第6話 学校やーめた

 僕は、天文学者のおじいちゃんを亡くした。「僕も、天文学者になる」夜空に向かって叫んだ。でも、曇りだった。それでも星の明るさ、温もり、美しさ、やっぱり感じたんだ。僕は、おじいちゃんみたいな天文学者になってやる!学校なんか休んで星のことをいっぱい頭に詰め込めば、きっと、きっと、なれる……。

 

 お母さん、僕今日休む。するとお母さんは、おじいちゃんが亡くなったこともあったし、すんなり休ませてくれた。家族はみんな仕事へ行った。僕はすぐに、おじいちゃんの研究所へ急いだ。

「わあ、すごい。」

 まだ星の時間ではないが、かすかな光を感じた。それは、僕に何か言いたげだった。


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