第172話 最近の悩み
『桜雪』
チョビさん、最近は僕の足にもたれ掛かって眠るのが日課になった。
「困った…」
僕の足に寄り掛かるので身動きがとれない。
最近のチョビさんは、僕にベッタリなのだ。
夕方になると窓際で座って、僕の帰りを待つ。
僕の車を見つけると窓の向こうから鳴いているのチョビさんが見える。
玄関を開けると、走ってやってきて、そのまま寝るまでベッタリである。
「う~ん…犬みたい」
『桜雪ーーー‼ 早く食べるのだよーーー‼』
ご飯を食べているときは、リビングのドアの向こうから食べ終わるまで鳴いている。
ソファに座ると、僕の身体に飛び乗り、スリスリ…スリスリ…
「毛だらけだ…」
チョビさんも歳だから、なんだか少しでも一緒に…そんなことを考えてしまう。
その反面、僕は休みなく働ているので、一緒にいてあげる時間は多くはない。
「きっと…後悔するんだろうな」
そんなことを思いながら、チョビさんを撫でることしかできないんだな…。
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