第248話【ヤクザVS怪人】

食事を終えた誠也達は火炎瓶を作り怪人を待ち構えた。


「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「なぁ、 思ったんだけど、 怪人がこっちに来るのか?」


柳原が疑問を口にする。


「何でそんな事を聞くんだ?」

「いやだって・・・ここってそんなに重要な所か?」

「重要・・・だと思う、 来ないかもしれないが・・・」

「うーん・・・もう一度連絡してみた方が良いんじゃないんですか合田さん」

「だな」


合田は浦吉に電話をかけた、 出ない。

次に事務所に電話をかけた。


『もしもし!? 合田さん!?』

「おう」

『すいません!! 今!!』


銃声が電話口から聞こえる。


『怪人達の襲撃を受けています!!』

「そっちか!!」

『くっ・・・ヤバい・・・とりあえず、 事務所に籠城していますが・・・

本田!? おい本田!?』

「如何した!?」

『本田がやられた!! 俺が行く!! うおおおおおおおお!!』

『待て!! 行くなッー!!』


ガチャリ、 ツーツーと電話が切れた。


「・・・」

「事務所の方を襲ったのか!!」

「畜生!! 誠也さん!! 俺達は事務所に戻る!!」

「分かった、 俺達も一旦ここを離れるとしよう

鶴瓶さん、 マーチン、 ポナタ、 行くぞ」

「行くぞ、 って足は有るの?」

「バイクに補助席を付ければ行けるでしょ」

「ムリクサクネ?」

「・・・バイクに俺と鶴瓶さん、 補助席にマーチンとポナタで詰めてくれ」

「やって・・・みる・・・」


合田達は車に乗り、 誠也達はバイクに乗って屋敷を後にした。

合田達も誠也達も山中を下山する間に怪人に襲われる事は無かった。

合田達が事務所にやってくると草の怪人とつくしの怪人が事務所を襲っていた。


「この野郎!!」


合田達は作っていた火炎瓶を怪人達に投げた。


『GIYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!』

『GI!!』


つくしの怪人は避けたが草の怪人に命中して大ダメージを与える事が出来た。

つくしの怪人は合田達に襲い掛かって来た!!


「避けろ!!」


合田達はつくしの怪人の攻撃を回避した。

つくしの手足がコンクリートを抉る。


「なんつーパワーだ・・・」

「うおおおおおおおおおおお!!!」


自動小銃を撃ちまくる瓜生。

バララララと銃弾が巻き散らかされる。

車に銃弾が当たり、 車が爆発しつくしの怪人が火に包まれた。

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