不思議がいっぱいコレクション!

取根林檎

1話目:最端亭の不思議なお客

市街地を外れた住宅街の奥、細道をさらに入った場所に、小さな小さなお店があった。

どうやら個人でやっている雑貨店のようで、手作りの小物やネックレス、さらにはランプやスタンド、はたまた小さな戸棚や椅子まで手作り。様々な物がそろっていた。

店の名前は『最端亭(さいはてい)』。まさに街の端にある名前だった。

「いらっしゃい。いつも来てくれるね、柿崎のおばあさん」

「そりゃあこの店の商品がすきだからね。今日もいつもの湿布もらってもいい?」

「湿布ならこれだな。他の医者のとは違うから気をつけて使うんだよ」

 その店には老若男女様々な人が立ち寄るが、そこの誰もが言う。

 その店は不思議なことが起こると。

 曰く、その店の商品を持っていると幸せなことが起こる。

 実は、その店長が聞いたことない呪文を唱えていた。

しかも、歳を取っていないかのように若い女性の風貌から姿が変わらない。

―――と、噂は数え上げればきりがない。

「あ、あの、……あの、…………ここって最端亭ですか?」

 ―――だから極々稀にいるのだ。

「おや、新しいお客かい? どうかした?」

こうして噂を聞きつけて最端亭雑貨店に来る客が。


□■□■□■


「だからいい加減にしてくれよ。そんな悩みなんてどうにかする力なんて無いって何度言えばわかるんだい」

「そんなはずないです! クラスのみんなも言っていたし、このお店の口コミもいろんな先輩から聞いています! それだけすごいお店だって!」

不思議な噂を聞きつけて来た人のほとんどが、普通の方法ではどうしようもできない自分の悩みを解決しようとこの店に来るのだ。

 今回その店に来た女子高校生の名前は「槙枝玲音(まきえだれおん)」。まだ高校に入りたてでどこか初々しさを感じる。

彼女もどこからかこの雑貨店の噂を聞き入れたのだろう。人もまばらな店で商品を並べていた店長に来店一番に詰め寄って来た。

「それにさぁ、そんなに体調不良なら医者か薬局に行きなさいって。ウチは雑貨屋だから何にもできないよ」

「お医者さんにも薬局にも行ったみたいなんです。でもどっちも効果はなくって……だからもうここしかないと思ったんです!」

 彼女の持ってきた悩みというのは、友人が五月になって精神が参っているらしく、そのせいでずっと体調不良になっているらしい。それならこんな雑貨店に駆け込むよりも、もっといい方法があるはずだ。それでも助けを求めにこの最端亭に来たのだろう。

「お願いします。もうこのお店しかありません……」

 彼女の眼は若干涙ぐみ、声は震えていた。態度も嘘を言っているような雰囲気はない。

 店長の女はそれからじっと彼女を見ていたが、やがて頭を抱え、はぁーと長い溜息を吐いてこういった。

「わかった、わかったよ。仕方ない。とりあえず今のアタシができることをしてやる。だから泣くなって」

「本当ですか!? ありがとうございます!」

「とりあえずその体調不良の理由がよくわからないから、先週仕入れたアロマを持っていきな。安眠効果のアロマはこれだったかな?」

 そう言って店長は店の棚からアロマの精油を取り出した。そして槙枝にアロマオイルの容器とセットを紙袋に詰めて渡した

「えっと……アロマですか? こう、お守りとかペンジュラムみたいなものはないですか?」

「なんだい? そこまでして迷信に頼りたいのかい? ああもう煩いねぇわかったよ、とりあえず不眠効果の石が入ったお守りもつけてやるぜ。それで満足だろう?」

 そういって店の壁から持ってきたのは、表面に大きな閉じられた目が書かれた御守り。神社に売られるようなものとは違い妖艶な雰囲気を持っていた。

「えっ、アロマと一緒に……?」

「ん? まだ何か言いたいのかい?」

「いえ、ありがとうございます……」

「これくらいで十分だろ。これを付けてアロマを焚けばきっと寝られるんじゃないか? さて、二つ合わせてざっと七千円だな」

「なっ、……わかりました。払います」

 槙枝は金額を聞いて少しうろたえた。高校生に七千円は懐に優しくないだろうが、すぐに会計を済ませて店を後にした。

 すこし心配そうな表情はまだ崩さないまま。

「……大丈夫かねあの子は」


□■□■□■


槙枝は購入したアロマの道具と御守りをもって、ある場所に向かっていた。

 その雑貨店からすぐの小さな公園。そこには先に一人の女子高校生がいた。

「買ってきてくれた?」

「うん……。これでいいんだよね?」

 そういって店長からもらった紙袋をその子に渡した。

「うわぁ、ありがとう。……なにこれ、お守りはいいんだけどこっちは何?」

「アロマだよ。宮崎さんがよく眠れるように、って店長さんがオススメしてくれたの。これできっと体調も良くなるはずだよ」

「……そうね。槙枝さんのおかげで助かるわ。ありがとう。それじゃまた学校でもよろしくお願いね」

「うん。それじゃまた明日……」

 そう言って宮崎と呼ばれた少女はそのアロマとお守りの入った紙袋をもって走って去っていく。

時刻はもう日が落ちて暗くなってきていた。しかし槙枝は元気なくベンチでうずくまったまま、動かなくなっていた。

「なるほどな。そういう事かい」

「うわっ、て、店長さん!? どうしてここに?」

 突然後ろから声が聞こえてびっくりしたのか、彼女はベンチからずり落ちそうになりながら後ろを見た。

「ちょっと心配になって後をつけてみれば酷いもんじゃないか。プレゼントにしちゃあ喜びもあんまりないし。あの子どう見ても体調不良じゃなさそうじゃないぜ。アンタ何かあの子に弱みでも握られているのかい?」

「……店長さんには関係ないです。あたしは大丈夫ですから」

 また体育座りでうずくまると、今度は顔まで隠してしまった。

「それにこうして皆に優しくしていれば、皆はあたしを仲間に入れてくれます。その為ならあたしはプレゼントでもなんでもできます」

「なんでも、ねぇ。それでアンタはいいってのか?」

「……どういうことですか?」

「わかってないのか。仕方ない、あんまりやりたくなかったけど見せてやるよ」

 そういうと彼女は肩に提げていたショルダーバッグからA4のスケッチブックを出した。きれいなスケッチブックで何も書かれていない。

「さっきの御守りにちょっと面白いものをつけておいた。目玉が開いて外が見えるはずだ。ほら見てみ。さっきの子が見えるだろ?」

 そういわれてスケッチブックをのぞき込むと、真っ白な紙面にゆっくりと色がつき始めた。スケッチブックの動きが止まると、さっきまで会っていた宮崎さんが映っていた。もう部屋に帰っているのか、スマホを片手にベッドで横になっている。

 どこから見えているのだろうか。彼女は見られていることに気付かずずっと誰かと電話をしていた。

「す、すごい……これ、どうなって……」

「しっ、静かに!」

店長が槙枝を制すと、スケッチブックから向こうの声が響いてきた。

『……ええ、本当だったわ。あの子騙されているなんて全く思ってないみたい。持ってきた御守りはなんだか怖いけど……アロマオイルは効果抜群よ。……そうね。他の子にも教えてあげましょ。皆であの子からたくさんもらうの』

「う、うう……」

『……ああそうね、ちゃんと学校であの子をもてなさないといけないわね。あの子が気分を悪くしたら私たちに恵んでくれなくなるものね』

「……」

 槙枝は聞きたくない、といった顔でスケッチブックを見たまま耳を塞いでいた。

「ほらみろ、分かっていても嫌な物は嫌だろう?」

槙枝は耳を塞いで目をつぶったまま動かない。

「そのうち不幸になるだけだと思うぜ?」

「でも……、でも高校に入って初めてのお友達なんです! こんな根暗で人見知りなあたしにただ一人話しかけてくれて―――」

「そんな子と友達になり続けたってろくなことにならないぞ。友達ならもっとたくさんいるさ。その子とは早く手を切っちまいな」

「でもどうやって……!」

どうやって断ればいいのか。槙枝には考えられなかった。

高校で友達を作れなかった自分に話しかけてくれた、その友達が宮崎だった。

そこから宮崎の友人の輪に入って、自分の弱さにつけ込まれて、そうして利用されていった。

何度も日直の仕事は変わったし、授業の課題も代わりにやった。それも全部『友達』として認めていてくれるための言わば

とりあえず一人じゃない。仲間には入っている。それは一人でいるよりは全然マシだと思った。

彼女がいなかったらずっと一人だったかもしれない。

もしここで彼女と別れたなら? もう嫌だと言ってしまったら?

(また、私は一人……)

だったら自分が我慢すればいいだけじゃないだろうか。そうすれば一人じゃない。一人寂しく泣くことなんてない。

「……まだ踏ん切りが付かないのかい。本当に手のかかる娘だ」

そういうと彼女はまたショルダーバッグに手を入れた。中から出したのは、紫色の石がついたブレスレットだった。もう陽は落ちて光がないはずなのに煌々と輝いて見える。

それを彼女は槙枝の右手首に取り付けると、そのまま右手をさすりながら、聞いたことのない呪文で二言三言唱えると、手をさすりながら話しだした。

「これを玲音にあげよう。自分に自信がつく魔法のブレスレットだ。さらにアタシから勇気の出る魔法をかけてあげた。ブレスレットは結構な値段するが……まぁ友達へのプレゼントって事にしとく、それにウチで少し働けば今までの分と一緒に返せるだろ」

「えっ・・・・・・友達、ですか?」

「嫌だったか?」

「いいんですか友達なんて……。それにこんなに高いアクセサリーを……」

「まぁ今度からアルバイトしてくれればいい。アタシの名前はシオリ。この街に住む魔女だ。これからどうかよろしくな」

シオリと名乗った彼女は槙枝に握手のための右手を差し出した。槙枝は少し戸惑っていたものの、それに応えるように手を伸ばして握手をした。

思ったより温かい手だった。がっしりと握られた手の先にはブレスレットが青くきらめく。

「シオリさんって魔女だったんですね。なんで隠しているんですか? いろいろ噂されてますよ」

「そりゃ色んな人に魔女ってバレたら悪用されるだろ? アタシはいい魔女なんだ。他の人には言っちゃダメだからな」

「分かってます。でもあたしがちゃんと言えるかどうか……」

「なぁに、自信を持ちな。アタシがついてるから」

 彼女はそう言ってまた手を固く握った。その顔は少しだけ笑顔になっていた。



□■□■□■



次の日。高校にて。授業の終わりの放課後に女子たちが数人で話していた。その中には槙枝と宮崎がいた。

 槙枝は少しうつむいたまま宮崎の後ろに立っていた。

「見て。これ、昨日槙枝さんにプレゼントしてもらったの。これで良くなったのよ。いいでしょ?」

「アロマオイル? いいなー。おしゃれだねー」

「槙枝さんすごいね。最先端だよ」

「持ってる人いないよね。すごいなぁ」

彼女達は口々に槙枝を褒め称えた。でも槙枝には心に響いてこない。全く嬉しくない。

いつもなら笑顔の槙枝も、今日はずっと俯いたままだった。

「私もほしいなぁ」

「槙枝さんに頼んでみればもらえるかもしれないわよ」

「ねぇねぇ、槙枝さん。おすすめのコスメグッズ知ってない? 私にもプレゼントしてよ」

「いいなーわたしもー」

「大丈夫。みんなにもプレゼントしてくれるわ。ね、槙枝さん?」

宮崎は槙枝に同意を促すかのように聞いた。

「えっ、全員ですか?」

 槙枝は思ってもいなかった言葉に戸惑った。いくら何でも全員分になんて。今ここにいる人数だけで槙枝の持っている金額は超えるだろう。これが本当に友達だと思っていたものだと思うと悲しくなってきた。

「……無理です」

「……はぁ? どういうこと?」

「だから全員なんて無理です……。あたしにはみんなの分のお金なんて出せません……。そんなにお金持ってないし、これ以上は―――」

「は? 何生意気なこといってんの?」

槙枝が最後まで言う前に、他の女子が口を開いた。全員の視線がその子に行く。

「槙枝ちゃんさぁ、何でウチらの輪の中に入れてるか分かってる? アンタみたいな根暗でひとりぼっちな子はウチらにこびへつらって都合よくしていればいいの。そうしていれば友達でも何でもなってやるよ」

その言葉に、槙枝は愕然とした。まるで何か堅い物に殴られたような感覚だった。

バレていた。自分が媚びを売って仲間に入れてもらおうと思っていたことなんて、お見通しだったのだ。

周りからはうわー、とか、かわいそー、と心のこもっていない声が聞こえてきた。

「さ、流石に言い過ぎじゃないかしら……?」

「いいのいいの。槙枝ちゃん優しいからこれくらい言っても大丈夫だよ。ねぇ?」

 その言葉も槙枝には届いてなかった。頭が真っ白なのに、目に涙がたまっていくのが分かった。ただ友達がほしかっただけなのに。ただ仲良くしたかっただけなのに。

人と繋がりを求めるのなんて、ただただ虚しいだけなのかもしれない。

泣きそうになったとき、少しだけ右手のブレスレットが震えた気がした。

 そうだ―――。

「だったら……、だったらもう友達じゃなくてもいい! ペコペコしてるだけの関係ならもう友達なんかじゃなくて奴隷だ!」

 私にはちゃんと友達がいるから。

「あたしは奴隷じゃない……。もう奴隷なんて嫌だよ」

 きっとあたしのことを助けてくれるはずだから。

「あたしにはもっといい友達がいるもん! あんたたちの仲間になんて死んでもなるもんか!」

 涙を目から流しながら、叫んだ。今にも逃げ出したい衝動を抑えながら。

もう逃げない。ここで逃げたら、シオリのしてくれたことが無駄になる。

「言えるじゃないか。玲音」

びっくりして振り返り声のする方を見た。そこには、なんと魔女のような服を着たシオリが怜音の肩をつかんで後ろに立っていたのだ。

「シ、シオリさん!?」

「おう、本当はあんまりよくないんだがな、心配になって来てみたんだ。そしたらひどいもんじゃないか。人を奴隷みたいに扱いやがって」

そう言いながら彼女は後ろから玲音の頭に顔を乗せると、その場にいた他の女子生徒を見まわしていた。

「……誰この人」

「知らなーい、誰?」

「ああっ、この人!魔女がいるって噂のあの雑貨屋の店長さん!」

宮崎だけがシオリの事を知っているらしい、彼女はシオリを指差して怯えるように後ろに下がった。

他の人は、知ってるの? と言いたげに宮崎を見る。

「この人、最端亭っていうお店の店長よ。なんだか知らないけど、色んな人からは魔女って言われてるわ」

「ええっ、魔女? なんかやばい人じゃん!」

確かに今のシオリの服装は黒いマントに黒のとんがり帽子。側から見れば魔女そのものという服装。

「人聞きの悪いやつだな。魔女は魔女でもアタシはいい魔女だぜ?」

「いい魔女なのに高校に不法侵入して大丈夫ですか……?」

「いいんだよ。アタシは怜音の保護者って名目で来てるから。それより今の話全部聞いてたぞ」

シオリは怜音の前に立つと彼女たちの方を見た。

「この子アタシの店のアルバイトだぜ? なーにウチの子を虐めてるんだよ」

「は? 虐めてなんかいませんから。変なこと言わないでください。大体私たちに何の用ですか」

「虐めてないだぁ? ふざけるんじゃないよ! 誰がどう見たっていじめだろうが。アタシはな、お前らみたいな人をゴミ扱いするやつは許せないんだわ」

シオリは大声で怒鳴りつけると、ショルダーバッグから水晶球を取り出し、見せつけるように前に突き出した。

「もしまた怜音に手を出したら、魔女の力でお前たちに何するか分からないぜ?」

そう言うと、シオリは他には聞こえない小さな声で短く呪文を唱えた。すると水晶球が短く光り、先ほどまで宮崎が見せびらかしていたアロマオイル一式が机の上でパンッ、と音を立てて無くなってしまった。

「う、うそっ、私のアロマが!?」

「他のやつもこうなりたくなければ怜音に近づくな。分かったな」

 一言言い放つと水晶球を右手に持ったまま、怜音の手を取り教室の入り口に行こうとした。

「ああそうだ、最後に―――」

まだあるのか、と全員がシオリの方を見た。

シオリが振り返って水晶球を前にかざし、突然ピカッと一瞬光ったかと思えば、槙枝の周りにいた女子生徒達が膝から崩れ落ちて動かなくなった。まるで魂が抜けたかのように、ガクンとしたまま動かなくなっている。

「な、何をしたんですか? 動かなくなりましたよ?」

「大丈夫だ。あの子たちの怜音とアタシに関する記憶の一部を消してやった。本当はあんまりやっちゃいけないんだが、怜音が明日から陰口を言われないようにもな」

 槙枝は理解できていないのかキョトンとした顔でシオリに連れられて行く。廊下を他の生徒とすれ違うたびに、何だあれはという視線が痛い。

でも今は、自分の事をちゃんと助けてくれた、助けに来てくれた事のうれしさの方が大きかった。今までとは違う、本当の友達。

 怜音は校舎を歩きながらシオリに話しかけた。夕日が差し込み、二人を紅く照らしていく。

「あの、私シオリさんの魔法のおかげでちゃんと言えました。明日からまた一人で大変ですけど・・・・・・」

「魔法? なに言ってるのさ、アタシは魔法なんて使ってないぜ? ブレスレットの石はパワーストーンって言ってね。アイオライトは自信のつく効果がある。あとはおまじないだが……あれはただのでたらめのプラシーボさ。言えた事は怜音の力だぜ?」

「え……?」

 槙枝はそう言われて何を言っているのか分からない、と言いたげな顔でシオリを見ていた。

「ま、よかったよ。泣いている姿なんて見たくもないからな」

 そう言ってシオリは二ヒヒと笑った。


市街地を外れた住宅街の奥、細道をさらに入った場所に、小さな小さなお店がある。

そこで働く若い女性は、不思議な力を持って人々を幸せにすると噂があった。

その名前はシオリ。この街にひっそりと住む魔女の一人。

自らを良い魔女と言って、他人の不幸と涙を嫌う、変わった魔女だ。

今日もシオリは自らの魔法を使ってその店に来る人を笑顔にしていく事だろう。

「おう、いらっしゃい。何を探してるんだ?」

彼女はまた住宅街の奥、『最端亭』で次のお客を待っている。




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