第5話バイクで初登校!

朝7時前に起きて1階に降りるとみんな揃ってた。

「皆さん、おはよう」

《おはよう》

まだ眠たい目を擦りながら皆に挨拶を交わし席についた。


「晴‥朝食、食べて」

「・・・うん」

「晴くんお・き・て。」

「・・イタタタ~・おい凜耳引っ張るな‥い、痛い・は・な・せ」

「寝てるから。」

「寝てない・・天使が眩しくて目‥が・痛い痛い‥凜様、ごめんなさい。耳‥耳が~~いっ痛いですから離して下さい。暴力はダメ絶対。」

「バカにした。バツ帰りに何か奢ってね。」

「親の前でデートのお誘いですか~~」ニヤニヤ

「はっ‥なんか言った。」

「いやいや~・・何も言ってませんよ~」

…パンを食べながら、冗談が通じないな~


「晴も凜ちゃんも仲良しね~」

「晴斗くん凜を頼んだよ。」

「死ぬまで任して下さー……うっ痛って~足の小指を踏むな折れるわ~~」

「ふとってないし。」

「痩せてる人に踏まれても折れるからー」

「・・折れたらいい」

「心にも無いこと言っちゃって~・・・家族が居ると楽しいからいじりたくなる。ははっ」


「二人仕事に出るから戸締まり頼んだよ。行ってきます。」

《いってらっしゃい》


二人が出た後

二人は制服に着替え。

歯を磨き。

7時20分に家を出た

バイクにまたがり

エンジンをかけた。

キュキュ‥ブーンブーン

「乗って良いよ-」

しっかりと長ズボンの体操服だけど履いてるな。

グローブもしてる。


「なんか制服だけだと寒いと思うけどいいの?」

「大丈夫。」

「学校近くのコンビニ寄るからね。しっかり足で腰を挟んで、照れずにギュット抱きついてね。…あと寒くなったら無理せず、すぐ教えてね。」

んー中々おっきい胸が当たってる。

当たってるなんて言わないよ-。


「てっ照れないよ。」

「ふーん、ではしゅっぱーつ」

「しんこーう」

家の敷地を出た。



数分後

「駅のホーム見えるけど人が多いね。」

「毎回多いよ。」

「寒くないか?」

「少し寒い。」

「右折するまで少し待ってね。」

赤信号で止まってしゃべってた。


「降りんでいいよ。裏ボアのパーカーだから温いよ」

「晴くんが寒くなるよ」

「いいから、凜が風邪引くぞ、ほら着て。父さんから凜を頼まれてるから。」

「・・ありがとっ」

寒いけどしかたない。

照れてるのかな?

お互いインナーサンシェードで顔が見えないな。


出発後・約30分後

学校から徒歩5分前コンビニ到着

「思ったより早くついたな。寒くないか」

「この服のお陰で寒くないよ。」

「良かった。なんか飲み物選んでて、トイレ行ってくる」

「はーい」


「おまたせ‥ホットココアか。」

「冬はホットココアが美味しい。」

「ホットか俺もココア飲も取ってくる、払うから貸して。」

遠慮せず渡してくるんだな!

払い終わり外に出た。



「原付ばっかりだな。」

「自転車も多いよ」


「おーい、月城さんと晴斗-」

二人で喋ってると横から呼ばれた。


「あの2人見たことあるけど誰だっけ?」ボソボソ

「忘れたの?…小林くんと恵ちゃんだよ。」ボソ

冬休みに2回ほど会って話した二人か思い出した。


「自転車に乗ってる二人とも元気だった?…えっと小林くんと恵ちゃんだったね。」

「今、月城さんに名前聞いたよね…俺のこと晴斗が小林くんって呼ばないよね。」

「私の事もちゃんなんて付けないよね。まさかホントに忘れたの?」

バレた-

‥思い出せ-ー


「おっ覚えてるよ‥ぶざけただけさ-」棒読み

《フルネームで答えて》

うっわー面倒ー

「・・・」

「・・・」

「小林良太と池田恵、将来小林恵」

「覚えてたなら、最後は聞いてなかった事にしてあげるね。晴斗くん」

「おぅ」

間違えず‥二人に怒られないで良かった-


「周り見てよ、視線凄いな。月城さんと一緒の奴、誰って顔してる。しかし端から見るとカップルだなぁ。ファンクラブに殺されるなよ。」

「見て見ぬ振りしてんだけど、言うなよ。告白されても付き合ってないし、しつこい人も居るだろうし、いっその事凜との関係は誤解される言い方で、切り抜けて遊んでいい?」

「たまに家でも変な言い方してるよね、何て言うの?」

「この4人しか義兄妹って知らないからね、今の所は義兄妹以外しか言わないかなぁ。ははっ」

「どんな言い方するか、面白そうだなぁ、俺と恵も誰にも言わないからな。」

男二人は握手をした。


「晴斗くん、あんな事行ってるけど凜ちゃんはいいの?」

「・・・晴くんが楽しそうだし、どうせ言っても聞かないから。でも嘘言ったら訂正するからね。」

「そういうことで話はまとまったね、早めに職員室行かないと、また後でな。凜はどうする?」

「一緒に行くよ。」

またバイクにまたがり。

キュキュ‥ブーンブーン


「また後でなー」

お互い手をふり別れた。

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