第25話 楽器編成

 突然ですが。音楽にはパート編成というものがございます。

 管弦楽、吹奏楽、弦楽四重奏、ピアノ五重奏……主だったところはこの辺で。


***


 管弦楽というのはオーケストラのことですね。よく『オケ』なんて言われます。

 私はほとんど行かないんですが、『カラオケ』なんかは歌の部分が空っぽでオケだけだから『カラオケ』なんですね。


 オーケストラは基本的に弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器、(編入楽器)で構成されます。

 弦楽器は、第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス。

 木管楽器はピッコロ、フルート(アルトフルート持ち替え)、オーボエ、イングリッシュホルン、クラリネット、バスクラリネット、ファゴット、コントラファゴット辺りかな。

 金管楽器はホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ。

 打楽器はティンパニ、あとは曲によっていろいろ。数人で何種類もの打楽器を演奏するので、人数によっては走り回ることになります。

 編入楽器は、曲によって編入する楽器のことです。ハープ、チェレスタ、オルガン、ピアノ……その辺りだと思います。


***


 これが吹奏楽になると、文字通り『吹いて演奏する』ので、弦楽器が無くなります。マーチングなどで使われると思えばわかりやすいでしょう。とは言え、ステージ演奏が多いので、コントラバスも入ります。

 『管弦楽に無くて吹奏楽にある』楽器もありますね。サックス(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン)、ユーフォニウムなどがそれにあたります。


***


 カテゴリを超えて編入することもあります。

 みなさんご存知『ボレロ』(ラヴェル)には、長いサックスソロがありますよね。サックスは普段オケにはいませんので、この曲のときはサックス奏者に来て貰うことになります。


 ピアノさんは割とどこにでも顔を出しますね。

 『動物の謝肉祭』(サン=サーンス)では中心となって曲を引っ張ってますし、組曲『道化師』(カバレフスキー)でもピアノが活躍してます。運動会のやつね。

 『ます』(シューベルト)ではピアノ五重奏曲として弦楽器4本と仲良くやってます。


 チェレスタさんも人気者かな。

 組曲『惑星』(ホルスト)にも顔を出してますね、あのチェレスタの音は「お星さまキラキラ~」って感じですからね。ここで使わずにいつ使うのだ!ってなもんですね。


 え、ヤダもうこんなに書いちゃった、あっという間よね~。ネタは少し取っておかないとね。

 でも、音楽の話って楽しくていくらでも書けちゃうのよね~。



 だってクラシックファンなんだもん!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る