第76話泊まり

凜が晩御飯の支度を始めると、恵と勉強していた。

「いつ帰る、暗くなるぞ。」

「…泊まるよ、凜ちゃんが良いって。」

「なら、いいよ。」

「順位上だったら、何してもらうの。」

「教えない、凜に言うかもしれないからね。」

「晴斗くん男の子だから、二人であれかな。」


ニヤニヤと笑われて、聞き返していた。

「あれって何、教えて。」

「…わかってるクセに。」

「しないよ、したこと無い。」


晴斗は笑っていた。

「またまた‥本当はあるんだよね。」

「凜に聞けよ、俺に聞くなよ。」

「教えてくれないんだよ。」

「教えないってことは、内緒なんだよ。」


恵の耳まで赤くなり、晴斗は楽しそうに笑っていると、凜は気になって台所から聞いていた。

「晴斗くん、どっち。」

「恵ちゃんどうしたの、何かされたの。」


恵は凜の隣に行くと、耳打ちしていたが、女性二人は恥ずかしそうにしていた。

「…晴くん、何で言うの。」

「教えてないよ、凜が自分で教えたんだよ。」

「…凜ちゃんで確信した。」

「…恵ちゃん、やめてよ。」


二人は、ご飯を作りながら、ガールズトークを恥ずかしそうにしていた。

「恵、邪魔になるからこっちに来て。」


すぐに戻って来るが、恥ずかしそうにしていた。

「恵にキスしてる姿見せると恥ずかしがるし。恵もからかうと面白そうだな。」

「変態、鬼畜…。」


悪口を言われ、恵をジーっと見つめていると、凜にフライパンで殴られていた。

「…痛い。」

「何で見つめてるの。」

「恵が変なこと聞くんだよ。」

「二人で変なこと言わないの、聞こえてるからね。」


凜に怒られ、二人は勉強を中断して、テレビを見ていた。

「晴くん、お風呂の準備してないでしょ。」

「忘れていた、今から入れるね。」


お風呂の支度が終わると、リビングで晩御飯を食べていた。

「どこで寝る、空き部屋でいいか。」

「凜ちゃんとベッドで寝るよ。」

「なら3人か、ギリギリだな。」

「…変態。」

「…晴くんが床でいい‥かな。」

「まぁ、1日ぐらい我慢するよ。」


恵は、楽しそうに一人で笑っていた。

「一人、空き部屋で寝るって言わないんだね。」

「言わないよ、凜と寝ると落ち着くからね。」

「甘えたいってことだね。」

「違うけどな。」

「…晴くん寂しいんだよね。」

「知らない。」


恵に笑われ、ご飯を食べ終わると、恵と凜はお風呂に向かった。

入浴後、恵が通り過ぎると舌打ちした。

「晴斗くん、今舌打ちしたでしょ。」

「…凜と同じ匂いがして、少し安心した自分にイラッとして‥おかしいな‥何でだって‥凜どうして。」

「晴くんおかしくないよ‥変なことしたらダメだよ。」

「しないよ、何で一瞬、安心したんだろな。」

「…お風呂に入って来てね。」


晴斗はキスをされ、お風呂に向かった。

入浴後、寝る準備をして寝室で横になって勉強していた。


20時になると二人も寝室で勉強していた。







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