社会の底辺NEETがフリーゲームの世界に。

落ちぶれた理由

あれは今から5年前のことだった。

俺がまだNEETではないときの話。

俺は大学生だった。

希望に満ち溢れていた。

何をやるのも新鮮で。

なんてのは1つの理由があった。

大学に入ったころは何にもする事がなくて夢がなくて。

でも、俺は大学1年のときから一目惚れだった

遥という子がいた。

勇気を振り絞って告白をした。

結果はYESだった。

なんにも希望が無かった俺を救ってくれた。

とても可愛くて、優しくて

なんにも取り柄の無い俺には勿体無いくらいだった。

しかし、遥は失踪してしまった。

俺は彼女を心の拠り所にしていた。

その大切な存在は消えてしまったんだ。

警察が捜索してもなんにも手掛かりが掴めなかった。

俺はそのとき軽く病んでしまい、しばらくしばらく学校を休み、精神科にも通い精神面を治療した。

精神的にも安定し、学校に行ける状態にもなった。

しかし、学校に行った途端

「おい、あいつが遥を脅して無理やり付き合わせたっていうやつだよな...」

「確か、斎藤...だったっけ？

あいつのせいで遥、自殺したんだろ？」

根も葉もない噂が飛び交っていた。

精神的苦痛がすぐに爆発し

「そんなわけない！お前らふざけんなよ？！」

と、その噂を話してるやつ話してないやつを無差別に顔面を目掛けて殴った。

その結果、俺は退学処分を受けて

親に毎月10万円を振り込んでもらってようやく生活できる状態。

お金が無いから節約に節約を重ねて生活をしていた。