第93話 年末に…

『桜雪ーーーー!!』

 じきに年も明けようとしている真夜中に、年末年始、無関係なチョビさん…相変わらず、寒い…暑いを繰り返す。

『寒いーーー!!』

 と布団に潜り込み

『暑くなった…』

 布団から出ていく…黙って出て行ってくれればいいのに

 わざわざ報告するのが困りもの。


 おかげで寝不足、風邪気味である。

「チョビさん…おとなしく寝てくれませんかね?」

 頭を撫でると気持ちよさそうに目を閉じる。


「年末も年始もないんだろうけど…今年も隣にいてくれてありがとう」

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