第208話 商売、ショーバイ!

 ミーシャの提案で、買い物に来た仲間達。

 足を止めたその店は外装や内装が染色の街独自に色をふんだんに使用している。

 しかし目の前のお店、色を除けば、外装も内装も、彼らの住む街にあるお店そっくりな造りだった。

 それは店だけではなく、客を見つけた店員が揉み手をしつつ、スタスタと小走りに近づく光景もそれまたデジャヴである。


「いらっしゃいませー!」


「はっ?」


「改めていらっしゃいませお客様! 皆様がこの【飾屋】に足を向けられたのは偶然ではなく、それは必然、いえ! 運命なのです!」


「あ、ああ……。な、何でお前がここに……」


 リックは震える指先を店員に向け驚きの顔。

 何故なら目の前に居る店員は彼らが住む街にある【友屋】の店主なのだから。


「おや、失礼ながら何処かで顔を会わせる事がありましたでしょうか? だとしたら何ということでしょう! 私のお粗末な頭で皆々様を忘れてしまうとは! いえ、例え記憶に消えたお客様だとしても、これは新たな出会いを商業の神が与えた神命にございます! ささっ、ここで立ち話をする事は何も生み出しません。しかし、あちらの店に足を一歩踏み入れればあら不思議! 大きなお客様から小さなお客様まで、全ての皆々様がご満足頂ける品が一二三と手に取る物が必ずございます。いえ、いえいえいえ! 一回の買い物で満足と言う言葉ならば、今後に訪れる際は満足から大満足、更に足を踏み入れたくなる大大満足とした商品がお客様を虜とし、その場で購入されなかった商品を思い出すようにご自宅に帰る際も当店の商品を思い浮かべる日々を送る事となるでしょう。当店は染色品から日用雑貨品、そして冒険者の皆々様にも使い勝手の良い冒険者必需品などを扱っております。染色は服から髪止め、男性を魅了する肌着等々、隅から隅と統一に染められた品々が、お客様の瞳を止めることを自慢としております。当店はこの街にあるものは全てご用意するルートを確保しておりますので、他店に無いものは必ず販売、そして当店にある物は他店では手に入りにくい品がございます。その満足を手にするのはこの店以外にはございません。服、靴、アクセサリーに関しても職人の技の一つ一つが磨かれ、世界に一つだけの商品として、今まさにお客様の手に届く事を幸福とし、そのご案内ができた我々商人の最高の喜びでございます。間もなく訪れる寒い時期になると喜ばれるこちらの服。贈り物は勿論、ご自身が求め、既に多くのお客様の心と身体を暖めております。草牛の保温性の高い皮を使い、汚れを全て綺麗に落としたこそこの美しさに仕上がる品。これこそ先程申しました職人の技。更にはこの服似合わせやすいバッグ、靴を合わせる事にあなたの愛する男性へとアタックチャンス! ここで男性の皆様は思われたでしょう。確かに身体を暖める服は有りか無しかと言われたら有りだ。しかし、それに合わせるバッグや靴は居るのか? はい、服を合わせることに人として言わせるなら合わせる必要はございません。ですが、この場で一つ一つのパーツが合わさる事に、買った時と買わずに終わった時のお客様の運命が別れております。全て合わせて購入された時の幸福、10点満点中の服が三点、バッグが三点と靴が三点になり、ならばあと一点は何なのかと言われましたらコンプリートした満足感こそが最後の一点となります! その一点をお客様に与える役割、いえ、宿命が我ら商人にございます。それではこちらの商品を人数分ご用意いたしますので、お会計窓口へどうぞどうぞ」


「「「「「待てい!!!」」」」」


 何処かで聞き覚えと思える弾丸セールストーク。

 店員の言葉巧みな流れに背中を押され、進む先は支払いカウンター。

 カウンターにいる店員もそれが当たり前と、お会計をお待ちと先程の商品を包み始めていたよ。


「待て待て待て! まず何でお前がここに居るんだ!? それに俺達は客だとしても別にそれは求めていねえよ! ってか何で女用の服を俺達に買わせてるんだ!? おかしいだろ、もうツッコミ何処が多すぎて分けわかんねえ!」


 リックが皆の先頭に立ち、店員の引っ張る手を切り離す。

 流石にこの場の全員分の押し売り販売は無理と踏んだのか、店員は揉み手をしながらこちらへと笑みを向ける。 


「これはこれは、失礼しました。えーっと、見たところお客様はこの街のお出ではないようですが。失礼ながらご出身地はどちらでしょうか?」


「何言ってるニャ? ウチたちはライアングルの街から来たニャよ」


 プルンはリックの背後から恐る恐ると顔を出し、ライアングルから来たことを告げる。


「何と!? あのライアングルの街からでございますか!」


「ニャ!?」


「ああっ、ってかあんたもそこで防具屋をやってるだろ」


「コホン。失礼、私、商人になって以来、この街ディオンアコーから一歩たりとも踏み出しておりません。お客様の申します店員は私の兄が開いております【友屋】ではございませんか?」


「なっ!? じゃ、あんたはあの店長の弟って事か!?」


「はい。どうぞ今後も私の【飾屋】も兄の【友屋】共々よろしくお願いします」


 深々と頭を下げる【飾屋】店主。

 彼の言う通り、兄弟で商売をしているのか、目の前の店主は衣類を中心とした販売をする商人であった。

 しかし、リック達も三つ子の兄妹なだけに雰囲気は似てはいるが、目の前の店主の顔は似ていると言うレベルではない。

 唯一違いを上げるというのなら、ほんの少しだけ弟さんの方が髪の毛の量が多いいぐらいではないか。


「と言うのは、貴方もここの店長さんなんですか?」


「はい」


「よし、お前ら別の店に行くぞ」


 それが分かったと、踵を返すリック。


「お ま ち く だ さ い お 客 様ー!」


「うわっ!」


 しかし、やはり店主からは逃げられなかった。


「先程申し上げましたがこの店【飾屋】以上の品揃えは他の店にはございません! ここでの出会いは商売の出会い! 是非とも当店の品揃えをご覧ください!」


「や、止めろ! そんなに引っ張るな! 脱げる、俺のズボンが脱げる! ってか! 他の店員も引っ張るのを手伝ってんじゃねえ! わっ!? ぎゃー!」


 店主はスタスタと歩き出したリックのズボンに手をかけたのか、それを引っ張り彼の足を止める。

 だが、ここで負ければ兄が兄。弟も揃ってろくな売り込みをするか分かったもんじゃない。

 リックは意地でも店を離れようとするが、いつの間にか他の店員が店主の身体を引っ張っていた。

 足を滑らせたリックはまるでホラー映画に出てくるシーンの様に、店の闇の中へと消えてしまった。


「お客様ご案内いたしまーす!」

 

 中から聞こえて来たのは、そんな雰囲気も感じさせない店主の声だった。


「……。さっ、私達は別の店に行きましょうか」


「いやいや リッコ。流石にあの状況でリック一人置いていけませんよ」


「あの勢いだと、リックの身ぐるみ全部買い直されそうだね……」


「フフフッ。私はこのお店でも良いわよ。さっきチラッと見えたけど、それっぽいものが見えたもの」


「先に買う物を言っておけば、こう言う店は余計な物は出してこないシ」


「と言ってもねー。アタイも別に欲しい物があるわけでもないんだけどね」


「マネはあの子に似合いそうな服を選んであげるし。それならまだ買う目的もできるよ」


「おっ、そりゃ良いね」


「私はお母さんの服でも探そうかしら」


「ウチもそうするニャ。古着でもウチは良いけど、ヤン達にはできれば新しい服買ってやるニャ」


「それじゃ、決まりかな」


「そうね。早く行かないとあいつ、店の中で暴れだすかもしれないもの。ミミ、行くわよ」


「う、うん……」


 渋々足を進める者もいれば、軽い足取りに店内に入る者様々。

 店に入れば既にリックは鎧を脱がされ、きらびやかな衣装を着せられている最中だった。

 流石に暴れてやぶいたりしたら大変と、リックはなされるがままのマネキン状態と化していた。


「あんた、何処のダンスパーティーに行くつもりよ?」


 ローゼが言ったこの言葉が引き金と、彼女も店員に手を捕まれ更衣室へと連れて行かれる。 

 リックと二人、お互いに合わせたようなドレスコードを何着も着るはめとなった。

 

 店の中を見渡し、ミーシャは女性店員へと声をかける。

 

「あらあら〜。店員さん、あっちの案内良いかしら〜」


「はい。承知しました。あっ、大変申し訳ございません。男性のお客様はこちらへのご入室はご遠慮しております」


「えっ?」


 彼女の後ろに居たミツとリッケを見て、店員は足を止めることを促してきた。


「フフフッ。ミツ君もお年頃だから気になるだろうけど、ここは女を磨く物を置いてるのよ。少し他を見ててね〜。さっ、プルンちゃん、リッコちゃん、入るわよ!」


「ちょっとミーシャ、何? 私まだ服を選んで無いんだけど……なっ!?」


「う、ウチは子供服売り場に……ニャニャ!?」


 無理矢理二人の腕を引き、垂れ幕のかかった場所へと入っていくミーシャ。

 チラッと中が見えたが、そこは女性の下着が綺麗に陳列されていた。

 ただの下着なら店の隅の方にも中古品などがあるが、中にあったそれは違う。

 そう……何と言うか、隠す場所は隠してはいるが、布面積よりも紐の方が生地の使用率も多く、ハッキリ言って紐にしか見えない。

 しかしそこは染色の街であろうか、下着にも赤や青、そしてピンクなどの染めた品々が並んでいる。

 ミーシャが言っていた女を磨くというのは、女性の色香の事を言っていたのだろうか。

 店員も中へと入り、垂れ幕が降ろされる。

 すると直ぐに中から三人のはしゃぐ声が聞こえてきた。


「キャー、ちょっとプルン見てみなさいよコレ!」

「ニャー、う、ウチはいいにゃー」


「フフフッ、リッコちゃん、それを選ぶなんて流石ね」


「それって何んですか!?」


「ジー。ミツ、女の子の買い物を覗くのは褒められた趣味じゃないシ」


「はっ!? いや、シューさん、今のはですね!」


「フッ」


「いや、シューさん、違うんです、たまたま聞こえただけで、盗み聞きした訳じゃ! ま、待ってください!!」


 シューに不敵な笑みを向けられ、ミツもまだまだ子供だシと大人びた雰囲気をシューは出すが、彼女の手には色染めされた可愛らしいリボンが握られていた。

 マネはリッケを連れていき、さっき食事前に見た男女のやり取りを真似したいのか、嬉しそうにリッケへと服をあててあれこれ言っている。

 あれ、何だか一組だけ買い物デートしてませんか?

 二人には二人だけの空間があるのか、店員もアレコレと押し売りまがいな事はしていない。


 皆が各自買い物を楽しんでいると……。


「誰がこんな服着てモンスターと戦うんだよ!?」


「あのね、私達は冒険者なのよ、ってあら? その化粧品もしかして人気過ぎて売り切れしてた……」


「おい、止めろ!」


 ローゼが店員が持つ化粧品に興味を示したことに、リックは止の言葉を出すが遅かった。

 衣類の試着は止まったが、アレやこれと次々とローゼの興味を示しそうな化粧品を前に彼女は目をキラキラさせる。


「ねえ、リック、これどう思う?」


「お、おう。いいんじゃないか」


「あら、お客様、ここは何処が良いのかハッキリ言ったほうが女性は喜ばれるものですよ」


「そうなのか。んー、ローゼは肌が白いからこっちの薄い色でも良いと俺は思うぞ。た、多分な!」


「そう……。フフッ」


 店員の巧みなトーク術にいつの間にか隣に居るリックが何故か彼氏役としてコメントを貰っているし。

 おい、ここにも買い物デートをし始めた二人が出てきたぞ!?


 やはり各自楽しそうに買い物を進める中、店の入り口で商品を見ていたミミ。

 彼女は姉のローゼとリックの邪魔はしないように、あえて離れていたようだ。

 彼女が日用品を見ていると、息を切らし走ってくるトトの姿が現われた。


「はぁ……はぁ……。こ、ここに居たのか」


「トト、何処に行ってたの?」


「……」


「トト? あのね、さっきは……」


「ミミ、さっきは悪かった!」


「えっ!?」


 トトは頭を下げ、後ろに隠していたある物を彼女へと差し出す。

 それは椿の花に似た花の髪飾り。

 淡い赤とピンクの色合いは兎人族のミミには良く似合う品であろう。


「その、俺はお前を傷つけるつもりは無くて、その……お前に危険な目にあって欲しくなくて……。それなのに俺、説明が下手だから……あの、ごめん……。これミミはに似合うと思って……」


「……」


 黙ったままトトが差し出した髪飾りを見つめるミミ。

 リックのアドバイスを受け、トトは皆が昼食を食べている間、一人ミミの為にと街を走り回ったのだろう。

 彼の滴る汗はその、大変さを物語っている。

  

「あの、ミミ……」


「ねえ、トト。それ、私にくれるのよね……」


「あ、ああ。ミミは肌も髪も白くて雪みたいだから、その……似合うかなと……」


「そっかー……」


「あっ」


 ミミはトトの持つ髪飾りを取り、自身の頭に当てる。


「ねえ、似合ってる?」


「う、うん。凄え似合ってるぞ!」


「フフッ、ありがとう、トト」


 店の前で何をやっているのか。

 二人のやり取りを店の中から見守る仲間達。


 えっ? なんかイチャラブなカップルがここにもいますけど!?

 取り敢えず二人が仲直りできたことは良かった。

 トトがまだ昼食を食べていない事に、ミミは姉のローゼへと二人で食べ歩き出来るようなお店に行くことを伝え店から離れる。

 その後、各自買い物を済ませ、店を後にすることに。

 ミーシャは数着の染服、リッコは母親と自身の染服。

 プルンは弟妹の他にも、新しく家族となったシスター、勿論母と姉の分の服を購入。

 それとは別に、彼女たちは顔を赤くするような品を買ったのか、それは見せられることもなく直ぐにプルンのアイテムボックスへと収納していた。

 リッケはマネの押した服を着こなし、マネもリッケと店員のコーディネートにて長身の女性でも似合う服をお互いに選んで購入。

 リックは最初こそ嫌々な態度を出していたが、最後はローゼの買い物に付き合い、俺が選んだんだから俺が払うとローゼへのプレゼントとして化粧品を購入していた。

 最初こそ躊躇いを見せていたローゼだが、リックの押しに負けたのか、彼女は最後は嬉しそうに笑みを作っているのを見る。

 シューは飾り物を数点とリボンを購入。

 そして、ミツはライムと共に冒険者には必需品をキャッチコピーとした場所で様々なものを購入している。

 例えば火種の火打ち石などはミツ自身魔法を使えるので不要だが、その火を継続させるには油や炭団が必要となる。

 炭団は土や薬草、そして動物の糞を混ぜこんで作った炭である。

 糞の臭いがあるので、あまり好まれる品ではないが、寒い時期に体を冷やすと直ぐに死に繋がるので、これは意外と売れているそうだ。

 それに暑い日と比べて、臭いが少し落ち着くのでまだマシだそうだ。

 他にもスコップ、ロープ、ピッケル、手袋などが並んでいる。

 店のおすすめとしては木に取り付けるタイプの寝袋だ。

 一人用ではあるが、地面で寝るよりかはモンスターに襲われる危険も減り、冷たい地面の上で寝るよりかは、まだマシとのこと。

 木にも下から害虫などが登ってこないように虫除けの薬も売られているし、体重100キロまでなら入ることが可能のようだ。

 ミツは焚き火用の燃料として火種の購入。

 寝床は自身で作れるので寒さ対策のための手袋、ニット帽を購入。

 ライムも冒険者として必用な物を買っていた。

 そして最後に、ミーシャの希望として仲間全員が統一した衣類を選ぼうと話になる。

 店主はならばこちらは如何でしょうと、壁にかけていたマントを見せてくる。

 マントはただ身を守るだけではなく、座る場所にひいたり、荷物袋と活用性は様々。

 何より、後に来るであろう寒い冬。

 寒さ対策にはマント無しではコートを厚着しなければ雪などが体の体温をぐんぐんと奪い取るので今後の活用性を強く説明してきた。

 色は茶色なオーソドックスな物からカラーリングされたマントが虹のように並んでいる。

 流石に赤や黄色などは派手すぎるので無しとして、無難なグレーな色をミツがそれを手にするが、ミーシャは君にはこれが似合うと黒のマントを渡してきた。

 髪も黒、鎧も黒、おまけに今履いている靴も黒となれば、マントも黒。

 上から下まで真っ黒になってしまうが、別に黒が嫌いではないのでミツのマントは黒色になった。

 ならば皆は何色にするのか見ていると、何と皆同じ黒のマントを選んでいた。

 とうやら黒のマントは製造が簡単で、他の色よりも安値販売できる品という事。

 仲間達は色を揃え、黒色のマントも纏めて購入。

 

「ありがとうございました。またのご来店心よりお待ちしております!」


 店員達のニコニコ笑顔に見送られる仲間達。

 その後は各自街を楽しむ事となり、その場での解散となった。

 プルンとリッコ、ミーシャはネミディアの様子も兼ねて一度宿に戻るそうだ。

 どれだけ強いプレッシャーを分身から受けたのか、未だ寝ているネミディアである。

 ネミディアが未だ寝ている理由としては、分身からの威嚇スキルの効果もあるが〈スリープ〉も共に使われていること、そして元々彼女の体に溜まっていた疲労の蓄積と睡眠効果のあるモンスターの摂取が原因である。

 リックとローゼはトトとミミを探す為と離れ、シューとライムは街の情報探しに移動。

 リッケとマネはまだデート気分を楽しみたいのか、リッケがさり気なく店員に聞いたおすすめの観光スポットへと足を向けるそうだ。


「おー。ボッチになってしまった」


 皆が一斉に解散したことに、その場一人残されたミツ。

 彼が予定もなく街を歩いていると時間は間もなく夕暮れ時。

 飲み屋と思われるお店がチラホラと店の灯りをつけ、看板を出し始めている。

 

「お酒か。状態異常無効化のスキルもあるし窘めるようにはしとこうかな……」


 酒の看板を出したお店が見える路地の方を前に彼が立っていると、ミツは知らない女性から声をかけられる。


「ねえ、君、今一人かしら?」

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