第10話帰宅後、説教?
何事もなく家に着いた。
…まだ二人とも仕事で、帰ってないのか。
ガチャ
「ただいま-、おかえり凜」
「ただいま、晴くんおかえり」
「着替えるから2階にあがるね。」
「私も着替えるよ。」
二人で帰宅後、挨拶を交わし部屋に入った。
…部屋にテレビも無いし、する事ないなぁ、部屋着に着替えて、リビングで録画した、正月番組でも見ようかな。
「ははっ」
手動式リクライニングソファーに座り足を伸ばして、ブランケットを掛け、お笑い番組を見ながら1人笑っていた。
「録画してた、番組見てるの?」
「…あぁ、出掛けて観てなかったからね。」
「始まったばっかり?」
「んー、始まって10分ぐらいかな、見るなら巻き戻すよ。」
「なら、お願いしようかな。」
「了解」
凜はこたつに入り二人で見始めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
~凜視点~
5時半過ぎまで、テレビを見ていた。
…静かにしてると思ったら晴くん寝てたんだ。
…もう一時間もしたら、二人とも帰ってくるしお風呂準備しとかないといけないね。
6時過ぎにリビングのドアが開かれた。
ガチャ
[ただいま]
「おかえり。」
両親が帰ってきた。
「あれ、晴斗くんは寝てるんだね。」
「テレビ見ながら寝てたよ。」
「凜ちゃん、晴との学校どうだった。」
「んー、晴くんは、私にしつこかった先輩と言い合いになってね、事情は、……な事があってね。でもカッコ良かったよ。」
「凜ちゃんの口からカッコいい頂き、後で晴にプレゼント、ふふっ、でもまぁー、晴が、この家に来たときは、遠い目をしてたり、無理して明るく接してたけど最近は家でも、よく楽しそうに笑ってるし、凜ちゃんを守ったりしたのは、あの子は言わないけど、少しは、心に折り合いがついて、守るべき家族として、なのか、可愛い凜ちゃんに、嫌な顔とかするのを、見たくなかったんだと思うよ、だから父さんとか凜って呼ぶんだと思うよ。」
「晴くん態度は正直だね。ふふぅ」
「だからあの子が明るくなったのは凜ちゃんのおかげでもあるから、ありがとう。」
「どういたしまして…なのかな?ふふっ」
「凜、学校でなにかあれば晴斗くんに頼むんだよ。」
「お父さん、分かったよ。」
晴斗が寝てる間に出来事を話していた。
「ご飯にするから、凜ちゃん晴起こすの大変だから頼んだよ。」
「はーい」
ーーーーーーーーーーー
「・・・晴」
「・・きて」
「・ふぁー」
「晴くん起きた?ぎゅ」
「起きたから、頬をつねるな、凜、顔に似合わず、起こしかたが雑。」
「ご飯だよー」
「・・はぁー」
…なーにが、ご飯だよの後、ニコっと笑顔なんだよ。
《いただきます》
うーん、1日たったカレーはコクがあって、旨いなぁー
「晴、今日の学校どうだった?」
「うーん、凜が居たからかなー、転校生だからかなー、注目されてだけど、別に普通だったと思うよ。」
「はー」
「なっなにさぁー、3人とも呆れた顔して、おかしいこと言ったかな。」
「晴斗くんが寝てるとき、凜から学校の聞いたよ。」
3人の視線を浴びながら小首を傾げた。
「あぁー、金髪ストーカーと子分3人の事かな?」
「その話を晴の口から待ってたの。」
「なんで?」
「なんでって凜ちゃん守ってくれたんでしょ。」
「大事な可愛い家族を守るのは当たり前だからね。」
「しっかりと守るんだよ。」
「晴斗くん凜ちゃんを、これからもよろしくね。」
「二人とも、まかせてね。」
「晴くん…ありがとぅ」
「凜なんか言った?」
「うーん、何でもないよ」
…凜顔覗き混んでも、目を合わせようとしないな、まっいっか。
《ごちそうさまでした。》
「お風呂沸いてるよ。あと片付けるから、先に入って。」
「先に、凜が風呂入っていいよ。歩いて、コンビニにデザート買ってくる。皆なにも要らない?」
「なにも、要らないよ。」
「二人はなにも要らないね。凜は風呂から上がると暑いだろうし、適当に冷たい物、買って帰ろうか」
「なら頼もうかな。」
「よし、行ってくる。」
「気をつけてね。」
「わかったー。」
…着替えて行かないとな。
ガチャ
…さてと行きますか。
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