第4話 水の神様

今日一日、長い長い散歩をした。


水田と畑と緑の広がる


空のパノラマの道を。


枯れて潰されると想って居た


小川と水田が


初夏の青空の日の光に、照らされて


滔々と、溢れんばかりの水を


満たし、キラキラと誇らしく流れて、いた。


水辺の草花は、夢でも見てるかのように、様々に愛らしく、美しく誇らしく、でも謙虚に繁り。


桑の木は、青々と茂り実を付け


ああ、こんな大きな自然の力の前で


無力な私が、微々たる力しか、在るか無いかの


ちっぽけな私が


地球に、すっぽりと、包まれ、優しく「だいじょうぶだよ」と、囁かれているのが


嬉しくて。


こんなにも。


龍神様に、また、ビールを持って


お礼に、行こう。


この幸せが、永遠に、続くように。

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