第16話 熱中症、シーズン到来
暑くなってまいりました。
熱中症の季節でございます。
「熱中症~? ソレって夏本番の話じゃないの?」
と、思ったあなた。
甘いです。
結構この梅雨前後の季節って熱中症多いんですよ。
まだ大丈夫と思ってクーラーをつけなかったり、湿度が高いから気化熱で体温が下がらなかったり。
いろんな条件が重なる危険なシーズンです。
救急搬送される人も多いです。
「何だか気分悪くて動けなくなって」
と、まるで熱中症の自覚症状もなく運ばれてくる人もいます。
そんなとき救急隊が
「部屋、すごく蒸し暑かったです」
と、耳打ちしてくれたりします。
熱中症の主症状は、脱水であることが多いので点滴を2-3本入れれば症状は改善することが多いのですが、それではすまない重症例ももちろんあります。
結構怖いんです熱中症。
しかも何故かゆきのさんが経験者!
と言う訳で、恒例のゆきのさんの経験談をお楽しみくださいv
◇ ◇ ◇
この季節、話題に上がる熱中症。
悔しいことにシルベスター・ゆきのはかかったことがあります。
内臓と脳を鍛えるのは難しい……ッ!!
しかしッ!しかしであるッ!熱中症は屋外だけでかかるものではないッ!若さも健康さも関係ないッ!
バキ風に始めましたが疲れたので元に戻します。
逆に外で部活なんかをしている時の方が、いまは熱中症への配慮が行き届いているので安心かもしれません。
だってシルベスター・ゆきのは体育館で熱中症になったんですよ……。
↑ゆきのさんでもなるんだなぁ・・・ やっぱり怖い病気なんだ―
「ほんのちょっと昔」の…学生時代(ここ朝樹さん強調してください)もうすぐ夏休みということで、暑い体育館で校長先生の長い訓示を聞いていました。
↑これでいいかな?
そのとき私は尋常でない頭痛と吐き気にだるんだるんしていました。
なんなんだろう、これ。
しかもだんだん気分が悪くなり、手足が震え、その場でぱったりと倒れそうになりました。
そのときはまさか屋内で熱中症になるとは思わず、何か変な病気かと思い教諭に頼んで保健室に行かせてもらいました。
↑ここで倒れない所がさすがです。
なんとかたどりついた保健室で告げられた信じられない病名は……熱中症。
嘘?!嘘でしょ?!
体育館で校長先生の話を聞いてただけだよ?みんな平気な顔をしてたよ?
しかし、頭痛、吐き気を伴う熱中症はまあまあヤバいらしく、水分と動脈のある場所を冷やすクーリングパックを与えられ保健室のベッドへ。
保険医さんの適切な処置で病院に行くこともなくその後は授業に復帰できましたが、私の頭にはある疑問が……。
なんで私だけ?
後日調べたところ、遺伝的に熱中症に弱い人がいるそうです。
(これについては推測です)
なので皆様、屋内、屋外問わず、初夏から夏にかけて理由のわからない吐き気や頭痛に襲われたらまずは涼しい場所に退避してください。
↑ これは大事です。それと水分補給。
吐き気、頭痛はほかにも色々な病気の症状ですが、涼しい場所で水分を取って嘘のように症状が治まったら熱中症の可能性が高いです。←頭痛、吐き気を伴う重篤疾病については朝樹さん補足お願いします!
↑ はーい。後でまとめてやります。
熱中症が極まると腎障害や脳障害がその後ずっと残ることもあります。
すこしでもおかしいと思ったら、どうかこの季節は無理なさらずに……。
繰り返しますが、脳と内臓は鍛えられません……。
大火傷や大怪我、顎骨に鉄骨をぶち込んだ経験もあるスタローン・ナナサワよりの心からのお願いです……。
◇ ◇ ◇
と言う訳で、ゆきのさんでもなってしまう熱中症。
普通の人類が太刀打ちできるはずがございません。
そろそろ梅雨入りではないかと言うニュースが流れ始め、あーシーズンが来たなぁと思われます。
十分お気をつけくださいませ。
と言う訳でいつもの豆知識。
今日は当然熱中症。
初期症状は「めまいや顔のほてり」「体のだるさや吐き気」この辺を訴える人が多いようです。
屋外でスポーツとかしていたら分かりやすいんですけど、家で本を読んでいてもなる時はなります。
急に暑くなってきた今頃の季節って、からだが暑さに慣れていないので熱を溜めこみやすいと言うのもあるかもしれません。
なんか変だな―。暑いな―。
そう思ったらクーラーをつけてみるとか、扇風機を回すとか体温を下げるようにして下さい。
目眩のひどい場合は横になって急に起き上がらないように。
そしてポカリなどのスポーツドリンクで水分補給をしましょう。
無かったら、水道水と塩飴でも良いです。水と塩を入れて下さい。
ここで、意識がもうろうとしているなど自力で飲めなかったら救急車です。
もう一度言いますが救急車です。
結構「あ、これ熱中症じゃん。車でもいいや」と救急外来にワゴンタイプの車に患者さんを乗せて自力で来院される方がいらっしゃいます。
でもこれ、患者さんを出す所から一苦労なんですよ~
病院のストレッチャーに移したくてもなかなか動かせない。
汗びっしょりで腕とか掴んでもつるつる滑る。
救急車の場合はもう、救急車のベットが降りるので迅速に処置に入れるんです。
熱中症は処置が遅れると腎臓に障害が残ったりする恐ろしい物です。
意識がない時点で救急車を呼んでください。
意識が無くなる前に、けいれんが起きる場合もあります。
汗と一緒に電解質が流れ出るためです。
足りなくなるのはカリウムなどなので、時々救急隊の人が一生懸命バナナを食べながら仕事をしていらっしゃっている所見たことがあります。
……バナナでカリウムを補正しようとする前に受診していただきたいと思います。
その汗なのですが、最初は滝のように汗をかくのですが、ある時を境にまったくかかなくなります。
もう体に汗として出せる水分が無くなったサインだと思って、慌ててポカリを飲んで下さい。
その頃には体温の上昇がかなり来ていると思います。
もし、体温計をお持ちであれば測ってみてください。
40度とかなっている場合もあります。
ここまでくればもう、救急車確定です。
大事なことなのでもうい一度言います。
救急車、呼んでくださいね!!
室内でも起こりるんですよ!! (←フォント最大)
それと。
熱中症に似た症状の病気なのですが、頭痛や嘔吐を主症状とする病気は結構あります。
でも一番怖いのは脳卒中でしょうか。
特に脳梗塞は頭痛・嘔気・手足片方のしびれが主症状です。
脳梗塞は今、脳に詰まった血の固まりを溶かす特効薬があるんです。
でもこれは、症状が起こってから4時間半以内しか使えない薬なんですよ。
脳梗塞の診断がつくまで、病院についてから1時間は見てください。(MRIとか結構時間がかかります)
なので変だと思ったら速攻救急車です!
夏場は脱水傾向になりやすく、血液もドロドロになりやすいのです。
と言う訳で、熱中症の予防も含めて、夏場は水分を多めに取りましょう。
脱水傾向でいい事はあまりありません。
それと塩分は適度に取りましょう。
血圧の高い人は主治医の指示に従ってください。
屋外労働の人は塩飴を携帯する位が良いかもしれません。
それと、睡眠をしっかり取ってください。
寝不足は全ての病気に悪いです。
ここの人達は夜遅くまで執筆している人も多いのでしょうが、夏場は更新を少し落としてでも睡眠時間を確保して下さい。
熱中症で入院してエタってしまうよりマシだと思います。
あと小児ちゃんですね。
当たり前ですが成人よりも体の水分量が多いので脱水にもなりやすいです。
飲めなくなったらすぐ病院へ。
いつもより多めに水分を上げるようにしましょう。
あと、帽子とか日差しを遮るもので調節するなども良いと思います。
それと、子供って一見元気なので遊びに行くと帰ってきません。
日が暮れるまで遊び倒して、帰ってきたら顔が真っ赤で(もちろん日焼けではない)気持ちが悪いと言う。
もう、典型的な熱中症ですね。
飲めるようなら、しっかりポカリを飲ませて安静に。
飲めなかったら病院へ。
後、最近流行ってるんですかね?
乳児ちゃんの日焼け止めクリーム。
時々相談の電話を受けるのですよ。
結論的には塗ってもいいと思いますが、そもそもこれは熱中症の予防になる訳ではありません。
それに新陳代謝の激しい子供の肌に薬品を塗ると言うことは、昔からあまり推奨されていることではないです。
でも昨今の環境の変化で、それがいいことなのかどうかまだ医学会でも結論は出ていないと言う感じです。
なので親の判断で塗るのは良いけど、しっかりお風呂の時に落してあげてね、と言うところでしょうか。
それと、熱中症に関しては高齢者の方も気をつけていただきたい点はございます。
お若い頃我慢することが美徳とされて、今の日本を作り上げてきた立派な方がたなのですが、我慢することが当たり前になってしまって、ご自分の体調に気がつかないことがあるようです。
お願いします。暑かったらクーラー入れて下さい。
変に我慢しないでください。
ポカリなどのペットボトルも勿体ないと思われる方が一定数いらっしゃるようで「水道水で十分」とか言われます。お願いですからポカリとか飲んで下さい。
よろしくお願いします。
後、全体的に言える事ですが、「疲労、睡眠不足、風邪などで体調がすぐれないときは、無理するのはやめよう!」と言うことです。
夏場はただでさえ体力を奪われます。
体調には十分気をつけてお過ごしください。
_余談_
2話で取り上げたSTD(性感染症)の話で面白いサイトを見ました。
何とセーラームーンのポスターで「検査しないと、お仕置きよ!」だそうです(笑)
https://www.ishamachi.com/?p=55777
やるなぁ、厚労省。
でもそれだけ増えてるんですね、STD.
特に梅毒やクラミジアが酷いようです。
皆様お気を付け下さい。
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