　私の家のお風呂は扉を開けるとまず洗い場があり真正面には鏡があり鏡の横に湯舟があるんですよ。これは私が小学校の時に体験したお話です。

　あ・・・。ここまでくるとこんなに体験しているわけないでしょ・・。って思う人いますよね。私が体験した話と友達から聞いた話とか混じっているんですよ。申し訳なりません。では、本題に入りましょう。

　私が体を洗い終わり湯舟に入ってぼーっとしていた時です。ふと下を見ると水面に鏡が写って見えるんですよ。そこまでは普通ですよね。そこからが怖いんですよ。

　「なんだろう・・・。」

　水面を見ると鏡の中に何か白い靄がかかってたんですよ。でも顔を上げて鏡を見ると何も映っていなかったんですよ。だから私はごみがたまたま水面に映った鏡の中に浮かんでいたのかなって思ったんですよ。でももう一度水面に映っている鏡を見るとやっぱり白い靄がかかっているんですよ。しかもさっきよりも多きく。私は怖くなって慌てて出たんです。

　お風呂を出た後にもう一度お母さんに確認してみても何も映っていなくて。

　でも私には見えたんですよ。一瞬ですけどね・・・。

　白い靄が隅っこで動いているのが・・・。