40話 踊る戦場/崩壊のロックンロール
つい、先日。
目にした食堂が半ば崩れ客の代わりにもう誰かわからない奴が転がっていてその上をトカゲが我が物顔で闊歩している。
つい、先日。
枯れ木を見ながら歩いたその場所に、もしかしたらあの時声を掛けてきた奴かもしれない奴が倒れていて、その上をトカゲが我が物顔で闊歩している。
つい、先日。いや、その前の何日も。
見慣れた、愛着ある基地にクソトカゲ野郎共がわんわさか我が物顔で―――。
「死ねぇえええええええええ!」
咆哮を上げながら、俺はトリガーを引き続けた。
頭上から竜の頭を20ミリで撃ち抜き。
着地と同時に真横の奴を盾でぶっ飛ばしてそのまま杭を差し。
あるいは、振向いて指きりのガトリングで単眼を派手に散らせる―――。
レーダーは
遠くで声が上がる。銃声が響きマズルフラッシュが瞬いている。この基地の生き残りの防衛ライン。まずは、そこに合流するべきだろう。その為に、
「クソがァ!」
語彙も何もなくただ悪態を撒き散らし、俺は大きく跳ねた。
跳ねた俺の足の下を、何本もの尾が、牙が、交差し空を裂いていく――。
跳ねる戦術は、
着地した俺の足の下でトカゲの脳漿がつぶれて漏れる。
俺の右の単眼に杭を放ち首を飛ばす。
左は無視だ。装甲を尾なのか爪なのか牙なのか、何かしらが掠めたが、貫通していないならどうだって良い。
再度、俺は高く跳ね上がる―――空から、戦域を俯瞰する。
眼下一杯トカゲ塗れだが、どこか奇妙に、まるでトカゲの行儀が良いかのように、……それは竜の絨毯と言うよりむしろ、列を為した川のようだ。トカゲの濁流に吞まれた集落、か?
基地。防衛拠点―――天守閣があるって事は、基礎構造はそういう時代の、ヒトとオニがいわゆる合戦していた頃の流れを組んだ構造なのだろう。
要するに、建物の配置と通路の配置が、侵入した“歩兵”の進軍を塞き止めるように方条にぐちゃぐちゃに作ってあるってことだ。
建物自体を踏み潰し、あるいは竜の死骸を足がかりに建物の上を這っているトカゲもいて今撃ち殺しておいたが、そう言うのは少数派らしい。
楽に進める、道のある方に進んでいくのが大半だ。狭い道を大量の竜が蠢き――詰まって、お互いに踏みあっている箇所もある。
再度着地――と同時に周囲を制圧し、反撃される前にまた跳び上がる。
マズルフラッシュ――防衛ラインが大分近付いている。もう少しで合流できるだろう―――そんな位置まで来てから、俺は気付いた。
俺と同じように、闇夜を跳ねている奴がいる。敵じゃない、味方、人影―――。
屋根の上に立って戦場を眺めている金髪の男の周囲で、血まみれの杭が独りでに舞っている。
その逆方向では、何人かのオニが竜の集団に突っ込み、その背後、屋根の上で筋肉質なオニが指示を飛ばし続けている。
遊撃支援。防衛ラインの前で、突出した、ラインを突破する可能性のある竜の数をあらかじめ減らしているらしい。………もしこの場に居たならば、扇奈やらアイリスやらがその役周りをやっていて、いないから今やっているのは、参謀付きの奴ら。
それだけ追い詰められてるってことだが、同時に、あらかじめ全てにスペアがあるって事でもある。設備は古風で、用兵は近代に寄っている――。
そういう陣容にこの基地を作ったのは、間違いなくあの爺さんだろう。
で、その強かな爺さんは、俺の進行方向、すぐ目の前で―――やけに楽しそうに、闇夜の中跳ね回っていた。
司令官様自ら、月光に太刀を照らし、返り血に染まりながら口元に笑みを浮かべ、気楽に楽しげに、屋根から屋根へ飛び移って介入する戦場を吟味した末に、トカゲの密集地帯へと飛び込んでいく――。
周囲に何匹いるんだ?20じゃ足りないだろう。そんな中に一人で突っ込むとは、正気の沙汰とは思えない。………傍から見たら俺もああ見えるのか。確かに死にたがりだ。
死にたがりである事に間違いはないが、―――馬鹿やりまくって結果死ななかったからあの爺さんはあの年でもまだ、馬鹿やり続けてられるんだろう。
爺さんが竜の中へと落ちていく――笑いながら。
見物したいような気分もあったが、俺の方も地面が近い。足元の単眼の数々に、俺の――歪な“夜汰鴉”が映っている。
どうせ、あの爺さんも俺も、やる事は同じだろう。落下しながら、火器を手放して、野太刀の柄に手を掛けてみたのはただの気分だ。
落下しながら―――抜き放った白刃。
それが夥しい返り血に染まり、足元に首を跳ね飛ばされた竜が重なるのは、数秒後の話だ。
*
「駿河鋼也。戻ってきたのか?」
竜の最中を跳ねて突っ切り、防衛ラインにいるオニ、それからドワーフの顔まで見える距離になった頃に、
足元を制圧すると同時に振り返り、ガトリングガンで迫る竜を足止めしながら――俺は応えた。
「
「ふん……働き次第で考えて置こう。丁度良い。ここは任せる。遊撃支援だ」
即断即決、無駄な口は挟まず、将羅はそれだけ言うと血を払い太刀を収め、さっさと防衛ラインの後方へと駆けて行った。
とりあえず、指揮官様自ら前線に出るなんて馬鹿は、止めにする気になったらしい。
「……あの爺、結局人使い荒いな」
見送ろうという気もなく……と言うより竜がすぐ目の前にいる為に視線を切るわけにも行かず、俺はそんな事をぼやいた。
まあ、働く気で戻ってきたんだ。別に構いはしないが―――。
そんな事を考えていたところで、不意に、ガトリングガンのトリガーが軽くなる。
弾切れだ。そうなった瞬間に20ミリに持ち替え、迫る竜には問題なく対処したが……こちらの残弾もそろそろ心もとない。
可能なら弾薬の補給が欲しい。
そう考え、俺も一旦、引く事にした。
後ろ向きに闇夜を跳ね、近隣で火急的に防衛ラインの脅威になるだろう竜の集団を一つ、残りの20ミリと杭で間引きし、そのまま、俺は防衛ライン―――マズルフラッシュが瞬くその場所へと合流する。
いるのはオニと、ドワーフ………そこにも、知った顔があった。
イワンだ。整備兵……には見えない格好の。
体に弾帯を巻きつけ、腰だめに、ドワーフでなくても巨大だろう砲門―――ガトリングガンを構え、建物の合間から殺到してくる竜に弾丸の雨を降らしている。
………一々“夜汰鴉”についてるガトリングガン。誰が使うのかと思ってたら、こいつだったのか。……趣味ばっか押し付けやがって。
そんな事を考えながら、俺はイワンの背後に着地した。
イワンはトリガーを引き続けながら、横目に俺を見て、言う。
「……あ?なんだ、坊主。もう一発ヤって戻ってきたのか?すげえ早漏だな、おい」
「言いたい事はわかった。あんたの所は支援しないでおいてやるよ」
「冗談だろ?じゃあ何しに戻ってきたんだよ、坊主。………リロード」
言うが早いか、イワンはガトリングを止め、弾帯の交換を始める。
こっちの弾薬も心もとないが、リロードの間くらいは持つだろう。
入れ替わるように、俺は顔を覗かせる竜に20ミリを叩き付け出した。
周囲には他の奴もいる。足止め用の速射火器を持っている奴の後ろに、竜を始末するための火器を持った奴ら。……確かに防衛ラインになってる。よほどの大群が来ない限り持つだろう。そして、そのよほどの大群も建物で分断されていて、かつ、その上で尚やばい部分には遊撃支援。
効率の良い軍隊だ。勝利はないが負けはない。勿論、ただし書きは付くだろうが。
「……で、ここはどのくらいもつんだ?」
「知るか。……弾があるうちは死なねえよ。けど、無限じゃねえ。おい!この馬鹿の弾換えてやれ!」
リロードの作業が終わったのか、イワンはまた
俺の周囲には、ドワーフが何人か寄ってきた。リロードしてくれるらしい。この特殊な形状のFPAを着たまま換えるのは確かに手間だ。
リロード作業を味方に任せながら、俺はまた、イワンに問いかける。
「……で?現実的には?」
「竜は無限だ。弾は無限じゃない。こっちの体力も。この調子じゃ、数日もったら頑張った方だろ」
「増援は?」
「来るならあの爺さんが前線に出るわけねえだろ」
もっともだな。オニの本国は、式典の準備に借り出されてるとかだったか?と言うより、その辺の対処をする為にあの爺さんが下がった、か。それで増援やら補給が来るなら良いが、来ないなら……。
俺の傍からドワーフ達が離れる。弾薬の補給を終えたらしい。細かい事はそう言う役回りの奴に任せておこう。
俺のやることは、どちらにせよ………。
「……とりあえず、竜を減らすか」
「おう、派手に行け」
軽い調子で、イワンは言う。
………このおっさんも、ずいぶん場慣れしてるな。
そんな事を考えながら、俺はまた、夜闇の中跳ね上がった。
*
確かに、竜は無限に現れるらしい。
何度か弾奏を換え、その度に竜の最中へと躍り出て―――けれど、いつまでも終わりが見えない。
時たま、さっきまでいなかったはずの位置に突然竜の集団が現れる事もある。
瞬間移動で、物量戦。最終的には、竜の戦術はそこに行き着くのだろう。
ある程度防衛ラインは安定しているが、けれどそれは今だけの話だ。長引けば長引くだけ、この多種族同盟連合軍は不利になっていく。それに何より、士気も問題になってくる。
終わりが見えないままに、大量の敵を捌き続けるのは、精神的に大分堪えるだろう。今はまだ、こんな状況になったばかりだが、日が経つ毎に思うように体が動かなくなるはずだ。
……駆けつけてみたは良いが、大局を左右するほどには動けない。
そんな、戦場で、前線の兵士にとって
突然、レーダーの赤の濃さが増す。
周囲の竜の密度は変わっていない。変わったのは、竜の大群の後方辺り。
跳ね上がった俺が遠目に見たのは………死の絨毯だ。
トカゲ、トカゲ、トカゲ………単眼単眼単眼。
そんな、抗いようのない光景。大量の竜が一気に瞬間移動してきたらしい。数は?……数え切れない。
そんな竜の数々が破壊しようと狙っているのは、どうやらこの奥の防衛ラインではなく、建物の方。
進軍を遮っている建物を、破壊しようと……踏み潰しに入っている。
知性体は防衛陣地の概念まで覚えたのか?もしくは、単純に、邪魔だと思いついただけか。
どうあれ、その行動を許すわけにはいかない。防衛ラインが生きているのは陣地によって一度に会敵する竜の数が限定されているからだ。なくなればここは竜に吞まれる。
止める必要がある。止められなくとも、少しでも邪魔をして遅らせる必要が。
また竜の大群の頭上を通り抜ける必要があるが、何度だって通った道だ。幾らでもやってやろう、その為に戻ってきたのだから。
俺は竜の後方、新たに現れた大群の元へと向かおうと跳ね―――その、瞬間だ。
「……ッ、」
不意の衝撃が俺を襲った。何かが、装甲を掠めたらしい。
何か……なんて白々しい話だ。飛ぶ奴が近付いてきたらさすがに気付く。だからそうじゃなく、空中にいる俺を攻撃できる奴―――。
バランスを崩したまま落下する――どうにか体勢を整えながら、邪魔してきた奴を見る。
黒い、竜。……周囲に何匹かの雑魚を付き従えながら、その背の杭を
トカゲの分際で賢い話だ。生命線を見抜き、生命線を壊しに掛かり、その、生命線を壊す要因を壊そうとする俺のような奴を足止めするための駒を呼び出す――。
舌打ちをする―――どうにか着地した俺に、黒い竜、その周囲の雑魚が駆け寄ってくる。
こいつらに関わっている暇はない。時間が経つ毎に、防衛陣地が削られる。かといって、この黒い竜を放置すれば、こいつがそのまま俺の背後の防衛ラインそのモノを破壊し始める。
………手早く殺す必要がある。
雑魚とまとめて、黒い竜を。
一人で、相打ちせずにやれるか―――その疑問に意味はない。
雑魚が迫る。黒い竜はその奥――俺を睨んでいる。リロードが済み次第また撃って来るだろう。中距離では手間取るだけだ―――だから。
「――ああああああああああああああああああッ!」
俺は、正面から突っ込んで行った。飛び跳ねる戦術は使うべきじゃない。無駄に時間と隙をさらすだけだ。ただ、
黒い竜の元に辿り着くまで、迫る雑魚は5匹。右側に3匹、その内1匹は屋根の上、そして左側に2匹。一番近いのは右の奴。だが、距離を詰めれば、その分だけ左側は
火器を持ち換える―――ガトリングガンを握り、握った直後にトリガーを引く。
一番手前―――至近の奴へと1秒、狙わずにトリガーを引く。
ガトリングの弾丸は竜の外殻を貫通はせず、だが衝撃でほんの数秒、その動きを止める――その間に、武器の持ち替え。ガトリングを20ミリへと持ち替え、狙うのは左側の二匹。
死角に入られる前に、トリガーを引く―――。
20ミリは一番慣れた武器だ。今更外すわけはない。だから、着弾を観察する前に、火器を手放す―――弾丸で足止めした右の一匹が動き出している。もう真横、牙が、爪が届く距離。火器は銃身の長さが仇になってもう間に合わない。だから―――。
真一文―――。
右側手前の竜、牙を向こうとしていたその首を、野太刀によって跳ね飛ばす。
噴水が右手に、ほぼ同じタイミングで、左側の2匹が赤い華に変わり崩れ落ちる―――これで、死角に回られる可能性は減った。
残りの雑魚は右手側に2匹―――その内の一匹は、右上、屋根の上で、その尾が翻っている。攻撃の予備動作だ。その尾は、俺に届く。
そして、野太刀は届かない距離。相手の尾は迫る。火器に持ち換える間はないだろう。間を作る為に退けば、黒い竜に到達する前に、また他の雑魚がその間に立ちふさがり、延々時間を取らされるだけ。だから、
「クソがァ!」
だから、俺は退かず―――野太刀を投げた。
屋根の上の一匹―――俺の頭上から尾を突き出そうとしていたその単眼に、野太刀が突き刺さり、どろりと屋根に血を垂らしながら崩れる――。
当たるかどうかは賭けだったが、当たった分だけ
残る雑魚は一匹。
再び火器を、20ミリを握り、前に進む足を止めないままに、最後の雑魚を撃ち殺す――。
これで、雑魚は片付けた。
後は黒い竜―――だが、視界の中に、その黒い竜の姿がない。
「……また死角か、」
呟きながら、レーダーで位置を確認する。黒い竜は確かに、俺の左手側にいる。丁度、俺の死角に紛れる様に。
方向と位置は、確かにわかる。だが、何をしているかは見えない。
かといって、躊躇えばまた同じことを繰り返す羽目になるだろう。そんな時間の無駄は、避けるべきだ。
「ああああああああああああああああああああああああッ!」
見えない恐怖へと抗うように、俺の口は咆哮を上げ、俺は、その、見えない黒い竜の元へと正面から駆ける――。
こういう時のための装甲だ。もう何度か、この左側の装甲に、盾に、守られてきた。耐久値に限界はあるだろう。だが、今この瞬間ならまだもつはずだ―――。
死角から、盾の向こうから、衝撃が襲い掛かる―――オニの能力で知覚された緩い痛覚は、それが杭による攻撃だという事を俺に理解させる。貫通せず、逸れて彼方へ。
相手の手札は知っている。後は、刃の一撃。それはこの装甲でも喰らった事がない。そもそも、頼りすぎてもいる。耐えるかどうかわからない。だが、今更この装甲を信用しない選択肢はない――。
レーダーを見る。レーダーを注視する。黒い竜の位置がわかる。黒い竜が、次に何をするかわかる―――。
それは、錯覚だったかもしれない。あるいは、半分オニだからこそ、ダイレクトにレーダーを認知できているのか。
“夜汰鴉”の電算の結果が直接俺の脳にフィードバックされたかのように――見えた気がした。
死角に立っている黒い竜。その挙動、動作。あるいはそれ以外、この戦域、全方位の、色のない景色が。
長屋だ。方々に長屋がある。その屋根に、たった今俺が殺した竜が崩れている。半分泥のような地面、道には、俺が撃ち殺した竜の死体。静かな郷愁に赤い爬虫類が倒れ臥す奇妙な、色のない地獄の最中――。
俺の正面左―――黒い竜が振りかぶっているのは、その右腕の大鎌――。
タイミングがわかる。その刃が俺を貫くタイミング。振り下ろされるその瞬間―――。
俺は躊躇わず前に出て、可動式の装甲、左の盾で、迫る刃をかち上げた。
ザザザ―――火花と共に、ノイズの様に聞こえてくるのは、装甲の表面を大鎌が滑っていく音だろう。
体当たりの様に突っ込み、迫る大鎌を盾で跳ね上げ―――俺の目の前にいるのは、無防備な黒い竜。
半分は
黒い竜は―――皮殻の奥の単眼は見ただろう。
跳ね上がった装甲の奥で、
「あああああああああああああああああッ!」
絶叫と共に、体当たりのような勢いのままに、俺は、
砕け散った皮殻。その奥の単眼が杭に貫かれ潰れ赤い涙のように―――。
「………テメエも、もう雑魚だ」
トリガーを引く。杭が放たれ、黒い竜の単眼を、いや頭部それ自体を吹き飛ばしぐちゃぐちゃの熟れたトマトの様に、夜闇の中弾けさせる。
ぐらりと揺れる、首の無い黒い竜。それが倒れるまで見送ってやる義理はない。
次がある。さっさと、防衛陣地を壊そうとしている奴らを潰しに行かなければならない。
屋根の上の死体から、野太刀だけを回収し、俺は彼方―――竜の大群へと視線を向ける。
……と、この短い間に、その場所の状況も一変していた。
陣地を壊そうとする竜の大群。その側面から、竜を殺す軍勢がある―――。
刀が舞う。
銃声が歌う。
………空飛ぶ杭が踊り、竜の絨毯を掘り返している。
その軍勢。最奥には、気取った女が。最全面には、派手な背中が。
孤立していた分の部隊を集めてきたのだろう。おそらく、扇奈が。
狙ったのか、あるいは偶然か……どちらであれ完璧なタイミングでの、増援だ。
竜は陣地を壊す、どころの話ではない。俺がわざわざ行く必要も無く、防衛陣地は守られるだろう。
「……まだもちそうだな、」
そんな事を呟いて、俺は俺で、今俺にできる最善を、俺の役割に徹した。
まあ、徹するも何も、結局馬鹿の仕事は一つだけ。
………
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