第2話 心弱い者達への賛歌

私も、君も、貴方も、貴女も、あの子も、あの人も

幼い頃、可愛がった、君も

理不尽に私を責めた、あなたも


弱い故の、優しさなのか、ううん、貴方は、弱いから優しい

けど、


弱さと優しさは、紙一重かもしれない


苦しんで苦しんだから、また誰かを傷つける

弱い故に 助かりたくて、無自覚に


でも、この息苦しい世の中で

正しく清く真っ当に生きるなど、逆に無理でしょう


だから、私も、あなたを、君を

責めること等出来なくて


私も、弱すぎる人間だから


皆、結局、愛に飢えているの。

人の優しさに飢えているの。


痛いほど、分かってて。私は。

ごめんね。


君とはもう、一生逢えないかもしれない。でも

いつか、皆が、本当の優しさで、繋がれること


祈ってる。

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