ピンポンラバー 著:谷山走太 出版:ガガガ文庫

【あらすじ】


 幼い頃に卓球で負けっ放しのままヒロインに去られてしまった主人公が、怪我をしても諦めずに卓球の腕を磨き続けて、ついに卓球の高校で再会するお話。


 ……いや、これ難しいんですよ。

 たぶん不正解です。


【あらすじ改】

 離ればなれになった主人公とヒロインが、卓球を通じてようやく高校で再会するお話。


 このくらい大雑把にすれば、なんとか……。


読了:2019/05/24(金)


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【感想】 ※おまけ


 途中まではスポ根のお手本のようなお話。

 クライマックスで若干ひねっているため、『強敵を倒すお話』なのか『互いに再会するお話』なのか見えにくくなっていると思うのは、わたしだけだろうか。


 ヒロインが約束の人なんじゃね、と気づけないわたしは、相当におかしいと思う。

 ちょっと引っかかりはしたものの、最後の最後に明示されるまで、はっきりとは気づけなかった。


 最初にも述べたとおり、スポ根のお手本のような作りになっているので、どんなスポーツであろうと書いてみようか読んでみようかと考えている人には、よい作品だと思われる。


 卓球をよく知らない人でも『どうすれば伝わるか』とか『迫力がでるか』など、わかりやすく描写されている。

 キャラクター小説としてはなかなかの良作。

 

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