第26話ショッピングに…

凜が部屋から出てきて数十分後、悟さんの運転で、凜と麻利奈と晴斗をショッピングモールまで送ってもらった。


ショッピングモールの通路を3人で歩いていると、疑問に思ってた事を麻利奈に聞いていた。


「麻利奈って、受験生だから高校入試が近いよね。」

「もうすぐだよ。」

「勉強しないのって思うけど、まぁ、息抜きも大切だよね。」

「そうそう、息抜きも大切だよ、今日はお昼まで、服を見たり、息抜きだよ。」

「兄さんと同じ高校受けるの。」

「違う高校に受けるよ。」

「そうか、入学したい高校に受かれよ。」

「任せてよ、ビックリさせるから。」

「ビックリか、でも頑張れよ。」

麻利奈は二人を交互に見て、ニンマリと笑い、凜に声を掛けた。


「凜姉ちゃん、服見に行こうよ。」

「行こっか。」



洋服店に入り、凜と麻利奈は試着室に何度も入って、あぁ違う、これは可愛いと話をしながら服を選んでいた。


晴斗は二人を眺めていたが、凜が試着室から白いロングスカートを履いて聞いて来た。

「…晴くん見て、このスカート‥似合ってる‥‥かな。」

「白色が似合って、凄く可愛いより綺麗だよ。」

「…ありがと」

凜は頬を赤らめて試着室の扉を閉めた。


麻利奈は、試着室からデニムのスカート姿で出てきて、その場でくるりと回って、上目遣いで聞いてきた。

「どう、似合ってる。」

「可愛いよ似合ってる」

「晴兄、このスカート欲しいから買って。」

「今、お金をあんまり持ってないから1着だけ、スカートでいいなら、買ってあげるよ。」

「ありがと。」

「凜もさっきの凄く似合ってたし、欲しいならプレゼントするよ。」

「…お願いしようかな‥今度見せるね。」

「わかったよ。」


晴斗は会計を済ませて二人を連れて、お店の外に出たが麻利奈は楽しそうにいい放った。


「ほら次のお店に見に行こうよ。」

「あぁまだ見るのか、楽しそうだし、振り回されてやるよ。」


お昼まで、晴斗は二人に振り回されて違うお店でも、服を買わされていた。


「もうお昼だけど、ご飯はどうする、食べて帰るか。」

「そうだね、食べて帰ろう。」


女子二人は食べて帰ると言って、麻利奈と凜に付いて行った。


「二人ともうどん屋でもいい。」

「俺は別にいいよ。」

「私もいいよ。」


麻利奈がうどんが食べたいと、三人でお店に入った。


「晴くんのご飯代も貰ってるからね。」

「わかったよ。」


凜は、親からご飯代を貰ってたらしく3人でうどんを食べ終わり、バスで13時に家に帰った。


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