第396話【正面突破】

バイクに乗って爆走をする夢宮。

革命の日から交通法規が機能しなくなり無茶な運転も可能になった。

もしも世の中が平穏ならば出来ない運転も可能で

夢宮は暴走族が礼儀正しく思える様な乱暴な運転で

ノギクボ教が設置した検問を全て破壊し踏破したのだった。

そして畑間に向かう最後の関所に怪人達が集まっていた。


『良いか!! 敵がバイクに乗って此方に向かっている!!

ここで何としても食い止めるんだ!!』

『『『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』』』

『来ました!!』


バイクに乗って激走する夢宮。


『良し!! こおおおおおおおおおおおおおおおい!!』


夢宮はバイクを止めて降りた。


『・・・・・何だ?』

『我々を倒そうと言うのか? こっちは数十人居るんだぞ?』

『78人ですよ』

『そうだ、 この80人近い怪人相手に・・・』


夢宮は巨大な三葉虫の姿になった。


『・・・・・』

『嘘だろ・・・?』


大量の怪人達相手にドライビングテクニックでは対処不可能と判断した夢宮は

超人化で戦わねばならないと判断し無双する事にした!!

結果として怪人達は十分足らずに逃げ出すか倒され爆発したのだった。

そして粗方倒し終わった後に怪人態に戻りバイクに跨り爆走を始めたのだった。






一方その頃、 クルセイダーズは。


「予定通り、 78が陽動を行っています

電波傍受では80人弱の怪人を倒したとか」

「彼の戦闘能力は凄まじいな・・・」

「捌さん!! 獅子堂一派も行動を開始しました!!」

「分かった!! こっちも行こう!!」


クルセイダーズも行動を開始したのだった。








そして夢宮が立ち去った後の検問では一台のジープが現れた。

乗っているのは滝とチャン。

畑間に向かっているのだ。


「おいおい、 これはどういう事だ? 滅茶苦茶じゃないか」


滝が呟いた。


「チョットマツネ・・・ツナガッタネ」


チャンが拾った通信機を弄っている。


『只今国道に-2341号線を78が通過している!!

向かって護衛している怪人達はやられた!! 至急大聖堂に戻り守りを固めろ!!』

「これは・・・」

「ドウヤライイタイミングデキタミタイネ」

「そうだな、 78が暴れている後ろを付いて行ってさっさとUSBを解析してしまおう」

「OK, トバスヨ!!」


ジープを飛ばすチャンだった。

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