第4話 今日から見習い魔女
朝食後から魔女の館で魔女修行を始めた。魔女の薬の基となるハーブや果樹の世話は魔女全員で行っていて中々の重労働だ。
見習いとはいえ植物の加護持ちのエマが活躍できる場面は少なくない。
さーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。
エマはハーブ園や畑全体を覆うくらいの範囲なら雨を降らせることができるのだ。
魔女が魔力と呼ぶ力は天界では神力と呼ばれる。同じ花を薔薇やRoseと呼ぶようなもので実質は同じものだ。
「便利ねえ。」
そうつぶやいたのは先輩魔女のドロシーだ。
先輩魔女たちは箒に乗って飛ぶことができるが、エマは箒なしで飛ぶことができる。背に生えた羽はまだ小さくて小回りが利く。
高い木の上の方にある葉や実が必要な時、箒で飛びながら取ろうとすると箒が枝に絡んで危険だが、エマならスイスイだ。今も先輩魔女に頼まれ、ふわふわと浮かびながら木の実を採取している。
ハーブや果樹の世話をしたり、薬作りを習ったりしながら、読み書きや計算、歴史などを教えてもらう。高い知識や技能あっての魔女なのだ。
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