第5話 かくれんぼ
近藤君を案内して、王子さまの待つ応接室へ。
「王子さま、先生が来ましたよ」
と、いいながら扉を開くが、誰もいない。
きっと、先生に会いたくないから、ここから逃げたのだろうと想像がつく。
仕方なく、所在確認のために広域探知(レーダー)を使う。
すると、隣室に隠れていることが分かったので、一計を考え、近藤君にお手伝いをお願いした。
「近藤君、王子さまが隣の部屋に、隠れているので、呼んできてもらえないかな?」
「かくれんぼ?」
「うん。お願い出来る?」
「いいよ」
そう言うと、隣の部屋に行ったようだ。
隣は、この応接室の控え室になっていて、こちらかはカギがかかるが、向こうからは解除できない。
応接室内に直接入る扉も同様だから、王子さまは、応接室から控え室に移動したのだろう。外には、護衛がいるし、勉強のための先生待ちというのは、知っているから部屋から出さないはずだしね。
「王子さま、みっけ」
近藤君は、お願いを聞いてくれたようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます