社会の底辺NEETがフリーゲームの世界に。

赤月

はじめからとつつぎからと"てんせい"と。

俺の名前は、斎藤翔

年齢は、25歳

職業は...。

自宅警備員!

そう、我が家(家賃5万円)を守る誇り高きジョブ!

かっこよくいうなら

House Masterかな?いや、くっそだせぇな。

まぁ、嘘をついてしまってすまない。

俺はニート。かっこよくいうなら

NEETかな?いや、くっそだせぇし読み方変わってねぇな。

そして、今日も誇り高きNEETの俺は

ネットサーフィンを楽しむ...。

ぐふふふ。何をしよっかなー。

俺がいつものようにTwitterを見ようと思ったら一通のメールが来ていることに気がついた。

「まーた迷惑メールか?」

メールのアプリを開くと

「NEET転生...??」

見出しにそうかかれていた。

気になったのでそれをクリックする。

「斎藤翔様へ

http://neetfreegame.com」

なんだこれ?

URL的にフリーゲームって感じだけど...

俺は、NEETの身。

PS4とかSWITCHを買える状態では無い。

だから、フリーゲームは暇なときにやっていた。

「NEET転生...か。

暇だし、やってみるか!」

興味本位でURLをクリックする。

NEET転生とタイトルが画面一杯に広がる。

右下にはプレイ人数5人と記されていた。

あんまり人気ないのかな?

少し待ったらタイトルのしたに現れた"GAMESTART"とをクリックすると

次の3つの選択肢が出てきた。

▶︎はじめから

つづきから

てんせい

「なんだ?"てんせい"って?」

上部2個の選択肢はいかにも王道って感じだが

一番下がどうにも違和感を醸し出している。

「まぁ、とにかく押してみるか。」

好奇心旺盛な俺は

はじめから

つづきから

▶︎てんせい

てんせいを選んだ。

瞬間、画面が切り替わる。

突如、真っ黒の画面に赤い文字でこう書かれる。

てんせいまで10

9

8

7

6

5

少し早めのカウントダウンとともに俺は

少し鼓動も早くなっていた。

心臓も高鳴った。

自分の心臓の音が聞こえるなんていつぶりだろうか。

4

「おい、なんだよ部屋がだんだん消えて...」

かすかに部屋が透明化している変化を気にする間も無く

3

2

1

0

目の前のパソコンが歪む。

自分の視界が歪んだだけかもしれないが。

意識が遠のく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る