2022/08/01 ~ 2022/08/31

映画ゆるキャン△ 原作:あfろ 制作:C-Station

【起】

 山梨県の観光推進機構に勤務している大垣千明は、廃墟となっている場所の再利用を任され、キャンプ場づくりをしたいと考えていた。

 そのことを相談する相手として志摩リンを頼り、夜に飲みの席で話すと、彼女からもキャンプ場にしてはどうか、と持ち出され最終確認もせずに現地までタクシーで拉致。

 現地に到着して辺りを散策する二人だったが、大垣千明が泥酔のため爆睡してしまう。一人残された志摩リンもとりあえず朝まで留まることに。

 翌日の朝、犬山あおいがなぜか現場に車で現れ、なんとそこで大垣千明がすでにかつての仲間に招集メッセージを送っていたことが明らかとなる。

 犬山あおい、各務原なでしこ、斉藤恵那もキャンプ場づくりに協力する運びとなった。



【承】

 最初は慣れないキャンプ場づくりに四苦八苦する面々だったが、大垣千明による根回しにより周囲の住民から差し入れや指導を受けて、どんどん整地や修復が進んでいく。

 しかし。



【転】

 斉藤恵那の愛犬――ちくわが、陶器の破片らしきものを発見する。それは縄文時代のもので歴史的価値があるとして、キャンプ場企画が頓挫してしまう……。

 一同は諦めかけそうになるが、それぞれが時間をかけて悩み、やっぱりキャンプ場づくりを続けたい意思を固める。特に大垣千明の発想が光り、いっそ土器発掘現場を身近に見られるキャンプ場として企画し直してはどうか、と考える。

 企画が通り、キャンプ場づくりが再開される。



【結】

 キャンプ場は完成し、初日はいろいろ不手際があったものの乗り切り、観光推進機構にいる大垣千明がキャンプ場の保守管理をしている。

 そうして、かつての仲間たちは再びそれぞれの道へと戻っていったのだった。

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あらすじ文庫 水嶋 穂太郎 @MizushimaHotaro

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