第2話 辺境の貴族
転生先はリー・ジェット男爵の三男「兄が二人・姉が二人の五人兄弟」として生まれていた。五歳になった時に前世・前々世の記憶がよみがえり、親や姉にばれないように7・8ヶ月程この辺の事やこの世界の事を調べてわかったことは、
千人程住む町と近くに百人規模の村が三つある事!
それが男爵領である事!
一番近い別の領の町まで、馬車でも一週間かかる事!
ミシンガ王国で北にアマゾン国と東にマレー国があり西と南は広大な森になっている事!
父の領土は南西にある為に魔物の監視をしている事!
ある日朝起きると父に呼び出され、教会へ行くと言われた。
この世界では五歳になった年の最後の日に、教会でステータスの確認を行う為、現在父と一緒に馬車に乗っている。因みに名はクウヤ・ジェットだ。
「クウヤ、ステータスを確認後、領の案内をしてやる」
「はい、父上お願いします。」
記憶を取り戻した次の日に子供らしい態度で父上に接したら拳骨をくらい、貴族にふさわしい対応するようにと言われ、五歳にしては違和感があるが、堅苦しい対応を心がけている。
「父上、あそこに見えるのが教会でしょうか?」
屋根の上に女神の銅像がある建屋が見えた為、確認してみる。
「そうだ。」
急いでステータスの偽造を行う。
偽造前
クウヤ レベル1
体力 1000
魔力 40000
知力 8000
魅力 30
素早さ 8000
スキル
剣術レベル1 槍術レベル2 隠蔽レベル5 瞬動レベル3 隠密レベル5 鑑定レベル5 索的レベル5 手加減レベル5
魔法
火魔法レベル5 水魔法レベル5 土魔法レベル5 風魔法レベル5 光魔法レベル5 闇魔法レベル5 特殊魔法レベル5
女神の加護
ファーサンの加護
ベルダンディーの加護
スクルドの加護
偽造後
クウヤ レベル1
体力 10
魔力 40
知力 8
魅力 30
素早さ 12
スキル
鑑定レベル1
魔法
火魔法レベル1 特殊魔法レベル1
加護
なし
ステータス「能力やスキルや魔法」は努力次第では習得も可能な世界だが、五歳時にあるステータスは伸び率が違うため、貴族は五歳時のステータスで10歳から通う学校を選ぶようだ。まず8歳の年の始まりに王都へ集まり王と謁見し、その年の3月から二年間貴族としての振る舞い、基礎知識を王都にある学校【定員五十人】で学び、そこから自分にあった学校「魔法学園・剣士学園・魔法剣士学園」へ五年間学び15歳から大人として扱われる。これが基本的な貴族の子供の流れだ。8歳から通う学園は子爵以上が基本的でまれに男爵の子供もいる。俺は三男だから仮に人数がたりなくても8歳から通うことはない。これが長男や女であれば通う可能性も出てきたはけだ。女は政略結婚の可能性もあるため、次女以降でも貴族の振る舞いを習わせる。因みに次女の姉「ミリー」が今年から通っている。
「おはようございます。リー男爵お待ちしておりました。準備は出来ております。」
「朝早くからご苦労、さっそく頼む。」
「おはようございます。今日はお願いします。リー・ジェット男爵の三男クウヤ・ジェットです。」
「これは丁寧な挨拶。私はここの神父をしているフーチンと申します。それでは奥の部屋へ行きましょう。」
奥の部屋へ案内されステータスを調べた結果、魔法学園へむけて行く事になった。
参考までに一般的なステータス!
レベル1
体力 18
魔力 10
知力 10
魅力 20
素早さ 15
スキル
1つ2つある
魔法
1つあれば良いほう
加護
世界に10人もいない。あれば間違いなく教会へ連行される。
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