第4話 初めての先生
宮廷魔導師が、召喚術を使う。
言語の付与だけでなく、王子さまの要望と先生として呼んだことの理由。
報酬などを召喚移動中に相手に伝える事で、王城内の召喚の間での説明を省き、すぐに先生としての職務を全うできるように変更したのが、特徴だ。
最初に呼ばれたのは…
「先生?」
説明は、していたものの最初に現れたのは、王子さまとあまり年齢が変わらない男の子。
宮廷魔導師は、
「君と同じくらいの王子さまのところへ行きましょう」
と召喚の間から出ながら、男の子を促すと同時に、自己紹介を交わすことになった。
「私は、宮廷魔導師のリックと言います。あなたは?」
「僕は、近藤 正。私立 橘花(きっか)小学校5年生の11歳です。好きな教科は…、読書です」
どうやら、好きな教科は“ない”らしい。
それで、読書という趣味を言ったのだろうと思った。
年齢も近いし、最初の召喚者としては、上出来かもしれない。
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