第173話 クロさん引っ越す

 廊下と玄関で暮らしていたクロさん。

「引っ越しですか?クロさん」

『桜雪、ココいいね』

 クロさん段ボールにクッションを押し込んだ箱が気に入ったようだ。

 ボスッと入って丸くなる。

 箱に入ったまま紐で遊ぶ。

『桜雪、紐を振れ』

 無言で目で訴えてくる。


 くつろいでいるようで、まぁ涼しくなってきたということなのだろう。


 しばらくは、箱が定位置…次の引っ越しはいつだろう?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る