帰ってきたお母さん

 これは私の妹の担任のK先生が一週間前体験したお話です。


 夢の中で・・・


 「K!またこの辺散らかして!いい加減片付けなさい!」


 「おかあさん・・・。どうしたの?きれいに片づけているよ!」


 「そう・・・。」


 この言葉で目が覚めた。この時K先生はなんとなく嫌な予感がしたらしく次の日本当なら夜にお母さんの病室に行く予定だったが早朝の始発の新幹線で病院に向かったそうです。しかし新幹線で病院に向かった途中で携帯電話が鳴りお母さんが亡くなったことを伝えられた。これは虫の知らせというものなのか?K先生はそう思ったらしい。そしてお葬式の準備をするために実家に止まった、お母さんの遺体を棺桶に入れ棺桶を置こうと思ったが置く場所がなかったので仕方なくK先生はお姉さんはお母さんの遺体と一緒に寝ることにした。そしてしばらく寝ていると棺桶の中から



 「ピチャ・・・。ポチャ・・・。」


 水が垂れる音がした。K先生はその音で目が覚めてしまった。すると棺桶の上にお母さんがエプロンを付けた状態で立っていた。そして


 「お母さんどうしたの?」


 そうK先生が尋ねると


 「エプロンを片付けにきたんだよ。明日も早いんでしょ。早く寝なさい。」


 そういってお母さは消えた。K先生はお姉さんを起こして子の事を話すと


 「一緒にエプロン見に行ってみるお母さんの服とかまだ片付けてないから。」


 そういうとお姉さんとK先生は一緒にお母さんの部屋に向かった。そして2人は驚いた。だって片付けたはずのないお母さんの服やエプロンが置いておいたからの段ボールに畳んだ状態でしまわれていた。二人はお母さんが自分でやった。そう確信したそうだ。


 皆さんも大事な人を亡くしたときとかこのような経験ありますか?大切な人とかならもしかしたら出てくるかもしれませんよ。だってあなたをとても大切にしていた人なのですから。

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