第3話 貴方は、きっと。私よりも、ずっと。

貴方は、きっと、私と同じ、苦しみの運命と


でも真逆の、運命を


きっと、生きてきた人。


全て同じなら、歓びも倍以上だけど


堕ちて往くのも、きっと。


全てを望むのは、身勝手な、幼児の我儘。


きっと、貴方は、私より、私が知る貴方より


私を見て居るのでしょう。


貴方の、私を抱く優しさと、献身的な愛撫。


全て身を任せて、こんなにも開放的になれる。


でも、まだ幼過ぎる未発達な私の身体を


赦してくれる。


また、逢いたい・・・。逢って、また、抱き合いたい・・・・。


何もかも忘れて・・・。


何て、今日も、白昼夢を見てしまいそうになる。


貴方が、私と出逢ったことで


不幸に等なりません様に・・・。


それだけを・・・。


相反する、苦しみと、


罪悪感は、今は、


忘れて、


居たい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る