第12話【道筋】

翌朝、住居スペースでテレビを見ながら食事をする夢宮と飾玉。


『次のニュースです、昨日×原街にて怪人が現れたと通報がありました』

「ぶっ・・・この街じゃねぇか!!」


コーヒーを吹き出す飾玉。


『警察の発表では昨日夕方

夜道を歩いていた通行人が危うく襲われかけたとの事です

怪人は蝙蝠型の怪人と甲殻類を思わせる怪人の二体で怪人同士で争っていた為

通行人は難を逃れたとの事です、×原街では行方不明等の事件が多発しており

怪人との関連性を捜査しているとの事です』

「怪人か・・・物騒だな」

「で、ですね・・・」

「うん・・・物騒な世の中になったもんだ

引っ手繰りとか世も末」

「うえっ!!?」


桜子の部屋から変な声が聞こえる。


「!?」

「・・・桜子さんの部屋からですね・・・」

「ちょっと様子を見るか・・・」


飾玉と夢宮は桜子の部屋の前に行った。


「桜子、如何した?変な声がしたが・・・」

「・・・・・」


桜子は部屋のドアを開けて自分のスマートフォンを見せた。

そこに書いてあったのは桜子の学校のSNS、そこにはこう書いてあった。


さっき怪人に襲われかけた!!>ichijo

マジで!?>MAIKA

嘘乙>Kanda

マジだって!!コンクリぶっ壊れた証拠も有るし今警察に通報した!!>ichijo


「襲われたのは桜子のクラスメイトなのか・・・ん?ichijo?

・・・一条君か?この子?」

「うん・・・最近引っ手繰られた子とかも居てもう最悪・・・」

「引っ手繰られた子?」

「私が趣味で手作りしたビーズ人形を取られたらしくて・・・・・」

「趣味?」

「フリーマーケットでも出して結構売れたんだよな」

「うん・・・」

「!!・・・・・」


夢宮が頭の中で道筋が出来た。


「そういう事だったのか・・・」

「何が?」

「あ、いやこっちの話です、すみません」

「?」


引っ手繰りと怪人の襲撃がクラスメイトに起こった事実、そして行方不明になった

桜子の恋人、これらを纏めるに桜子の周辺の人物を殺したり

ビーズ人形を奪ったりしているのではないか?と推測した夢宮。


問題は一体誰がそれをやっているのかと言う事だが・・・


今日も店番を任されて一人でライダーズカフェで思案する夢宮。


「おーいおやっさんコーヒー・・・って留守か・・・いつつ・・・」


背中をさすりながらやって来る栗林。


「・・・背中如何したんですか?」

「いや昨日ちょっと打っちゃって・・・」

「そうですか・・・昨日怪人出たらしいですね」

「そうらしいね・・・桜子ちゃんは大丈夫?」

「ええ・・・」

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