第41話 あなたは私の希望!

どうやら俺が守るべきリール村は黒い霧との争いの最前線に置かれてしまったようだ。


今のところ黒い霧そのものも見かけてはいないが、いつ忍び寄ってくるかと不安が頭をもたげてくる。


カリンが務めて明るい声を出す。


「叔父様、村の皆さんには大丈夫だとお伝えください。ヒロキにはフォリア様がついておられます!」


それを聞いたケンプルさんも笑みを浮かべて、そうだな、と言った。


村長に報告に行く2人を見送りながら、俺は気になっていた事を尋ねる。


「ドルフのヤツ、途中から口数が少なかったな」


「…はい。ドルフさんは村長の御子息ですから、村の存続について思うところがあったのでしょう」


踏みとどまるか、切り捨てるか。


イヤだな。


せっかく村の方針が決まって来たのに。


「大丈夫です!ヒロキは希望です。そして村の人々に希望を与えて行けば、その力が魔を祓うのです!」


俺は頷くしかなかった。


俺が皆に希望とか明るい未来とか、あるいは単純に楽しいという気持ちを持たせれば、それはきっとフォリアの力になる。


そうすればこの地の守護は強くなるはずなんだ。


と、言うわけで今週の自由市場も頑張ろー!


つづく

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