第3章 野球の試合での流れとは(2)
野球の流れに関する格言の二つ目は、
2:野球はツーアウトから
である。
「試合は下駄を履くまで分からない」とも言う。
プレッシャーのかかっている試合ほど、最終回のスリーアウトを取ること、打者を一人打ち取ることの難しさは経験しないと分からない。
野球は何点リードしていようが、守り勝たないと勝てない仕組みになっている。なので、個人的には攻撃より守備を重視している。
野球の大まかな3要素、「走攻守」のうち、信頼出来る、練習で必ず上達するファクターは「走」と「守」である。
まずが、「勝ちを意識したほうが不利」になると思う。なぜなら、自分でプレッシャーをかけているに他ならない。「勝てる」「自分の所に打球が来たらどうする」などと思うと動きが固くなり、普段力が出にくくなる。
「10回までやるんだ」という気持ちで心構えれば良いだろうか、人によるが、試合終了まで気持ちを切らない事が重要だ。
逆の意味を考えると、負けている場合の攻撃時、「ツーアウトからでも得点出来る」という気持ちも大事である。それは確率は低いが、理屈上十分あり得る事であり、「諦めない事」が得点を生む。
仮に、最終回のバッターが能力が低くても何が起きるかは神のみぞ知るのだ。三振しても振り逃げから得点する場合もあり得る。
メンタル面では「楽観的に臨む」方が良い結果を生み出すように思える。「どうやっても打ってやる」と思って打席に立つと大概力が入り過ぎ、良い結果が出にくい。「ダメでも死ぬ訳ではない」は言い過ぎだが、その位でもいいと思う。
「諦めない」プレーが流れを呼び込む。ファインプレーが出ると、いい流れが来るのも良くあるケースだ。
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