　洋館、正装、怪盗、人形。きらきら光るメリーゴーランド。ウィットに富んだ言葉遊びと、ティーパーティー。

　世界は、心躍るもので満ちている。

　そう、ちょっとしたコツさえ掴めれば、日常のそこかしこに心躍るもの（ワンダー）が転がっているのが分かるだろう。

　こんこんっ！

　読者の心の扉を叩く。「ご一緒に参りませんか？紳士淑女の方々（レディースアンドジェントルメン）。世界は、こんなにも面白い」白い耳を揺らして囁けば、眠っていた幼心が起きてくる。

　この世はワンダーランド。素敵なもの、甘い甘い夢、そこに入ってくるスパイスのような現実（ハードル）。想像のバネを利かせて、ホップ。機転の靴で、ステップ。創作の羽を広げて、ジャンプ。

　そりゃ、人生そう簡単に「みんなは　しあわせに　くらしました　おしまい」とは言えないものだ。苦難艱難、七転八倒。でも、チャップリンだって言っていた。『人生は近く（クローズアップ）で見ると悲劇だが、遠く（ロングショット）から見れば喜劇だ』って。

　ああ、なんて不幸なんだ！と嘆く時間も必要だけど、それを笑い飛ばすコツも忘れないで欲しい。

　改めて、これを読んでいるあなたに申し上げよう。

　「さあ、ご一緒に参りませんか？」

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