第68話 起きれば鳴く

『桜雪ーーーー』

 昼寝から目覚める夕方、チョビさんが目を覚ます。

 とりあえず僕のベッドルームから大きな声で鳴く。

 トタタタタ…っとリビングまで走ってくる。

『僕起きたよ』

 僕の顔に額を擦り付け、腹の上で丸くなる。

 また寝るのか…

 寝てた方が静かでいいのだが…

 起きていると、よく鳴く、よく喋る。


 反してクロさん…

 めったに鳴かない。

 鳴かないのだが…

 寝言が多い、寝ているときの方がウルサイのがクロさんだ。


 総じて、1日中落ち着かない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る