　チョビさん、ヒマでフローリングでゴロンと横になっている。

　ポケーッと天井を見ながらヒマそうだ。

　ノソッとクロさんが入ってくる。

『桜雪、ブラッシングだ』

　僕の前でゴロンと横になる。

　ブラッシングしていると、チョビさんがモソッとクロさんの横へ…

　バシンッ

　徐にクロさんを叩く。

　クロさんがシャーッと鳴いて…

　シャッ!!

　僕の手を引っ掻いた。

「なぜに…僕？」

　そのままチョビさん逃げていく…

　クロさん、不機嫌なまま、僕の手にヤツ当たり。

　損しかない。

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