第26話 「TOMOHIRO」(@Bigtree_if )様

 ちょっと斜めからさ、世界を捉え直してみたいんだ。


 ボーイ・ミーツ・ガールは最初っからお互いにメロメロじゃなきゃだめか?人と人の出会いって、もっと複雑で、もっと不協和音が鳴って、お互い思いもよらなかった所に落ち着く、そんなもんじゃない?そういう所に運命とか、幸福とかを感じるんだよ。わかんないかなあ。


 毒舌な女の子が、活き活きと毒を吐く。人によっちゃ、うわっなんだこいつって思うだろうね。でも、こんなに気を許してるんだって思うとさ、なんか、ああ、いまこの子すっごい輝いてるなあって思わない?逆にさ、甘い甘い砂糖だけで出来たみたいな大人しくって優しいばっかりの子とか、嘘くさくって。


 主人公の勘違いに、読者の思い込み。そんな偏見をぶった切って、こいつらやっぱ運命だわって言わせたい。最高じゃん。最初っから「わーお似合いの二人だねー」みたいなヤツらよりさ、「ああーそこ来たかぁー」みたいなさ、驚くんだけど、すっごいしっくりくる組み合わせ。


 だから。


 最後まで読んでってよ。思い込み、ぶっ飛ばすからさ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る