第108話 ギルド
昼過ぎにギルドとの事だったので、雑貨屋や道具屋を見て回り王都の相場を確かめている。後は、ポーション類は購入して効き目を調べる。
値段は他の街に比べて一番高いのは2倍近い値段で売られている。ついでに樽なども大量購入して、協会へ行ってお布施を行う。
(今年の誕プレは、ガラスの製法をお願いします。)
催促した誕プレが貰えるかは解らないが、食堂で昼飯を食べてから商業ギルドへ行く。
「お待ちしておりましたクーヤン様、ミハイル木材店は現在建築中でして1月28日から対応できるそうですが、どうしますか?」
「待ちますのでお願いします。」
今が1月5日、だいぶ待つが問題ない。
「解りました。一応材料を揃える為に、1度打ち合わせをするのですが、今からでも問題ないないですか?」
「一時間後でも良いですか?」
「解りました。ミハイル木材の人を連れて来ますので、一時間後にギルドへお越しください。」
「また、後で、」
商業ギルドをでて冒険者ギルドへ向かい買取りカウンターへむかう。
「こんにちは素材の買取りですか?」
「前回の買取りを受け取りにきました。これ。」
「確認しました。オーク40匹で肉の買取りが45銀貨60銅貨になります。魔石はどうなさいますか?1つ55銅貨になります。」
※キロ4銅貨
「買い取って下さい。」
「合わせまして67銀貨60銅貨です。」
「ありがとうございます。」
ギルドを出ようとしたら、
「坊主羽振りがいいじゃねーか。」
「急いでますのでどいて貰えますか?」
「おいおい、つれねーな。通してほしけりゃ有り金置いていきな。」
「やだよ。自分で稼いだら良いじゃないですか?」
「だからこうして稼いでんだよ。ごたくは良い。はよ出せや。」
「ハァー。王都の冒険者もレベルが落ちてますね。」
溜め息をついてやれやれと表情を出して言葉を発すると、案の定殴りかかってきてので、1本背負い投げをしつつ腕を折る。
「ウギャー。」
「あっ。大丈夫ですか?生きてるみたいだから問題ないですね。失礼します。」
そのまま冒険者ギルドを出て商業ギルドへ向かう。中に入ると、20代後半の人がいた。
「クーヤン様こちらです。」
「すいません。お待たせしました。」
「いえ、先程着いたばかりです。こちらはミハイル木材店の責任者ミハイル様です。」
「始めましてクーヤンと申します。今回はよろしくお願いします。」
「ミハイルです。さっそく現場に案内して貰えますか?」
「解りました。」
ピューイ。指笛を鳴らして影虎と赤目を呼ぶ。
「影虎に乗って下さい。少し離れてますので歩くのは大変です。」
「これはテイムされてるのですか?」
「はい。」
影虎達に運ばれて10分程で現場に着いた。
「こちらの空き地と建物になります。」
「どのようにしますか?」
「空き地の方は周辺に5メートルの杭を打ち込んどきますので板で二重張りの壁を作りたいと思います。空き地の左端には剥ぎ取り出来る台と建屋を、その隣に倉庫を作り、空いたスペースは屋根を作って貰いたいです。」
「建屋と倉庫の大きさは?」
「建屋は横に4メートル奥行きはギリギリで高さは4メートル。倉庫は横に2メートル奥行きはギリギリで高さは4メートル。」
「建物は繋げて、壁で仕切りをつけて、剥ぎ取りする場所は道路側に入り口を、倉庫は敷地内と剥ぎ取り場から入れるように奥側に入り口を作る形で宜しかったですか?」
「それでお願いします。」
「壁の二重張りは10金貨、建物は28金貨、屋根は8金貨程見ていただきたいですが宜しかったですか?」
「はい。それと今ある建物は2階は6畳4部屋から4畳6部屋に替えて貰い。1階はキッチンがお客さんから見えないようにお願いします。後ろの倉庫は宿舎に替えて空いているスペースも宿舎にしてください。」
「2階は壁の張替と足りない分の壁なので、1金貨、1階のリフォームは耐久度をあげるために二つ柱を着けるので4金貨、宿舎は2金貨って所ですね。」
「すいません。柱の周りに円の形でテーブルにして貰い。イスも5個づつ着けて貰えますか?後、4人掛けのテーブル1個と6人掛けのテーブル1個とその分のイスもお願いします。」
「テーブルとイスは2金貨程ですね。それに人件費がかかりますので60金貨程見ていただきたい。」
「60金貨預けときます。足りなければ教えてください。」
「作業は28日からで五日ほど見ていただきたいですが宜しかったですか?」
「はい。」
「こちら預り証になります。60金貨預かった証明になりますのでなくさないようにお願いします。」
打合せを終えて宿屋へ戻った。
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