カルディナ薬草店


 

 トランメニルに到着した時には、もう朝日が顔を出していた。街はにわかに動き出し、所々から水音や扉のきしむ声、包丁の心地よいリズム——住民の生活音が、澄んだ空気の中を伝わってくる。

 一行はイェルの口八丁で旅の商人として滞在の許可を得ると、さっそく宿へと向かった。


 宿は、フレデリカが街に入る前から決めていた。横長の家を切り分けたロッジのような建物の一つで、ログハウス風大江戸長屋、とでも呼ぶべき姿をしていた。

 外から見るより小屋の中は広く、ベッドは三つ置かれている。どうも数が足りない気がするが、イェルあたりがまたどこぞへ出かける算段なのだろう。きっとそうに違いない。まさか約一名だけ床板に眠らされることはない。……はずだ。そう思いたい。


 それはともかく。と、クロは抱えていたミスハをゆっくりベッドに降ろした。それから疲労感をたっぷりと詰め込んだ息を吐き出して、床板に尻を付けてその場に座り込む。


「ふぃ~。これでとりあえず、一息つけたな」


 隣のフレデリカは、クロの疲れた様子は歯牙にもかけず。しっしと追い払うと、ミスハに簡単な触診を始めた。他にも諸々、身体の調子を確認していく。


「……どうやら、他の病気は併発してないみたいですね。でも服が汗や泥でだいぶ汚れてますから、ちょっと着替えましょうか」


 フレデリカはミスハの上半身をベッドから持ち上げて、部屋の隅をうろうろしているイェルにも声をかける。

 おまけで、クロをじろと睨んだ。


「何? 手伝えって?」

「逆よ、逆」


 ああこりゃ失敬。言うより先に蹴飛ばされるように部屋から追い出された。何か減るものでもあるまいが、乙女の着替えに男子は不要、退いておくのがマナーというものだ。


 外に出るなり、朝の日差しが目を刺した。


「あーくそ、つっかれたなー……。眠い。腹減った」


 そこらの木柵に寄りかかると、日光に背を向けて瞼を閉じる。背に当たる陽光は夜通しの乗馬に疲れた身体をぽかぽかと温めて、眠りの世界にクロを誘う。


 しばらくそのままぼんやりと。意識の半分が眠りに落ちかけたところで、また部屋の扉が開いた。


「ミスハ様の着替え、終わったわよ」

「おお、じゃあ俺も一寝入り——」


 宿小屋に入ろうとしたところで、襟首を引っ張られた。


「悪いけど、わたし買い物するから荷物持ちとかしてもらえる?」


 お願いの口調ではあるが、すでに身体は引きずられている。回答の選択肢にお断りの言葉が含まれていないのは明らかだった。


 ◇


 トランメニルの街並みは、これまで訪れた街の中では最も素朴——とどのつまりは田舎くさいものだった。しかし手入れは十分に行き届いて、決してうらぶれた雰囲気はない。

 特徴としては街の中だというのに緑が多く、その植物の種類も様々だ。花が咲いているものもあれば、トゲや真円形の葉をした小木もある。並ぶ街路樹を含め植物はどれも整然として、おそらくは自由繁殖ではなく住民が育てているのだと思われる。

 家屋の多くは木造で、一軒一軒にデッキがあったり、煙突が伸びていたりと個性に溢れている。ここの大工はお客に合わせた個性的な設計がお好きらしい。


 フレデリカはそんな家々の中から、大きな木彫り看板を入り口に掲げた商店——ではなく。そこから裏道に入った奥にひっそりと佇む、あやうく民家と間違えそうな隠れ家的な店へと入っていった。

 扉にかけられた小さな看板には、カルディナ薬草店と書かれていた。


「ちょっとお客さん、まだ営業前だよ。それに悪いけどうちは一見さんには……」

「お久しぶりです、オーマさん」


 オーマと呼ばれたでっぷり体型の中年女性は、フレデリカの声に片付けの手を止める。そしてその顔を見るや、「ンマーッ!」ボリュームの壊れた声を上げて瞳を輝かせた。


「フレデリカちゃんじゃない! やっだぁ~もう。何年ぶりかしら。すっかり大きくなっちゃってまー、やっぱりいい女になったわねえ。…………ん? あらま、本当に色々大きくなってるわね」


 絞り上げるように抱きしめたかと思えば、肩をバシバシと叩き、大口を開けて哄笑する。


「まーいーわ、細かいことは。元気が一番だもの!」

「お、オーマさんも変わらずお元気そうで……」


「薬効豊富なものばっか食べて、子供の頃から病気知らずだけが自慢だからね。風邪なんて引いたりしたら、いっそこの店畳んでやるわ」

「そんなこと言わないで下さいよ。この店がなくなったら、うちの家も商売あがったりじゃないですか」

「あらやだ。それじゃあ病気しないように気を付けなきゃね!」


 パンパン、と自分の頬を叩いて、本気ですよのつもりだろうか。いちいち身振り手振りの激しいオーマに、すっかり空気が呑まれている。


「いやーそれにしても懐かしいわあ。フレデリカちゃん前会った時はこ~んなちっちゃかったのに」


 再び抱きしめてフレデリカに頬ずりするオーマ。

 と、そこでようやくクロにも目が合った。


「あらら? ごめんなさいね。こちらはフレデリカちゃんの……」

「あっ、えっとこっちは……」

「……旦那様?」

「違います!」


 大声を上げたフレデリカに、オーマはまたぺっかりと太陽のような顔で笑った。


「冗談よ冗談。本当にそうだったら面白かったけど」

「そ、そっちももちろん冗談ですよねー。も、もう……オーマさんったら人が悪いんだから」


 困りきった笑みのフレデリカに、はいといいえ、どちらともつかないにっこり顔でオーマが頷く。

 そこから急に、ふっくらとした頬の上で、オーマの目が鋭く光った。百戦錬磨の商売人、生き馬の目を抜く世を渡る玄人の目だった。


「それで、失礼ながらあなたはどういった素性の方なのかしら? もちろんフレデリカちゃんの紹介だから大丈夫とは思うけど、一応こっちも確認しとかないといけないの」

「えーと、何というか……」


 ここに来て言い淀むのは最大の悪手だが、うまい言い訳がぱっと思いつかなかった。

 何しろクロには記憶がまるで無い。名前はあるが姓が無い。護衛の職は手にしたが、普段の実力は限りなく素人に近い。些細な疑惑を追求されたら、いくらでも不審な点が出てくる。怪しまれるなというのがどだい無理な話なのだ。


「彼はクロと言います。わたしの同僚というか……協力者みたいなものですね。今日は荷物持ちに付いてきてもらっただけですから、ご心配なく」


 フレデリカがうまく躱しながら答えると、オーマはクロの身体を上から下まで、何度か視線を往復させる。


「帝国の騎士様……には見えないわねえ」

「雇われの番犬みたいなもんです。うまい飯に釣られまして」


 クロの言葉にオーマはまた大口で笑う。

「あっはは。ご飯に釣られちゃうんじゃ、ずいぶん頼りない番犬だわね。明日は誰がご主人様かしら!」


「それ、実はわりと深刻な問題なんですよね……」

 ぼそっと呟く声がした。


「まっ! とにかくクロさんのことはよく分かったわ。それじゃあご注文の品物を用意してくるから、ちょっと待ってて頂戴」


 おや、一体何のこっちゃ。クロはフレデリカに視線で尋ねた。

 フレデリカも寝耳に水だったようで、慌てて知らない知らないと首を振る。


「ちょ、ちょっと待ってもらえます⁉ オーマさん一体何の話をしてるんですか」

「何って、フレデリカちゃんは光大公様のお使いでいらしたんでしょ。ここを発つのは昼頃だと聞いてたんだけど、予定が早まったのかしら。悪いわねえ、わざわざ足を運んでもらっちゃって」

「——ッ⁉ お、おお、お母様が、この街にいるんですか⁉」


 フレデリカはあまりの衝撃に驚きの言葉を隠せなかったらしい。大げさすぎるくらいの反応をして、裏返った声を張り上げる。


「え、ええ……そうだけど……あらやだ、フレデリカちゃん知らなかったの? わたしはてっきり一緒にいらしてるものだとばかり……」


 見ただけで分かるほど、がたがた震えながら、フレデリカはすっかり顔面蒼白だ。

 光大公に遭遇しかねないという状況が危険だというのはクロも理解しているが、それにしたって怯えすぎだろう。さながら猫を前にした鼠、蛇に睨まれた井の中の蛙、恐怖に震えるパブロフの犬が目の前にいる。


「ど、どうしようクロ……どど、どうしたら……どう、どうどう……」

「どうもこうも、とにかく薬は買っていかないとまずいだろ。後のことはそれからだ」

「そ、そうよね……うん、まずは薬。うんうん……薬……薬……」


 自分に言い聞かせるように口にしつつも、まばたきもなしに瞳孔まで開いたようなフレデリカの顔は、明らかに尋常ではない。

 オーマもさすがに異変に気付いて、フレデリカの顔の前で手を振って意識レベルを確認している。反応無し、危篤状態の可能性ありだ。


 そこではっとフレデリカが意識を取り戻し、オーマの手を握りしめた。


「オーマさん! わたしが今日ここに来たこと、お母様には内緒にしてもらえますか!」

「え。ええ、いいけど……」

「それじゃあ薬を買わせてもらいますね! もちろんお代はこの場で払います!」


 目をぱちくり何が何やらというオーマを差し置いて、フレデリカはメモの書かれた羊皮紙を広げた。

 フレデリカがメモの内容を読み上げ始めたところでオーマも我に返り、雑然と積まれた麻袋や瓶の中から、手際よく薬の材料を店のカウンターに並べていく。


 曰く——アルラウネの乾燥葉脈、竜骨石の粉末、トリトビーの湧き水にニガヨモギ、薔薇と米でできた蒸留酒。その他ラベンダーやらセージやら、ハーブ類の名前が十や二十つらつらと出てくる。


 もちろん抗瘴薬の材料なのだろうが、これらを本人の言の通り「偶然見かけた」程度の聞きかじりで覚えていたのだとすれば、とんでもない記憶力だ。一体どんな魔法を使ったのだろうと言いたくなるくらいだ。


「最後に……霊樹の蜜葉を一瓶。以上です」


 そこで初めて、オーマの手が止まった。


「あー……ごめんなさいね、実は蜜葉は今切らしてるのよ」

「ええ⁉ そ、そんなあ……」


「光大公が買い占めたとか?」クロがふとした思いつきで口を挟む。

 しかしオーマは二重顎の肉々しい首を振った。


「実は光大公様にも注文されてるんだけど、そちらにも待って頂いてるの。ここのところ霧が濃くならなくてね。蜜葉の採れない時期が続いて、在庫が尽きちゃったのよ」

「葉っぱを採るのに、霧が必要なのか?」

「ええ。霊樹様の蜜葉は数歩先も見えないくらいの霧の朝にだけ採れるのよ。何でも、霧に満ちてる水の精霊に導かれて、幹の奥深くに溜まった蜜が一時的に染み出してくるとか。空見のババさまの見立てでは明日にも霧が出るはずなんだけれど……」


 だったら一日くらい待つのも手か。というよりも、それしか選択肢がない。

 何しろこの霊樹の蜜葉がどうしても必要だからこそ、無理にでもこうしてトランメニルまで足を運んできたのだ。今更時間がかかるからといって、諦めるわけにはいかない。


「でもフレデリカちゃんも蜜葉が必要となると、ちょっと困ったことになったわねぇ……。特に光大公様に内緒となると……」


 オーマは両頬の贅肉を手の平でぶよんぶよん上下しながら、悩む様子を見せる。


「何か問題があるんですか?」おかしな様子にフレデリカが尋ねた。

「いえね。いつもなら蜜葉の採集はうちの人が行くんだけれど、昨日の酒盛りで騒ぎすぎて、腰をやっちゃって」

「じゃあ採りに行く人間がいないのか」


 クロの予想にまたもオーマは首を振った。


「いや、実はもう別の人に頼んであるのよ。で、その頼んだ子っていうのが、光大公様のお付きの人……というか、正確には光大公様の娘さん——つまりフレデリカちゃんのお姉様であるアレサちゃんの、そのまたお弟子さんなんだけど」

「げ、まさかアレサ姉様もこの街にいるんですか?」


 嫌がっているのは変わらないが、アレサという姉に対するフレデリカの反応は、母に対するものとはだいぶ違っていた。

 まるで断ち切れない腐れ縁。夏場に蚊の羽音でも聞いたような、鬱陶しいばかりで恐れの欠片もないような態度。これは明らかに舐められてるぞ、アレサお姉様。


「そうそう。そうなのよ。だから私はてっきりフレデリカちゃんだって一緒に来てたものだとばかり……って、話が逸れたわね。とにかくその、アレサちゃんのお弟子さんが——」


 そこで突然、

「オーマっさ〜ん、おっはよーさん!」

 明るい声が店内に響き渡った。


「でー早速なんだけどさー、出かける前にうちの親分が挨拶したいって言ってるんで、ちょっと時間いいですかぁー?」


 何の躊躇いもなく店に入ってきた声の主は、一人の若い女性だった。


 外見はもう一言で美女と評してしまうのが適切だろう。短めに整えた金髪に、長い睫毛や緑の瞳。血色のいい唇から手足の長さ細さに至るまで、全知全能の神がその力遺憾なく発揮して組み上げたかのように整っている。

 服装はのどかなこの街では少し浮きそうな、大きく胸元の開いた服に短めのスカート。一枚だけ旅用の上着を羽織って、いかにも快活そうな人物だった。


 その美女は今になってようやく、店内にオーマ以外の人間がいることに気付いたらしい。軽くこちらに視線を走らせる。

 するとフレデリカのところで目を止め——いたずらな笑みを浮かべた。


「えーっと……」


 呆気にとられたオーマが返事をしようとしたところで、金髪美女は旋風のごとき勢いで、店を飛び出していく。


「……な、何だったんだ、今の」

 驚いたよな。と、クロが軽い世間話のようにフレデリカに話しかける。が、反応がなかった。


 よくよく観察してみると、どうも何事か囁いている。耳を澄ませば聞こえてくるのは、「やばい、やばい、やばい、やばい……」以下同文。死神にでも取り憑かれたような真っ青な顔をしている。


 そうこうしているうちに、走り去った金髪美女が再び店に舞い戻ってきた。今度はこれまた見目麗しい、同じく金髪の女性を連れていた。


 来ている服は丁寧な刺繍の施されたドレスのようで、所々小さな宝石があしらわれていた。顔つきはもう片方のかしまし美女によく似ていたが、こちらには目尻にだけ小さく皺があり、その佇まいには年月を重ねた深い落ち着きが感じられる。金の長い髪は頭の後ろで纏められ、日傘のようにつばの広い帽子を被っていた。


 こんな美女と次々遭遇するなど、一生のうちに一度あるかないか。クロは今まさに世のあらゆる男性たちから羨望を浴びるに相応しい環境に——というところで、ふとクロの目には、彼女たちの顔が妙に見慣れたものに映った。

 もちろん記憶のどこかから、美術館に飾られた美化率十割増しの肖像画が思い出されたわけではない。似た顔がすぐ横にいることに気付いただけだ。


 とはいえ、当の似た顔は今や見るも無惨。天才芸術家が世の絶望という絶望を丹精込めて描き込み尽くしたような顔になっていたのだが。


「お……お母様…………」


 どうやら予想は的中したらしい。この金髪美女二人と、フレデリカは血縁だった。

 おそらくは先に入ってきた落ち着きのないショートカットの金髪が、アレサという名の姉。帽子を被った女性が、フレデリカの母親である光大公エレアノーラなのだろう。


 一番会いたくなかったであろう相手に出くわして、フレデリカの顔面は凍り付いていた。向かい合う光大公も、決していい顔はしていない。明らかに剣呑な空気がカルディナ薬草店内に満ちていた。


 そこに響く、能天気なアレサの声。


「ほらほら、びっくりしたっしょ母様? わたしも驚いたもんよ~、まっさかこんなとこでフレデリカと出くわすなんてさー。わたしゃてっきりまだ帝都にいるもんだとばっかり——って、あらら?」


 アレサも今更になって、場の空気が怪しいことを察したらしい。横線を引いたように閉じた口で「ん? んん?」と母と妹の顔を見比べる。

 それから、あっははー、てへぺろ! と笑いながら舌を出した。


 そんな調子の軽い上の娘は捨て置いて、光大公が口を開いた。ただしフレデリカではなく、オーマに向けて。


「……少しばかり、出立の予定が早まりまして。街を出る前にオーマさんにもご挨拶をと。でもこの様子だと、お邪魔だったかしら?」

「そんな! とんでもありませんわ。エレアノーラ様がお会いしたいと言って下さるのなら、いつでもこちらから馳せ参じます。それをわざわざこちらに足を運んでいただくなんて、いっそ恐縮してしまうくらいですわ」


 あの豪放なオーマが、横に広い身体をきゅうきゅうに絞って緊張していた。やはり光大公という存在の威光は相当なものらしい。


「いえいえ、このカルディナ薬草店にはいつも助けてもらっていますから。それにほら……通り道ですし」


 光大公はオーマの緊張をほぐすように微笑んだ。


 それからすっと顔から表情を抜き去ると、フレデリカに向き直る。

「こちらもあまり時間は取れないけれど、あなたも少し……いいかしら?」


 有無を言わせぬ威圧感に打ちのめされて、フレデリカは小さく「…………はい」としか口にできない。


 光大公エレアノーラは最後にまたオーマに振り向くと、

「それでは、これからもよろしくお願いしますわ。ご主人も、お大事になさるようお伝え下さい」

 やんわりと笑みを浮かべながら言って、光大公は店を出て行った。なんとも気品に溢れた立ち居振舞いだ。


 対して、その後ろを付いていくフレデリカは、さながら断頭台への階段を昇る囚人のようにも見えた。


「お、おおっとぅ……? これひょっとして、お説教とか始まっちゃう系?」


 申し訳なさと野次馬根性を半々に——いや、おそらくは後者九割で、アレサが二人の後を追う。


 だいぶ人口密度の下がった店の中で、クロはオーマと目を見合わせた。


「えーっと……俺もちょっと行ってきていいすか」


 何故かオーマにわざわざお許しを願い出て、ご随意にと返事を貰ってから、クロも店を出た。

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