第38話 リール村工房!

準備している間にカリンの小屋も出来上がった。俺の部屋よりも少し狭いくらいだが、ベッドを入れて増やした布団をのせた。俺の部屋のラグも増やして敷くといっそう部屋らしくなる。


カリンも喜んだ。

作り付けの棚に裁縫箱を置いたり、タオルを置いたりする。大きな作業台を外に置き、ここで物を作ることにした。


村の手の空いている女性達がシーツを素材にカラーやカフスを作るのだ。


作ったものは丁寧に紙で包む。


これは使ってない習字紙を出した。中学校の時の紙で、正月明けに提出するやつだ。(俺は冬休み前に学校で書いたやつをそのまま出していた)


包んだものから空きダンボールに詰めてカリンの部屋に置いておく。


もちろん前回と同じものも売ろうと思っている。


前回1番売り上げが良かったのは白い布として売ったシーツだ。


丸めて5本しか持って行かなかったが、今回は15本にする。


その次に良かったのは菓子パン。

これも倍の60個を用意する予定。


その他は大体同じだが、俺の冬物を出す事にした。冬物といってもこの世界にマッチしそうな手袋とマフラーだ。(素材は厳密に言えばポリエステルの毛糸を使ってあるからアウトかもしれない。ちなみに既製品で手編みじゃない)


どちらも小学校、中学校で使っていた物だ。ネックウォーマーに切り替えたからあまり使った記憶はない。手袋は子どもサイズと大人サイズがあるからいけるんじゃないかな。


そしてリール村産と言える物が1つできた。木工品だ。


これはカリンの作業台を作ってくれた、グスタフさんの手による。


作業台の脚に彫り物が施されているのに気がついた俺は彼に木工品を作ってもらえないか頼んでみた。


彼は細工物は得意らしいが、道具がないと言う。


そこで俺が彼に渡したのは…。


つづく

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