閑話 一方その頃、第666魔界にて


コンコンコン

「入れ」


「はっ!失礼します!!」


「何の用だ?」


「はっ!第7魔界にてドラグリウス様の転生者を名乗る者が現れました。」


「我の転生者……だと?第7魔界………。その者について分かっている事は?」


「はっ!申し訳ありません。現在はまだ火の精霊の契約者という事しか………。」


「そうか、分かった。仕事に戻れ。」


「はっ!失礼します!」


「………火の精霊の契約者か。おい、リストはどれくらい埋まった?」


「先日のカルタ族族長で約半分と言ったところです。」


「半分か……。クックック、丁度いい、息抜きがてら少し遊んでやるとするか。」


「おいカグツチ、話は聞いていたな?」


「はっ!」


「相手は火の精霊の契約者。どれほどの使い手だろうと、火の魔力で戦う以上お前が負ける事はないだろう。楽しんで来い。」


「はっ!ドラグリウス様の名を語る不届き者、このカグツチが塵としましょう。」


「クックックあぁ、期待しているぞ。火の四天王、爆炎のカグツチよ。」

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