第19話 護衛依頼
ギルドに向かいながらどうするかを話し合う。
「王都周辺で活動するよりも、ダンジョンに潜りながら活動した方が安心ですね。」
「そうなの?」
「ダンジョンなら安全エリアもありますから二人で潜っても問題ありません。倒した物もポーターを雇い、少し多めにお金を握らせば口外しません。彼らにとって今日を生きるので必死ですから、一ヶ月も滞在しませんしダンジョンから出たら直ぐに王都へ向かえば、すぐに忘れられます。」
なんだろう?リーリンが凄く真剣に俺の事を考えてくれている。嬉しすぎて涙が出ちゃう。だって女の子だもんって俺男だった!!←このネタ知ってる人応援ボタン宜しく、知らない人も宜しく。などとアホなことを考えてたらギルドに到着!
「おいおいおい、ねーちゃん子守りかい。」
ギルドの中へ入ると柄の悪い男に絡まれた。
「坊主、しっかりねーちゃんの指示に従わないとテメーの命だけじゃなく
、ねーちゃんも巻きこむからな。ガッハッハッハ」
テンプレかと思ったら言いたいこと言って、俺の頭をクシャクシャして扉から出ていった。
気を取り直して、クエストボードを見る。ダンジョン都市への護衛は3商隊、一つは3日で着く最短ルートで護衛人数五人以上のCランクパーティー。
残り二つは合同で商業都市を経由の為、10日程かかる。どちらも明日の朝1の出発だ。
「ダメ元で最短ルートの所へ聞いてきます。」
ギルドの受付カウンターへ行き、依頼人に確認して貰うようだ。
「商隊の宿を聞いて来ましたので、今から聞きに行きましょう。」
受付嬢に聞いた。白衣の館の店主に商隊のナースがいるかを確認して貰う。すぐに人が駆けつけてきた。
「メディシナ商隊を率いているナースです。依頼の件とお伺いしましたが?」
「Dランク冒険者のリーリンです。今回Cランクを希望との事ですが、宜しければ私達を雇って頂けないかとお伺いしました。」
「失礼ですが、今回通るルートの危険度をご存知ですか?」
「もちろんです。山道のため盗賊が多いと、他に四人いますが、リー・ジェット男爵様につかえる騎士達になります。」
「そう言うことでしたら断る理由もありませんね。明日の朝一お願いします。」
「それでは、明日!失礼します。」
さすが、対人戦に関しては騎士の信頼は強い。幸い飛行タイプの魔物も今回のルートは見掛けたことがないのが幸いした。これがハーピーなどの巣が確認されたりしていれば、魔法使いがいない今回のメンバーだと断られていただろう。
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