第73話勉強…
自動車学校に連れて行くと、凜はまだ出てない授業を調べていた。
「終わったら、ファミレスで食べて帰ろ。」
「…食べながら、勉強しよ。」
頷くと、凜は授業を受けに行った。
晴斗は教科書を開いてテスト勉強していると、一時間経っていた。
「…終わったよ。」
「ファミレス行こっか。」
「…もう一時間授業、行っていいかな。」
「いいけど、テスト勉強もしないといけないよ。」
「晴くんが通わせてるんだからね。」
凜に可愛らしいげんこつを貰い、また授業に向かった、晴斗はそのまま勉強をして待っていた。
「終わったか。」
「…うん‥行こ。」
18時になり、ファミレスに向かうと、他の制服を着た生徒、同じ高校の生徒が勉強していた。
「…やっぱり、家で勉強していいかな。」
「その方が勉強できるし、いいよ。」
ご飯を食べていると、恵と良太も勉強をしていた、近付いて来ると同じ席に堂々と座っていた。
「友達と勉強してるから、一緒にしようよ。」
「残念、食べたら帰る。」
「…恵ちゃん、ごめんね。」
良太は、学校近くのファミレスに来たことに、不思議に思ったのか、晴斗に聞いていた。
「引っ越したんだよね。」
「今度、遊びに行っていいか。」
「家の人に怒られるから無理だね、ごめんな。」
…凜が嫌がるからな。
「あぁ、残念だな。」
恵を見ると、嘘つきだねと口パクで言っていた。
「恵‥残念だけど、俺嘘言ってないからな、勘違いすんな、凜に聞いてみて。」
恵は知ってて、聞いていた。
「凜ちゃん、家に友達入れたら怒られるかな。」
「…ど、どうだろうね‥お、怒られると思う。」
「へぇ、そっか凜ちゃんが言うなら本当だね。」
「…うん。」
凜が食べ終わるまで待っていると、ずっと喋りながら隣で勉強をしていた、二人は帰してくれなかった。
「四人で勉強しようよ。」
「凜がいいなら良いよ。」
「…私はいいよ」
説得され、四人で21時頃まで勉強をしていた。
「また、明日も勉強しようね。」
「いいよ。」
二人と別れ、バイクで家に帰ると、シャワーを浴び、23時まで寝室で勉強していた。
凜を見ると、あくびを何度もして、うとうとしていた。
「そろそろ、寝よっか。」
「うん‥眠たい。」
晴斗が教科書をなおし、電気を消すと、凜はベッドに座って、目を擦り待っていた。
「おいで、テスト期間は、学校で弁当買おうね。」
「…わかったよ‥晴くんおやすみ。」
「おやすみ。」
晴斗も横になると、お互いを抱き枕にして、眠りについた。
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