第117話 邪魔をする

 キーボードの上を左右に動く尻尾…チョビさんである。

『僕…なにもしてないよ~』

 絶対に目を合わさないチョビさん。

 確信犯である。

「チョビさん…邪魔」

 尻尾を抑えるとチラッと僕を見る。

『なに?』

「チョビさん…」

『どした?』

「尻尾」

『ん?ごめんごめん』

 しばらくすると、またフラフラ…フラフラ…

 尻尾でキーボードを撫でる。


 困ったな…コレ…

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