二日目 あの視・この視(アノシ・コノシ)
意外と朝早く起きた(10時)。
インターネットを一通り見た後にベットから立ち上がったのが11時。
朝ごはんに昨日作ったしじみ汁をふたたび温めて食べたのだが、器ごとひっくり返してしまい、床に撒き散らした。
最悪な気分で朝から掃除をする。
床に落ちたしじみを器に戻して、もったいなかったので全部食べた。
テンションがだだ下がりになってしまったので、15時までネットや野球を見ながら虚無な時間を過ごした。
ちょうど「100均で手に入るVRヘッドセット」という記事を見つけた。
ダイソーで500円でVRヘッドセットが売っているらしい。
VRオナニーに興味があったので、原付に跨って小立野のダイソーに向かった。
VRヘッドセットはどの棚を探しても売っていなかった。
どのダイソーでも売っている訳ではないらしい。
VRオナニーのためにヘッドセットを探して100均の中をうろうろ彷徨う21歳。
最近の自分の行動の中でもっとも愚かしいものだと思う。
しかたがないのでDIYでVRヘッドセットを作るのに必要な部品のひとつである「三倍ルーペ」と、ちょうど足りなくなっていた紙マスクを買ってダイソーを出た。
もうマスクって100均にも売ってんだね。
家に戻ると割り箸と輪ゴムでVR装置を作った。
見かけはしょぼいけど、一応VRの気分には浸れた。
PornHubでそれらしい動画を見つけて、満足するまで致した。
感想は、そこそこ臨場感があって楽しかった。
顔を下に動かせば女優の足が見えて、上に動かせば顔が見える。
僕が見た動画は二人の女優が奉仕してくれる物だったのだが、片方の女優が好みだったので、ずっとそっちの方に顔を向けていた。
行為中、下を向けば結合部が見えて、上を向けば女優の顔が見えるので、下を見ては上を見て、上を見ては下を見て、何だか落ち着きのない動きになっていたと思う。
ただ別に目新しいだけで、それ以上の価値があるのか、自分の中では疑問だった。
そもそも僕はAV見ないし、女性の裸をしっかり観察できるヌード画像とかイメージビデオとかの方が好きなので、臨場感を求める人のためのVRってのは、あんまり性に合ってなかったのかなぁ、と思った。
昼寝をして起きたら8時だった。
イオンまで買い物に行って、買ってきたビールなどを飲み食いしながら借りてきた映画を途中まで見てまた寝た。
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