第10話 夢

 これは私が所属しているネットの中の怖い話グループから聞いた話です。


 「眠いからもう寝るね。リビングの電気後で消しておいて!」


 母にそう言われ私は


 「わかった。」


 とだけ答えて再びパソコンをいじり始めた。しばらくして台風の影響だろう・・・。ビュー!と風が雨戸にたたきつけられるような音がした。最近は台風が日本海に向かっている。その影響でこちらにもものすごい風が夫雄ているのだ。しかし今回はどこかおかしかった。家の中で風が吹いているのだ。最初は扇風機を回していたのでその風邪かと思ったのだが明らかに自分だけでに集中して風が吹いているのだ。


 「さっむ!」


 どこから吹いている風かわからなかった私は仕方なく布団に移動し寝るようにした。


 「お休み。」


 誰かに言われたような気がして私は思わずお休みと答えてしまった。すると次の瞬間台風に巻き込まれたかのように私に暴風がたたきつけてきた。もう怖くて怖くてがんばって寝るようにした。


 ふと気が付くと朝になっていた。私は昨夜のことを話すと母に、


 「夢でも見たんじゃないの。」


 とだけ言われた。でも朝起きた私の髪の毛は風が吹きつけたせいで髪が横によっていた。


 一体あの風は何だったのだろう・・・。






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