第82話 チョビさんの声

どうも太ったせいで、イビキをかいているような気がする。

「ん? なんかイビキの音がしたような?」

そんな目覚めが多いのだ。

そこで、ボイスレコーダーを枕元に置いてみることにした。


結果から言うと、眠って20分後にイビキをかいていたわけだが…

一晩の記録を再生していると、チョビさんの鳴き声も入っている。


おそらく眠ってる僕の上で座っていたであろうこと。

足元から潜り込んだであろう音。

僕の紙を舐めていたであろう音など…


「チョビさん…僕よりうるさくないか?」

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