紫陽花の庭で
雨上がり
まだ青い 畳の匂い
硝子戸を開けた縁側
紫陽花のお庭から
風にのって運ばれてくる
水を含み 澄んだ空気
庭石に降り立てば
傍らにするり 白檀の香り
絹のような あなたの気配
すべらかで
とうとくて
つめたくて
けれど肌を刺すことはない
絹のような あなたの気配
雨上がりの静けさ
しずくが彩る紫陽花
水の匂いと あなたの気配
水彩の静穏
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます