僕にとって特別なあなたたち

 大人版カクヨム甲子園(きのう、失恋した)をテーマに書きはじめた小説を先程書き終えました。完結させた作品のなかでは、今のところ一番長いです(といっても三話です)。

 テーマが失恋なだけに、なにか奇抜なアイデアが無い限り、登場人物には失恋を経験させなければなりません。自分でこのテーマを選んでおいて何なんですが、書いててつらかったです。

 「失恋」で面白くするために、序盤の恋はなにも考えず幸せなものにしようと思いました。それが、終盤で壊れるから面白いのだと。ただ、小説初心者の自分は、ここではまだ気付いていませんでした。

 その恋を壊すのが自分であるのだと。


 序盤に作り上げた二人の関係、人物像に愛着が湧いてしまいました。

 今回、小説を書いていて、登場人物を殺している感覚をはじめて味わいました。

 書きはじめた以上、ストーリーの向かわなくてはいけない結末に向かって、外でもない自分自信が書いていかなくてはいけない、それが作家なのだとわかりました。

 書きながら、今まで読んだ本を何冊も思い出しました。

 こんな思いをしながら書いてたんですね。


 しばらく、明るい話が書きたい。読みたい。そんな気分です。

 




今回書いた小説です。


『さいしょの愛をちょうだい』(3話完結)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890688534

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