「痛いよ・・・さっきより強く殴ったし・・・ごめんなさい。勝手にてへぺろ使ってごめんね?日笠陽むごごごごご!!」


桜「もういいから、お前は黙ってろ!」


凛子「丹羽坂と言うより私はひよりちゃんが一体何者なのかが一番気になっちゃうな・・・」


ひより「えぇぇぇぇ!?私はただの待乃ひよりだよ?大丈夫だからそんな怖いモノを見る様な目で見ないで?お願いだよぅ~!!!」


凛子「ぷっ・・・あははははははは♪本当にひよりちゃんって不思議な子ね?何て言うのかしら・・・悪い所が見えないのよ!」


ひより「そうなの?私自分の事は全然分からないよ?皆そう思ってくれているのかな?だとすれば嬉しいなぁ~でへへへへへへ♪」


桜「涎出てんぞ?拭けよな?そこにティッシュあるから!」


ひより「うんうん!拭いたよ!でへへへへへへ♪」




♪ゴツンッ




ひより「いたっ(> <)!!!何で殴るの!?」


桜「しつこいぞ!?拭いた直後にまたでへへへへ♪とか言って涎出してんじゃねぇ!!汚いだろ!?」


凛子「本当に貴女たちって名コンビね?漫才出来るんじゃないのかしら?」


桜「いやっ!何でこんな奴と漫才なんて!?」


ひより「ひより&桜でどうかな?」


桜「どう考えても桜&ひよりだろ!?」


ひより「えぇぇぇぇ~!?ひより&桜だよぅ~!」


凛子「ほらほら、そう言う所が漫才なのよ!本当に楽しいわ♪」


ひより「褒められたよ♪わ~い♪」


桜「どちらかと言うとバカにされてんだよ?」




こうして2日目と3日目、4日目まで勉強や宿題を進め・・・




桜「宿題は全員終わったみたいだな・・・あたしらの勉強も随分と進んだみたいだし後は・・・」


ひより「遊ぼうぅぅぅぅぅぅ~♪♪♪」


詩音「よく頑張ったなひより、後は何も邪魔されず開放出来るな?」


ひより「ありがとう♪皆のおかげだよぅ!後は楽しい夏休み~♪」


照子「もう~、ひよちゃんは本当に遊ぶ事が大好きなのね♪」


沙希「少し考えていたのですが・・・実は丹羽坂さんや小雪先生、雪之丞先生よりも誰よりもひより先輩が一体何者だって思っている人がほとんどじゃないでしょうか?」


真希「それ、私も考えてた」


唯香「恐らく超人じゃないでしょうか?本当に人間じゃないのかも!?」


丹羽坂「いやはや、ひより様は本当に凄いお方だと私も思っております」


桜「いや、あたし第一話からずっと考えてたよ?」


詩音「ま、まぁ、残りは楽しい思い出作りだね!」


凛子「私も楽しんじゃおっと♪」




海だ!スイカ割りだ!温泉だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!




ひより「堪能堪能~♪」


桜「お前、遊びに関してだけはズバ抜けて元気だよな?あたしでも鍛えてるけど相当疲れたぞ?」


ひより「ダメだよ?高校生活最後の夏休みなんだからもっともっと遊ばないと♪」


詩音「流石に私たちも疲れがピークに達したから続きはまた明日にしよう!」


ひより「ダメだよ!?遊びはスポーツなんだから!ちゃんと最後まで遊ばないと!」


照子「ひよちゃん?気持ちは分かるけれどもう時間も遅いから・・・詩音ちゃんが言っている通りまだ明日も残っているのだから明日にしましょう?」


ひより「もうぅ~!!皆体力無さすぎるよ?もっと鍛えなくちゃ!ね?詩音ちゃん♪」


詩音「あ、あぁ、そうだな・・・だが鍛えると言っても各々の体力の位置から徐々に上げていくものだから個人差、キャパシティーがあるからね。それぞれに合った方法で訓練しなければならない!」


ひより「流石、詩音ちゃん♪じゃぁ、皆も鍛えて行こうね♪」


凛子「ひよりちゃんって芸術や創作とかに向いていそうね?」


ひより「えっ!?そうかな?えへへ♪嬉しいな♪」


凛子「感情が豊かだし、表現がとても上手だから・・・もしかして何か既に始めていたりする?」


ひより「流石、凛子さんだね!」


凛子「やっぱりね。」


詩音「ひよりは小説家としても活躍しているんだ!学年主席にもなったり、最近海外からオファーが来て色々と才能を発揮しようとしている最中だよ」


凛子「ふむふむ・・・何となく理解出来たわ♪」




温泉




男湯にて・・・




雪之丞「何と言うか・・・よく考えてみると男性が2名だと言う事を改めて痛感している訳ですが・・・」


丹羽坂「まぁ、たまには良いではないですか!いつもは夫婦仲良くと言った感じですかな?」


雪之丞「え・・・まぁ、そうですが・・・何と申しますか小雪は色々と積極的でして・・・ずっと私がリードを取って来たのですが・・・どうも性分では無い様で・・・」


丹羽坂「はははははは!いやはや、てっきり亭主関白だとばかり思っておりましたが、いや、実に良いですな・・・そちらの方がきっと良い関係を保てるでしょう」


雪之丞「そうでしょうか?・・・私もこのままで良いのか確立出来ていないもので色々と不安な事が多くてですね・・・」


丹羽坂「男はいざと言う時にリード出来ればそれで十分なんです。普段はパートナーに任せていれば・・・」


雪之丞「何だか説得力がある話ですね。少し自信が出て来ました。」


丹羽坂「まぁ、今はうっすらとしか見えていないかも知れませんが、何れ私が何を言わんとしていたのかきっとご理解頂ける日が来る事でしょう。私には大切な人生のパートナーがおりましたが、私は仕事詰めで彼女に対して優しく出来た日が1日たりとも御座いませんでした。今となっては私なんかと共に歩もうとしてくれた事に対して償い切れない気持ちでいっぱいで御座います。1日でも・・・たった1日だけでも彼女の事を大切に想える日があったのであれば、ほんの少しでも今の私のこの気持ちが和らいでくれていた事だろうと・・・」


雪之丞「丹羽坂さん・・・そうですね。俺、もっと小雪の事を大切にしたいと思います!ありがとう御座いました。本当に良いお話を頂けて俺も気分が吹っ切れた感じがします!」


丹羽坂「はははははは!やはり雪之丞様はその様に大きく見せておかれた方がより良く見えますな!夜の営みの方も頑張って下さいませ」


雪之丞「はいっ!俺、燃えて来ました!」


小雪「雪之丞先生~!?全部まる聞こえしているわよ~!!!!!!!!」


雪之丞「おっ!おいっ、全部聞いていたのか!?くっ!!殺せっ!!いっその事俺を殺しやがれぇぇぇ!!!」


丹羽坂「はははははは♪まだまだお若くて何よりですな!羨ましい限りですぞ!」


小雪「丹羽坂さん!!あまり雪之丞に調子づかせないで下さい!後で大変なんですから!!」


丹羽坂「はははははは♪これは少々余計な真似を・・・失礼しました。どうかこの後は仲良くなさって頂ければと存じ上げます」


小雪「もうっ!・・・帰ったら覚えてなさいね!すっごい事してヒィヒィよがらせてやるんだからっ!」


雪之丞「ひぃっ!すまんっ!それだけは勘弁願いたい!!」


小雪「一生私から離れられなくしてやるんだから!覚悟しなさいよね?」


ひより「あのぅ~・・・私たち生徒がいるんですけど・・・?」


小雪「あらっ、私ったら・・・ごめんなさい!夢中で話していたからつい・・・」


丹羽坂「さて、雪之丞様も茹蛸の様に上がってしまわれましたのでそろそろ私たちはお部屋の方へ戻らせて頂きますが、どうぞごゆるりとなさって下さいませ。ただ、あまり長湯されますと雪之丞様の様になってしまわれるかと存じ上げますので適度に・・・と言う事で・・・では後程」


小雪「私とした事が・・・恥ずかしい・・・」


ひより「小雪先生って雪之丞先生の事を本当に大切に想っているんだね♪」


小雪「えっ!?今の会話でどうしてそんな事を?」


照子「分かりますよ。先生は分からなかったかも知れませんが愛情が凄く出ていた会話だなって私たちは思いました」


桜「羨ましいよ!それだけお互いを大事に考えられる間柄だもんな・・・あたしも将来そんな相方が出来れば良いけどさ・・・」


詩音「丹羽坂さんがあの様に何度も笑える様な・・・いや、心の底から楽しんでいたと思う。滅多に聴ける笑い声じゃないんだ。あれは本当に楽しんで喋っていたんだ。だから先生たちの裏も無い会話に入る事が出来て嬉しかったんじゃないでしょうか」


凛子「そうね・・・私も丹羽坂さんがあんなにお腹の底から笑っている声なんて随分久しぶりに聴いた様な気がするわ」


小雪「そう・・・なの?・・・だとすればこれで良かったのかな?」


沙希「私も丹羽坂さんが楽しそうだなって感じました」


真希「先生たちも仲良くて素敵です♪」


唯香「はい!ところで帰ったらどうするんですか?離れられなくするって?」


小雪「そっ!それは・・・貴女たちにはまだ早い話よ!気にしないで!!」


桜「ニヒヒ~♪あたしたちをお子様だと思ってるでしょ?そんな事1つしかないっしょ!?」


小雪「止めて!お願いだから!悪かったわ。子供扱いした事については謝る。けれど、生徒にその様な事を教えるのは教師と言う立場上ダメだから!・・・ね?」


桜「あぁ~!?生徒に教えられない様な事するつもりだったんだぁ~♪」


詩音「コラ、桜、おいたもその位にしておくんだ!先生も困っているだろ?」


桜「だって小雪先生の照れている顔すっごく可愛いから、つい・・・ねぇねぇ、夜の営みって何?」


詩音「桜・・・そうか、残念だな。桜がそんな子だったとはね。帰ってから色々と2人で会おうかと考えていたのだけれど、無かった事にするよ!」


桜「えっ!?嘘!?帰ってからも会えるの!?ごめん・・・先生ごめんなさい。もう言わないから許して・・・姉御も許して・・・?」


詩音「良い子だね。じゃぁ、帰ってからのお楽しみにしておく事にするよ。」


凛子「ふふふ♪貴女のSが開花を始めちゃったのね?」


詩音「どうだろ?これは開花と言って良いものなのだろうか?それとも元より本当の私がこうだったのだろうか?」


小雪「榊さん、手懐けているのね?流石だわ!そうか!この手もあるのかも知れないわね!?」


詩音「?・・・何か良い事でも?」


小雪「ううん♪ありがとね」


凛子「あら?教師が生徒から何かを学んだみたいよ?これも一つの縁と言うものかしら?」




最終日・・・




詩音「名残惜しいけれど、今日で最終日だね。本当に1週間も経ってしまったのか疑わしいけれど、この1週間は人生で恐らく一番楽しい思い出になると思うんだ。だから最後の帰るまでの間も皆で一緒に楽しもうじゃないか!」




おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!




桜「えぇっと、最終日だから教えちゃっても良いかな・・・凛子さん、打ち合わせの準備は如何ですか?」


凛子「何だか改めてこの様な状況下でと言うのは緊張するけれど、いいわ!大丈夫よ。お願いするわね?」


桜「じゃぁ、今から驚くべき真実を発表します!」


雪之丞「えぇっと・・・俺の為に大画面のテレビとスピーカーから相楽と凛子さんの声が聴こえて来たのだが?一体何を始めようとしているんだ?」


桜「じゃぁ、雪之丞先生と皆はそのまま座って画面と声を聴いてて下さい!それでは映像と音声をスタート♪」




♪ガガガガガ・・・・・パチッ!!




「危険だ!回り込もうよ!」


「あ~し的にはモロに直撃させた方が良い感じで倒せるって思うワケ!」


「あぁ~!!分かったよ、じゃぁモロ直撃作戦結構!!!!!」


「ほらほらジャンジャン敵の戦車が壊滅して行くじゃん!あたしってナイスじゃん?流石じゃん?」


「わ~ったって!そんな自信満々に言いふらさなくたってアンタがリーダーなんだからこれくらい当然っしょ?」




雪之丞「おぉぉぉ!!!!!これは劇場版ギャルパン一番盛り上がる終盤間近のシーンじゃないか!!」


桜「そう!流石雪之丞先生!あたしが色々とお薦めのシーンも教えてあげたよね?特に・・・」


「おぃおぃ、何興奮してんだよ?あ~しの声聴いてそんなに盛り上がっちゃうってどんだけあ~しの事大好きなんだよ?雪之丞ちゃん?・・・ふ~っ♡」


雪之丞「何!?・・・俺の背後に!?何も気配を感じなかったのに!?・・・ってこの声!?」


「ち~っす♪お初だね?あ~しをいつも応援してくれてあんがとね♪」


雪之丞「う・・・嘘・・・だろ?・・・あ、貴女、凛子さんで榊の従姉妹だって聞いていたはず・・・」


「何?驚いちった?ウケるぅ~♪ねぇねぇ?あ~しの活躍どのシーンが印象深い?」


雪之丞「そ、それは・・・」




バタンッ!!!




凛子「あらら!?気絶しちゃった・・・大丈夫ですか?雪之丞さん?」


雪之丞「ギャルパンが・・・俺の耳元で・・・えひゃぁぁぁぁぁぁ~♡」


桜「ちょっと刺激が強過ぎちゃったみたいだな・・・ありがとう凛子さん、先生昇天する程喜んでいるよ!」




数十分後・・・




凛子「その・・・ごめんなさい。ちょっと調子に乗ってしまったみたいで・・・」


小雪「いいえ、ギャルパン大ファンだってずっと言っていたのですが、私もあまり詳しく知らなくて、ですが本人は本当に心の底から喜んでくれていたのは、はっきりと分かりましたから・・・本当にこの人の為にありがとう御座いました。」


雪之丞「不覚だ・・・幸せ過ぎて気絶するなど・・・コギャルさんチームの皆の足元にも及ばなかった・・・」


凛子「い、いえ、それだけ熱を入れて観てくれていて本当に私も嬉しくて・・・」


桜「雪之丞先生?サイン貰えば?」


雪之丞「はっ!!そ、そうだった・・・あの・・・サインを・・・頂けないでしょうか?他の作品もギャルパン以来相楽に色々と教えてもらってチェックさせて頂いていたんです!本当に演技力が凄くて毎回どの作品でも惹き込まれてしまう魅力的な演技なもので一気に大ファンになってしまいまして・・・」


凛子「そんな!私なんてまだまだ新参者なのに・・・けれど、ありがとう御座います。これからも精進してもっと楽しんで頂ける様な演技をお届け出来れば良いなって思います。私なんかのサインで良ければ・・・はい♪どうぞ」


雪之丞「あっ!ありがとう御座いますっ!!一生の宝にします!!」


桜「良かったね先生?」


雪之丞「あぁ!ありがとう、相楽に色々と教えてもらえたからだよ!本当にありがとう!!うぐっ・・・」


桜「先生泣く程嬉しいの?本当感情深いよね?まぁそこが雪之丞先生の良い所だけどさ」


詩音「さて・・・じゃぁ、そろそろ時間だし帰宅準備に入るとしようか?」




こうして私たちの高校生活最後の夏休みの楽しい思い出は心の中にしまう準備に入りました。




帰宅中の車の中




丹羽坂「この丹羽坂、人生でこれ程まで思い出が出来た事は無かったです。本当に詩音さまを始め、皆さま方には感謝してもしきれない思いで御座います。うぅぅぅっ!!!」


ひより「丹羽坂さん!前見て!前っ!前っ!ぶつかっちゃうよぅ~!!!」




キキィィィィィィィィ!!!




丹羽坂「これは大変失礼致しました。この丹羽坂、感極まって前が見えなくなっておりました!以後重々注意致しますのでどうぞご容赦頂きたく存じ上げます」


ひより「はぁはぁはぁ・・・死ぬかと思ったよ!!丹羽坂さんが取り乱すなんて相当楽しかったって事だよね!?それなら本当に良かったよ!」


詩音「ふむ・・・これ程の切羽詰まった状態であってもひよりの冷静さ・・・私も見習わなければいけないな!」


桜「流石の姉御ですらも顔が真っ青だな・・・ひよ子の度胸に勇姿を感じたぞ!」


照子「ううん・・・ひよちゃんも十分に怯えているわよ?だって上半身は何事も無い様に見えるけれど足が半端無い程震えているでしょ?」


桜「あっ!ホントだ!ひよ子も怖いって感情あるんだな?」


ひより「あるに決まってるでしょっ!?」


沙希「でも、本当に楽しかったですね♪」


真希「来年はどうするんですか?皆さん同じ大学を受けるんですよね?」


唯香「来年もこうやって皆さんと一緒に来たいなって思っていたんです!私たち・・・」


詩音「そうだね。皆同じ大学じゃなかったとしてもこうやって夏休みに集まったり長期休みの時は一緒にお泊まり会なんかが出来たら良いね」


ひより「皆でまた集まろうよ?って冬休みがまだ残ってるからね♪」


桜「あれだけ足がガクブルしていたはずなのにもうさっきのシーンがまるで無かったみたいな振る舞いだな?尊敬するぞ・・・あたしもまだ震えてるのにさ?・・・うぅっ、怖かった・・・」


小雪「また呼んでくれるなら私たちも是非参加したいわね・・・ね?あ♡な♡た?」


雪之丞「そっ!そうだな・・・本当に今回参加させてもらって俺も楽しかったからな・・・良ければ、いや、次回やる時は絶対に呼んで・・・下さい・・・お願いします」


小雪「凛子さんを見詰めながら何考えてんの?あ♡な♡た?」


雪之丞「いっ!いや、そう言う意味で見ていた訳じゃ・・・」


凛子「つ~かそんな綺麗な奥さん連れてあ~しの何が良い訳?せいぜい画面の中で活躍するあ~しを見詰めながら1人行為に励めば良いじゃん?」


雪之丞「おぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!凄い罵り方を!?」


凛子「あちゃ~・・・逆に喜ばせてしまったかな?ごめんね?小雪さん?」


小雪「いえ、大丈夫です♪帰った後が楽しみになるだけですから♡ね?あ♡な♡た?」


雪之丞「その・・・さっきから腕に張り付く様にしていますが・・・どうしてでしょうか小雪さん?」


小雪「え?気のせいじゃないかしら?私はバスが苦手だから何かに掴まっていないとダメなの♪」


桜「良かったじゃん、こんな美人に腕をロックオンされちゃってさ?ヒューヒュー♪」


雪之丞「おまっ!あまり挑発するんじゃねぇよ!こゆっ、小雪がスイッチ入ってしまったらとんでも無い事になるんだからなっ!」


ひより「えぇぇ~っ!?スイッチが入るとどうなるの?」


雪之丞「待乃!!お前まで何だ!?だから帰った後にだな・・・コラッそれ以上しがみつくのは止めてくれ!!分かった。俺が悪かったからギャルパン以来凛子さんの演技がだな!」


小雪「♡」


詩音「なるほど・・・そう言うスイッチだったのか・・・」


桜「まぁ、可愛いからいいんじゃね?」


照子「けれど雪之丞先生の顔色が悪くなって来ているわよ?」


沙希「そろそろ到着しますのでもう少しだけ我慢ですね♪」


真希「沙希?あんたも割と悪女ね?」


唯香「多分顔色は悪いけどまんざらでも無い目をしているからじゃないの?」




こうして帰宅道中丹羽坂さんの運転するバスが事故を起こしそうになりましたが、無事に全員帰宅する事が出来ました。本当に怖かったよぅ~・・・




詩音「と言う事で皆、また新学期元気に会おう!」


桜「えぇっと・・・その・・・」


詩音「あぁ、忘れていないよ。桜はまた連絡入れるからその時に調整しょう!」


桜「う、うん!じゃぁね!」




帰宅後の小雪先生と雪之丞先生・・・




雪之丞「いやはや、本当に楽しかったな!でもまさか凛子さんがギャルパンの声優だったとはな・・・驚きだった!」


小雪「あ~しさ?リーダーあんま好きじゃなかったんだよねぇ~?でも一緒に行動している内にリーダーの考え方とか指示の出し方が秀逸過ぎてあ~しまで惹き込まれてしまったつ~かあんたさ?あ~しと何年一緒にいんの?」


雪之丞「おぉっ!お前も遂にギャルパンの良さを知ったか!それは良かった!どうだ?今夜はギャルパンについて語りあかそうじゃないか!」


小雪「はぁ?テェッあ~しの事しんねぇの?」


雪之丞「は?ギャルパンのサブリーダーの花ちゃんの真似だろ?知ってるに決まってるだろ!?」


小雪「ふ~っ♡・・・どうだ?これだけ耳の穴に近い所で囁いててもまだ気付かねぇのか?おっさん?」


雪之丞「は・・・ははは・・・そんなバカな事ある訳ないだろ!?俺たち教師だろ?副業なんて・・・出来る訳・・・」


小雪「特例っつぅ事があるのって知ってるよね?センセ♡」


雪之丞「特例・・・いや、だが当てはまるはずが無い・・・いやいや、お前まさか!?」


小雪「やっと分かったの?センセ鈍感すぎぃぃぃ超ウケんだけどぉ~?」


雪之丞「何でだ!?幼馴染で長年ずっと側にいたこいつの声すら聞き分けが出来ていなかっただと!?・・・それは事実なのか!?物真似じゃないのか!?」


小雪「あぁぁぁぁっ!!!うぜぇな!だったら今からチェックしてみろよ!あ~しが直接アフレコしてやっから!いいか?音声消去しろよ!」




パチッ!




雪之丞「よし、音声消去した」


小雪「じゃぁ、あ~しはあんたのバックで耳元でセリフ囁きヴァージョンで吹きかけてやっから思い切りよがり狂えや!勿論セリフ覚えてるよな?あれだけ熱込めて観てたんだし当然だよな?」


雪之丞「あ、あぁ、勿論だ!始まったぞ!?」


花「つぅかさ~?リーダーって本当に操作とかできんの?こんな複雑な構造してる乗り物扱うんだけどマジウケる♪舐めてっと直ぐに怪我しちゃうよ?」


花「えぇ~?マジでやんの!?あ~し嫌なんですケドォ~?」




小雪「ふ~っ♡これでもあ~しじゃなくてリーダーに目が行っちゃうワケ?」


雪之丞「そっ!それは本編のセリフじゃ・・・」


小雪「ねぇねぇ?あ~しとリーダーどっちが好み?」


雪之丞「何を言って・・・あれはあくまでもアニメの世界だろ!?お前と凛子さんとかの次元の話なんかじゃ!」


小雪「でもさ?モロ好みのタイプっしょ?凛子さんってさ?あんたにとっては?」


雪之丞「何をバカな事を言っている!?俺はギャルパンの声優が凛子さんだたから感動していただけだ!」


小雪「でもさぁ~?あの目・・・恋心を持った目・・・だよね?・・・あ~しに告った時の目とおんなじだったじゃん?」


雪之丞「それは・・・いや、そんなはずある訳が・・・」


小雪「凛子さんってスゲーよな?あ~しも色々と彼女見てたけどさ?なんつ~の?オーラからして違うんだよねぇ~。あ~しには到底勝てない様な色んなモノ持ってるしさ?この際はっきりさせておいたらって思うんだよね~♪あ~しと凛子さんどっち取るかって?もしもここで凛子さん選ぶなら別れよう?でもここでもしもあ~しを選んでくれたなら・・・一生あ~しはあんたのモンになってやんよ!だから・・・貴方の本当の気持ちを聞かせて?貴方、凛子さんに恋してる?」


雪之丞「すまん!」


小雪「だよねぇ~♪いいのいいの!マジ、あ~しそう言うトコ直ぐに勘づいちゃうんだよねぇ~♪だから今日だけは本当のあ~しでいたい・・・だから・・・」




♡チュッ




小雪「んっ・・・ぐぐぐ」


雪之丞「本当にバカだな?」


小雪「バカって・・・」


雪之丞「俺がだ!!俺は世界一バカな男だ!すまん。これだけは譲れない!こんな良い女をモノに出来たのに俺は何を血迷っていたんだ!!すまん。本当に・・・小雪・・・俺がバカだった・・・これからもずっと一緒にいよう。こんな俺が言えた義理じゃないが、俺は・・・やっぱり俺はお前がいなければ生きていけない・・・」


小雪「ぷっ・・・ぷぷぷぷぷ・・・あははははは♪」


雪之丞「そんなに無様に見えるか?・・・まぁ、笑いたければ笑え!」


小雪「ううん・・・嬉しいの・・・絶対にダメだって諦めていた・・・覚悟して今貴方に確認してみたから・・・本当に・・・私で良いの?」


雪之丞「男に二言はない!俺はお前あっての俺なんだ!だからこれからも・・・その・・・宜しくな?」


小雪「ウケるぅ~♡マジ可愛いし!普段もそんなに素直だったら良かったのにさ?」


雪之丞「おい、もうギャルは良いって!普段のお前に戻ってくれよ?」


小雪「言ったっしょ?今日はホントのあ~しでいたいんだってさ?」




数日後の桜と詩音




桜「えっと、ここで良いよね?」


詩音「桜ぁぁぁ~!すまない、待たせてしまったみたいだね!」


桜「ううん!今来た所だから!それよりきょうはどうするの?」


詩音「ちょっと人のいない所に行こうか?」


桜「えっ!?・・・別に良いけど・・・」




裏路地




詩音「この辺りで良いだろうか・・・」


桜「こんな薄気味悪い所に連れて来るなんて珍しいね?一体どうしたの?」




バンッ!!!




桜「えっ!?・・・どうして?詩音・・・ちゃん?」


詩音「もう耐えられないんだ!すまない、私の本当の気持ちを受け取って欲しい!」




♡チュッ




桜「そ・・・そんな・・・キス?・・・されちゃった!?」


詩音「嫌かも知れないけれど、私はもう耐えられない。桜が欲しいんだ!」


桜「そ・・・それはその・・・あたしもそのつもりだったのは否定しないけど・・・どうして急に?」


詩音「流石に私も感情で動いた事だから原因は分からないよ。ただ、桜を必要以上に求めてしまうんだ!だから・・・」




♡チュッ・・・チュッ・・・




桜「んふぁぁぁぁ・・・ちょっと・・・怖い・・・今日の詩音ちゃん・・・怖いよ・・・」


詩音「ごめん・・・ごめんね・・・私がこんなばかりに・・・君を・・・桜を不安にさせてしまった・・・分かった。もうしない。だからこれで最後だから・・・もう一度だけ・・・」




♡チュッ




詩音「ありがとう・・・やはりこの様な関係はいけないみたいだね・・・残念だけれど、私は身を引く事にするよ。私の心を蕩けさせてくれて本当にありがとう。これからは普通の友達としてだけれど、引き続き私と関わってくれたら嬉しいよ。じゃぁ・・・」


桜「待って!?そうじゃないの!あたし・・・ううん!私は詩音ちゃんの事を愛しているの!でも・・・どうやって進展させれば良いのか分からなかった・・・だから怖かったの・・・それでも、こうして詩音ちゃんが私に迫ってくれたから気付いたの!やっぱり私、詩音ちゃんがいなきゃ生きていけない・・・みたい・・・なんだ・・・だから・・・一気にって言うのは正直言って怖いけど・・・ゆっくり・・・1歩ずつなら・・・お願い!こんな私だけど捨てないで欲しいの」


詩音「桜・・・捨てるなんてとんでもないよ!嬉しい・・・凄く・・・嬉しいよ。これからも大切にするからどうか・・・私と・・・共に・・・」






詩音「と言う事で今回は私が執筆させて頂いた訳だけれど・・・」


桜「(ポカ~ん♡)」


ひより「桜ちゃんが蕩け切っちゃっているよ?大丈夫?」


桜「(ポケ~ッ♡♡♡)」


照子「あらあら?桜ちゃんは進行は難しそうね?けれどとても幸せそうな表情をしているわね?」


ひより「詩音ちゃんって面白いストーリーを書くよね!?私も没頭しちゃったよ!!」


照子「あらあら♪プロからお墨付きを貰えたわね?良かったわね詩音ちゃん♪」


詩音「本当かい!?光栄だな!ひよりに褒めてもらえるとは夢にも思わなかったから!」


ひより「桜ちゃんがかなり幸せそうだし問題無いよね!」


照子「ところで先生たちも凄い展開だったけれど・・・小雪先生って一体!?」


詩音「実は小雪先生も声優業を掛け持ちされていてギャルパンにもサブリーダーとして出演されていた様だ!凛子姉から聞いて知ったのだが・・・実に世間は狭いと言う事だね!」


ひより「ふむふむ・・・それで、詩音ちゃんと桜ちゃんの関係って言う所は?これって事実に基づいて書いているんだよね?私は作者から頼まれて事実に基づいてと言われていたから書いたんだけどね?」


詩音「ふふふ♪さて、どうだろうね?その辺りは読者様の想像にお任せする事にするよ♪」


ひより「その想像を掻き立てる結論も実に良いよ!!私、詩音ちゃんも素質あるんじゃないかなって思うもん♪」


詩音「これはこれは、私も執筆活動に勤しまなければならないかな?」


照子「桜ちゃんが戻って来ないのでそろそろお開きにしましょうか!」


ひより「そうだね・・・えぇっと、次回は遂に秋だよ!?食欲の秋、食欲の秋、そして・・・食欲の秋!皆でいっぱい食べようね♪」


照子「毎年・・・と言うより毎回ひよちゃんは食べる事ばかりね♪」


ひより「やっぱり生きている限り食べないといけないから食べる事は大切な事だよ!!って事で、のんくら♪次回は秋のお話だよ♪お楽しみに~・・・じゃぁ、また次回お会いしましょう♪バイバ~イ♪」


















第二十四のん♪ 終

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