第24話 超絶なんだよ!(1)
っていうくらいなので、超絶技巧練習曲をたくさん並べて終わり。というならこのエッセイ必要ありません。
「この曲、曲名知らなかったんだよ~、やっとつながったよ~」ってのが無いとね。『超絶技巧練習曲』とかってのを片っ端から聴いてりゃいいわけですからね。
超絶と言っても色々あるんですよね。私の『推し超絶』はやはり管弦楽です。ズバリ、三つ披露します。
まずはこれ。ニ長調なのでドとファに#がつきますよ。
♪じゃーんじゃじゃ じゃーんじゃじゃ じゃん!(全部レの音)
♪レミファソラシラソファミレドシラ
♪じゃーんじゃじゃ じゃーんじゃじゃ じゃん!(全部ソの音)
♪ソラシドレミレドシラソファミレ
今回は音階付けたからわかりやすいかな。
歌劇『ルスランとリュドミラ』「序曲」(グリンカ)でした。如月はこの曲を個人的に『超絶ルスラン』と呼んでいます(特にゲルギエフが振ってるやつ)。
その昔、某吹奏楽団に入りましてね。パーカッショニストであることを隠してコッソリとサックスで入団したわけですよ。サックスは初心者でした。ええ、初心者でしたとも。
一番最初に渡された楽譜がこれでした。テナーのサードでね。死にました。死にましたとも!!!
次行きます。ヘ長調です。シに♭が付きますよ。
♬ふぁーーーーーみーーーーーれ
♬どらどれみれどし らふぁらしどしらそ
♬らそふぁみ ふぁみれど れどしらそ れ
♬ふぁ ドン(B.D.) ピシ(シンバル)
答えは、『交響曲第4番』第4楽章(チャイコフスキー)でした。如月はこれを個人的に『チャイよんよん』と呼んでいます。
これは中学一年、吹奏楽部に入って一番最初にやった曲です。
ねえ、どうして如月が初心者のときばっかり超絶やるの? ねえ、どうして?
次行きましょう。だんだん易しくなっていきますよ。
再びニ長調なのでドとファに#がつきますよ。
♩れどれどれ れどれみふぁみふぁそ らそらそら
これだけでわかるかな?
答えは歌劇『フィガロの結婚』「序曲」(モーツァルト)でした。如月はこれを個人的に……特に呼び名は無かったようだ。
この曲には苦い思い出はありません! ティンパニでしたから!
如何でしょうか、結構有名どころの超絶を集めたんだけど。やっぱりね、みんなで話題を共有したいもんね。
だってクラシックファンなんだもん!
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