第10話 あきことのキケンなかんけい
妻との関係の停滞に反して、尾上さんと私の関係は怖いくらいに進捗していった。
彼女は私よりも年下にもかかわらず、性的な遊び心、アイディアははるかに私の上をいき、いつも私の想像を超えた。彼女に性的に導かれるのはいつも楽しみだったし、支配されるのに快感を覚えている。
床に四つん這いにされ、さんざん自分のおしりを弄ばれた後に、やっと挿入を許された。
快楽を貪るように正常位で彼女の内部をつついている時に、彼女の携帯が鳴り出した。
彼女は気持ちよさそうな顔で携帯をバックから取り上げた。
あわてて腰の動きを止めて、彼女が話を終えて、携帯をバックに戻すのを待った。
「絶対とめないで!うごかして」
動きを止めた私を、不機嫌そうに怒るのであわてて腰を動かす。
彼女はまだ鳴っている携帯を見つめると、画面を指で触った。当然マナーモードにしたのかと思った。
しかし、そうではなかった。
「もし、もしぃ」
いきなり彼女は挿入中に話しだした。それもスピーカーモードにしているので相手の声まで聞こえる。
「あ、あきこ。今何してるの?」
誰と話しているのかはすぐにわかった。
「何してると思う」
彼女は、私を見つめながらその問いかけに答えた。
「何だよ。どうせショッピングなんだろ。それとも誰かといるのか?」
低い強そうな声だった。そしてその声が少し嫉妬してるように聞こえた。
夫と話している時に大胆すぎる。さすがに挿入したモノを回収したくなったが、彼女はそれを許さなかった。
唇を『う ご か せ』と声をださずに脅してくるのでおそるおそるゆっくり動かした。 二人の接合音が入るのが心配だった。
「今ね。フィットネスクラブよ。そういうあなたは何してるのよ」
私には絶対にしてくれない甘い話し方にジェラシーを覚えた。
「俺は仕事してるよ」
夫は彼女の甘ったるい声に満足そうに答えた。
「嘘。変な女の人と一緒じゃないの?」
挑発するように彼女は上手く返す。これでは男は疑うことができない。
そして彼女は私に後ろからつながれている。
最初は罪悪感で腰を動かしたくなかったが、彼女の挑発ぶりに腰の動きが自然と早くなっていった。
明らかに私の心を乱すためにやっているとしか思えなかった。
「そんなのいるわけないだろ」
「じゃあ何で電話してきたのぉ 愛してるの」
夫は照れて笑っている。彼女の息の多い声は男を狂わせる。
「ごめん。今日帰り遅くなるんだ。ちょっと仕事で」
夫は本当に悪いという感じで彼女に謝っている。
「え~ もう、またなの!」
とても寂しそうに返す彼女を見て完全に自分に火がつくのがわかった。べちゃべちゃになっている所に腰を突き立て全力で動かす。電話で喋れなくなればいいと思った。
接合部からでるいやらしい音を高めるように激しく動く。
「ごめん。なんか買ってあげるから・・・もしもし?」
どうやら彼女は私の動きに感じてて答えられないようだ。
「なんか、雑音がうるさいね? 何やってるの」
男の焦った声が聞こえた。彼女は私の腕を思い切りつねり腰の動きを止め、私の身体を後ろに乱暴に押して、連結を切り動きを止めさせ息を整えた。
卑怯な彼女の行為だが、なぜか誇らしく思えた。
「だからフィットネスクラブって言ってるんじゃない。今バイク漕いでるの。じゃあ」
言うや否や通話を急いで切った。
彼女は私を睨んだ。また怒られるのかもしれない。
「こっちに来て」と言われて近寄ると、唇が削り取られるくらい激しくキスをされた。
「ごめんね。嫉妬した」
黙ってうなずくと、「おいで」と言われてまた彼女は私のモノを受け入れた。
二人の関係は3ヵ月目に達成した。関係が進むに連れて、最近あることが少し心配になってきた。そのことを尾上さんに言ってみる。
毎回、精子提供の行為をした後の彼女は、人が変わったように私に優しく接してくれるのだが、怒られるかもしれないので、聞くのにはなかなか勇気が必要だった。
「尾上さんが、妊娠したらもう終わりなんですよね?」
帰り支度をしている彼女に。意外とストレートに聞くことができた。
「ごめんね。まだ妊娠しなくて時間がかかってしまって」
彼女が申し訳なく言ってくれるのが、私には心外だった。
「いや、それはそういう意味ではなくて、むしろ時間はかかってくれた方がいいんですけど」
「え?」
彼女は不思議そうに私を見つめている。
「いや、この関係が好きなんです。あなたとの関係が好きなんです」
あなたが好きだと言いたかったがそれは禁句なのは分かっていた。彼女は長い間何も言わずに帰り支度を続けた。てっきり無視して何も言わずに帰るのかと思っていたら、
「あんまり、長いと情が移るからいけないよね。ごめんね」と言うと、悲しそうな顔をして部屋を出て行った。
先週、この関係を続けたい、と言った時から、彼女の私に対する何かが変わってような気がした。
彼女は相変わらず行為中にいろいろな命令をしてくるのだが、すべての行為に、今までの厳しさや冷たさがないのだ。すなわち、500万円であなたを買っているのよ! という感じがないのだ。
最近、彼女は決して触らそうとはしなかった美しい胸を、私に開放した。ライトブラブルーの細いブラジャーを外して美しい胸の弾力を楽しむ。
昔だったら思い切りつねられていたのは間違いない。
今まで無理して我慢していたのだろうか? 行為の最中の甘い声は私を虜にした。
とうとう、彼女はセックス中に私の自由を奪わなくなった。
今だに、少しノーマルで無いことと言えば、、、
最近はもっぱらお互いのセックスを動画や写真で取り合うことを始めたことだ。
最初に彼女からそうしようと言われた時は流石にビックリした。
でも「寂しいときに私のことを思い出したい」と言われた時はうれしかったし、お互い共通の秘密を持つことが楽しかった。
彼女は、私が好きな時に塾の中でいつでも、私の好きな格好で自由に撮らせてくれた。写真はポートレイト的なものから始まり、何らかのポーズをとらせたもの、お互いフルヌードで撮影したものから、抱き合っているもの、結合部分を大写しにした下品なものまである。
携帯を見られることを恐れた私は、職場のパソコンにその画像を移し、暇なときに自分達の写真を見て楽しんだ。
彼女が塾にいる時間も長くなり、セックスの前後を快適に過ごす為に、キャンプ用の小さく折りたたみができるマットレスを買ってきた。
やがて写真だけでは飽き足らず、ビデオ撮影までするようになり、二人で裸で抱き合う姿をホームビデオに撮影して、終わった後、反省会と称して裸で抱き合いながら一緒に見た。
最近は、金曜日の午後はなるべく塾の予約を受けないようにした。塾を休塾の状態にして、お酒を飲めるようにして、二人で気持ちよくなりながらセックスを楽しんだ。
そんな感じで毎週接していると、私は尾上章子のことを章子と呼び捨てするようになった。
これは章子が私にそう呼ぶように頼んできた事から始まったのだが、この、どうやっても手の届きそうでない女を、呼び捨てで呼んでいいことに対して、私は大きな満足感を覚えた。
そして、そのうち章子はプライベートな話を聞きもしない私に、いろんな話をしてくるようになった。そして、また彼女は私の過去の恋愛話を聞きたがった。
そんな時私は、子供の頃からエロ本を読み続けたことから、昆虫好きの女の子の話、中高生のときの全然持てなかった話、大学留学時のもう少しで童貞を捨てれた話など、志穂にも言えないような話を章子に聞かせた。
章子はいつも大笑いして私の話を聞いた。
章子も子供の頃、昆虫が大好きだったらしく、特に、ミユキと見てた、死んだカマキリの話になると、目を輝かせていろいろ聞いてきた。彼女の小さい頃は、ミユキといろいろと重なる点が多いらしい。しかし、ミユキの話をすると、昔の嫌なトラウマがよみがえって来るのでその話に関してはこれ以上掘り下げることを辞めた。 妻との関係の停滞に反して、尾上さんと私の関係は怖いくらいに進捗していった。
彼女は私よりも年下にもかかわらず、性的な遊び心、アイディアははるかに私の上をいき、いつも私の想像を超えた。彼女に性的に導かれるのはいつも楽しみだったし、支配されるのに快感を覚えている。
床に四つん這いにされ、さんざん自分のおしりを弄ばれた後に、やっと挿入を許された。
快楽を貪るように正常位で彼女の内部をつついている時に、彼女の携帯が鳴り出した。
彼女は気持ちよさそうな顔で携帯をバックから取り上げた。
あわてて腰の動きを止めて、彼女が話を終えて、携帯をバックに戻すのを待った。
「絶対とめないで!うごかして」
動きを止めた私を、不機嫌そうに怒るのであわてて腰を動かす。
彼女はまだ鳴っている携帯を見つめると、画面を指で触った。当然マナーモードにしたのかと思った。
しかし、そうではなかった。
「もし、もしぃ」
いきなり彼女は挿入中に話しだした。それもスピーカーモードにしているので相手の声まで聞こえる。
「あ、あきこ。今何してるの?」
誰と話しているのかはすぐにわかった。
「何してると思う」
彼女は、私を見つめながらその問いかけに答えた。
「何だよ。どうせショッピングなんだろ。それとも誰かといるのか?」
低い強そうな声だった。そしてその声が少し嫉妬してるように聞こえた。
夫と話している時に大胆すぎる。さすがに挿入したモノを回収したくなったが、彼女はそれを許さなかった。
唇を『う ご か せ』と声をださずに脅してくるのでおそるおそるゆっくり動かした。 二人の接合音が入るのが心配だった。
「今ね。フィットネスクラブよ。そういうあなたは何してるのよ」
私には絶対にしてくれない甘い話し方にジェラシーを覚えた。
「俺は仕事してるよ」
夫は彼女の甘ったるい声に満足そうに答えた。
「嘘。変な女の人と一緒じゃないの?」
挑発するように彼女は上手く返す。これでは男は疑うことができない。
そして彼女は私に後ろからつながれている。
最初は罪悪感で腰を動かしたくなかったが、彼女の挑発ぶりに腰の動きが自然と早くなっていった。
明らかに私の心を乱すためにやっているとしか思えなかった。
「そんなのいるわけないだろ」
「じゃあ何で電話してきたのぉ 愛してるの」
夫は照れて笑っている。彼女の息の多い声は男を狂わせる。
「ごめん。今日帰り遅くなるんだ。ちょっと仕事で」
夫は本当に悪いという感じで彼女に謝っている。
「え~ もう、またなの!」
とても寂しそうに返す彼女を見て完全に自分に火がつくのがわかった。べちゃべちゃになっている所に腰を突き立て全力で動かす。電話で喋れなくなればいいと思った。
接合部からでるいやらしい音を高めるように激しく動く。
「ごめん。なんか買ってあげるから・・・もしもし?」
どうやら彼女は私の動きに感じてて答えられないようだ。
「なんか、雑音がうるさいね? 何やってるの」
男の焦った声が聞こえた。彼女は私の腕を思い切りつねり腰の動きを止め、私の身体を後ろに乱暴に押して、連結を切り動きを止めさせ息を整えた。
卑怯な彼女の行為だが、なぜか誇らしく思えた。
「だからフィットネスクラブって言ってるんじゃない。今バイク漕いでるの。じゃあ」
言うや否や通話を急いで切った。
彼女は私を睨んだ。また怒られるのかもしれない。
「こっちに来て」と言われて近寄ると、唇が削り取られるくらい激しくキスをされた。
「ごめんね。嫉妬した」
黙ってうなずくと、「おいで」と言われてまた彼女は私のモノを受け入れた。
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